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【アーティストグリーンカード】(EB-1永住権)取得方法② ”弁護士探し”

ステップ②
【弁護士探し】


アーティストグリーンカードとは?
初めて聞く方は、まずはこちらから↓
https://note.com/toshidance/n/nd6f7a9e84a88


まずは
弁護士を探しましょう。弁護士費用の相場は5000-8000ドル程度。

これは一番重要と言っていいかもしれません。
『弁護士』ということで、あまり普段から関わりのある人は多くはないかもしれませんが、ビザや永住権を取るために、大半の人が弁護士を雇います。
会社や団体からグリーンカードの申請をしてもらう人は別ですが、このアーティストグリーンカードでは個人で申請する場合がほとんどだと思いますので、弁護士を活用した方が良いでしょう。

移民法はすぐに変わりますので、1年前まで適用されていたものも、最新の法律では変わってしまったり、提出書類や料金などもちょこちょこ変わります。そういった意味でも最新の情報と知識を持つ弁護士さんを探しましょう。

僕の周りの人たちは、紹介されて選ぶ人が多いように感じます。専門の冊子や情報誌などで調べて、問い合わせて訪問するケースもありますが、同じように取得できた人から紹介されて選ぶ場合が多いです。


なぜなら、大切なのは弁護士さんとのコミュニケーションです。弁護士さんと言っても人間なので、
「この人と一緒に必ず永住権を取得したい!」
と思い、相手にも思ってもらえたら、スムーズにストレスも少なくと進行できるでしょう。弁護士とはいえ完璧ではありません。申請の書類をお願いしても、誤字、脱字は普通にあります。中には金額だけ高くて、あまり仕事をしてくれない人もいたり、クライアントを抱えすぎて連絡が全然来ないという弁護士もいるのが実情です。

実際の雇用主スポンサー申請書類の一部(I-140)(提出申請料金700ドル)

スクリーンショット 2021-07-04 14.05.41

Form I -140
https://www.uscis.gov/sites/default/files/document/forms/i-140.pdf

一般的には高い金額を出せば出すほど、自分の負担が減ります(翻訳をすべて弁護士さんがやってくれたり、資料のまとめなどを代行してくれたり)

しかしながら、全て一概に金額に比例しているとは言えません。
やはりそこでも大事なのはコミュニケーション。
永住権申請の過程でもよく言われるのは、取得できるかできないかも、その時資料を見た試験官の気分ひとつ。面接官の機嫌や性格によるという事。

例えば、仮に日本で
「日本武道館や東京ドームで公演をしました!」
と言って、その資料を提出しても、アメリカにいる人には分かりません。
それはあくまで日本の中で有名であって、国外に出たら誰も知らない。という認識でいた方が良いでしょう。
ただし、客席の数で大きさを把握できる場合があるので、その劇場がどれだけ大きいものかを証明するために、客席数を記載するのもおすすめです。

世界中の国から同じような目的で来ている人がたくさんいて、中にはその提出する資料を偽造してしまう人もいるので、しっかりと判断するために、面接官の目も当然厳しくなっています。

そういう意味でも、弁護士さんと二人三脚でパートナーとして進める事ができたら理想だと思います。


そしてもうひとつ大切なのは、
正しい情報を得る

ということです。申請を進めるにつれて、色々な人にアドバイスをもらうこともあると思います。
ただそこで、何が合っているか、間違っているか、などを個人の判断で行うのはとても難しい事です。
「この人に言われたから〜しなくてはいけない」
とか、
「この人がこう言っているから、〜でなくてはならない」
とか、

周りの意見に振り回されず、正しい最新の情報を元に準備していくことをおすすめします。
アーティストグリーンになると、取得している人自体、極端に少ないので、その中で自分で情報を編集して進める必要があります。


とはいえ、実際取得できた人から、情報を聞くことも大事ではあります。
弁護士も全てを知っているわけではないので、
「このやり方は役に立つ」「こういう書き方の方が良いと思う」等、思ったことがあれば、それは是非提案して、そちらの方がよければ実行すべきだとは思います。

先述しましたが、
ビザの状況は時代よって激しく変化します。
なので、何十年も前にビザが取れた人からの情報や資料だけでは足りない可能性が高いです。昨今の移民政策の関係もあり、年々ビザをとることが厳しくなっているのも事実です。

また、
ダンサーなら、ダンサーがたくさん移民ビザを取得している弁護士事務所に行ったほうが、過去の取得できた資料やデータがあるので、そちらの方が良いと思います。
弁護士さんによっては得意な分野が違ってきますので、それも最初の面談時にしっかり聞いてみてください。芸術といっても、舞台、絵画、メディア、コメディーなど、さまざまなジャンルがあります。


日本語の通じる弁護士事務所(ニューヨーク)
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/l/bengoshi_list.html


弁護士を選ぶということは、その人に人生を預けても良いということ。
最初のコンサルは無料の所もあったりしますし、有料(100-300ドル程度)で自分の今までの経歴でグリーンカードが取れそうかどうかを判断してもらう事もできる弁護士さんもいますので、この最初のステップは妥協なく、しっかりと選んで欲しいと思います。

次のステップは

推薦状(Recommendation letter)集め

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