子育てと転職と

こんにちは。MOSHアドベントカレンダー2023の19日目の記事です。

[MOSH Advent Calendar 2023](https://adventar.org/calendars/9548)

普段はMoshの機能開発担うエンジニアとして勤務しています。ですが今回は技術の話は一切しません。回顧録。

唐突ですが、僕はだいぶ転職回数が多いです。ごくごく短くお手伝いのようにJoinしていたものも含めると両手を超えそうです。ジョブホッパーと言われ転職市場では敬遠されがちにも関わらずなぜまた転職をしたのか、なぜMOSHを選んだのかお話できればと思います。

僕には2歳半を迎えた娘がいます。イヤイヤや、やんちゃが加速して大変な時期ですが何者にも代えがたい可愛さです。正直自分がこれほど子供を好きになるとは思っていませんでした。妻にも同じことを言われます。「命名や準備も真面目にやらずふわふわしていて、本当は子供欲しくないんじゃないかと不安だった。」とまで言われました。決して不真面目だったわけではなく、あまり実感がわかずどうしたものか分からずにいたのだと今なら思えます。ただ、出産を控えた妻を不安にさせたのは申し訳ないです。

コロナ禍の時期で出産にも立ち会えず面会にもいけませんでした。出産を終え無事退院した妻と娘が我が家に帰ってきました。産まれたことを本当に実感できたのはこのときだと思います。
壊れそうなくらいに小さな娘を非常に緊張しながら抱いた感覚はは今でも忘れません。

幸い出産前からフルリモートで仕事をしており、子育てと仕事を両立できる環境でした。2ヶ月の育休を取得し、職場復帰後も子育てしやすい環境だったと思います。僕が思い描く世間一般のお父さんよりかなりたくさんの時間を、毎日子供と接することができたと思います。生活も子育て最優先になりました。そうした中で僕の価値観や仕事感も確実に変わっていきました。

回数を重ねた転職理由は簡単に言ってしまえばゼネラリストとしてマルチにチームを支えることであり、フラフラしているようでしたが軸は変わっていないつもりでした。発想の起点も自己(内)であり、お恥ずかしい話ですがなんとか食いっぱぐれないようにということばかりを考えていたように思います。

それが毎日娘と接することで「この子に何をしてあげられるだろうか」、「何を残してあげられるだろうか」ということを考えるようになります。「娘に渡せるなにかに関わる事業に携わりたい。」だいぶ曖昧ですが強い衝動となります。

そんな中、MOSHと出会いました。モノに関するものではなく仕組みに関するものであり、その先に文化があると感じました。実現するのはとても先になりそうと思いましたが、娘のために頑張る価値があるものだと感じたのを覚えています。

両親は会社勤めでしたが、祖母が自宅でヨガ教室を開いていました。叔父叔母はフリーのコラムニスト、エッセイストをしています。様々なスキルや思いを持って活動されるクリエイターの方々のプラットフォームなれるというのは、チームを支えるという自身の価値観にも近いと感じました。

会社員や公務員という働き方、生き方。フリーランス、クリエイターという働き方、生き方。制度や法律、周りからの見られ方などどれも同じではないと思います。同じでなければならないものではないと思いますが、変に意識される必要もないものだと思います。Mosh利用してくださるクリエイター、ゲストのみなさんの情熱がまわりを巻き込んでいくことでそれらを変えていければと思っています。会社員 or 公務員という昔からある2択にクリエイターという選択肢が増える。それらが新しい生き方でなく当たり前の選択肢として存在する文化になる。そうした社会を娘の世代に用意してあげられる。最高にカッコいいと思います。
こんなことを書くと怒られるかもしれませんが、正直MOSH1社で文化として根付かせるのは難しい規模の話ではないかと思うこともあります。競合他社とも切磋琢磨し、クリエイターの情熱の波を広げる。一過性のブームで終わらないよう波を起こし続ける。

そうして出来上がった社会へ娘を送り出す。好きな生き方を選んでほしい。乗り越えられない壁にぶつかった、どうしてもやりたいことを見つけた。様々な事があると思います。会社員・公務員->クリエイターといった一方通行だけでなく兼業もできる。今はなかなかないクリエイター->公務員といった選択肢も当たり前にとり得る、生き方を固定されない社会になって欲しい。そう思ってMOSHにジョインしました。

はやいもので入社から1年以上が経過しました。激動という言葉がふさわしくあっという間に感じます。目まぐるしく変わる事業の状況、プロダクトの機能についていくことがしんどい時期無かったかといえば嘘になります。それでも、未来を作っているという高揚感とともにパパは頑張っています。

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