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小田原「曽我丘陵の梅林」【四季折々の花、草木】〈名所編 その42〉

人は年齢を重ねるにつれて自然の奥深さに気づき、「花鳥風月」の順に興味を持つようになるのだとか。

いつからか、仕事の取材先や趣味の登山の目的地へ向かう途中に「○○の○○」と呼ばれる花や草木にまつわる名所を見つけると、立ち寄るようになった。

これまでSNSに投稿した全国各地の名所(画像)を、その時季に合わせて紹介していく。

四季折々の花、草木〈名所編〉

その42「曽我丘陵の梅林(曽我梅林)」

神奈川県小田原市の「曽我丘陵」へ。

JR東海道本線「国府津駅」下車、「曽我丘陵」を尾根づたいに「曽我の里(下曽我駅)」へ約3時間。

この日は「小田原・曽我梅林まつり」の真っ只中。

終始、薄曇りではあったけれど、ちょうど見頃だった。

写真は〝梅と富士山〟。

令和2年(2020)2月15日のFacebookより

【撮影日】
令和2年(2020)2月15日

【所在地】
埼玉県入間郡越生町堂山113

【メモ/雑学】
・平安時代中期に相模国府の外港が置かれた、国府津から北方約4kmに連なる丘を「曽我山」(「曽我丘陵」)という。
・「曽我山」という山名は独立峰の名称ではなく、北から「浅間山」(317m)、「不動山」(327m)、「高山」(246m)などの総称。
・「曽我山」(曽我丘陵)の山裾から平野部にかけて広がる「別所」「中川原」「原」の3つの梅林を「曽我梅林」といい、約35,000本の梅が栽培されている。
・「曽我」という地名の由来には、古代ヤマト王権の有力豪族・蘇我氏が各地においた部民(蘇我部)とする説や、鎌倉幕府の正史とされる『吾妻鏡』に登場する相模国「曾我荘」の領主・曾我氏とする説がある。
・「曽我山」(「曽我丘陵」)という山名は、この曾我氏の居城があったことに由来するという。

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