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Film photography

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フィルム写真関連のnoteをまとめました。 フィルムカメラ、モノクロフィルム、自家現像、暗室関連などなど。
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フィルムカメラと旅をする 松山道後 day2

二日目。 雨が少し降っている。元々予報でも二日目は雨だったのだが、荷物が増えるのを嫌って傘は持っていなかった。幸い小雨なのと、多少の雨なら普段から傘は差さないので気にせず外に出る。それに、この程度の雨ならライカも大丈夫だろうと思っている。 朝食はホテルで摂るという選択肢もあったが、折角なら地元のご飯をと思いおすすめされていた鍋焼きうどんの「ことり」に向かう。愛媛で鍋焼きうどんが有名なのは知らなかった。いりこ出汁のあっさりした味らしく、私の好みにも合う。 時間によっては並ぶ

フィルムカメラと旅をする 松山道後 day1

旅がしたい。 そう思っていたらいつの間にかフェリーに乗って海を眺めていた。 しばらく遠出をしていないな、そろそろどこかに行きたいな、と思いながらもなかなか連休を取る予定も立てられず過ごしていた私に、ふいな休みが現れた。もともと予定があって休みにしていた1日にくっ付けてくれた感じで2連休になっていたのだが、その予定が急遽なくなってしまったので何の予定もない2連休に変わったのだ。 8月までに写真集を出すために過去の写真の編集、それに合わせてポートフォリオサイトの作成、物販サイ

LEICA M2を改めて

LEICA M2が手元に来てから5ヶ月程が経った。 フィルムでの写真制作は楽しく、とんでもない失敗をする事もなく(今の所)順調にプリントの数を重ねられている。 そしてだいぶ手に馴染んで来たのもあって「ライカの事も書くか」と思い、愛機について今回は書いてみようと思う。レビューなどではないが、使った感じをお伝えできれば。 LEICA M2のファインダー まずは、肝心なレンジファインダーについて。 ライカを使う事の意味としては私はこれが大きい。カメラを本格的に始めてからフジフイ

自分の手でプリントする

フィルムで写真を撮るようになり、撮影、現像、プリントと全て自分の手で行うようになった。 前々から「自分の手で作品を作りたい」と考えていたので、それが今は叶っているという事。何とも幸せな状況だと思う。 勿論まだ勉強や練習する事が沢山ある状態で、特にプリントに関しては失敗が多く、枚数だけで言えば40枚程焼いたが人にお見せ出来る物はかなり少ない。 しかし試行錯誤して焼き付けた後、水の中で印画紙に像が浮かび上がるというのはまさしく「写真を作っている」という感覚だ。モニター上でパラメ

これまでを投げ捨ててフィルムライカを手にした

私は今後どうやって写真と向き合っていこう。 2023年が終わるまであと2ヶ月ぐらいの頃、そんな事を考えていた。 私のnoteを読んでくださっている方は何となく気づいていると思うが、私はここ最近迷走している。レンズをどうしようこうしようとあれこれ入れ替えたりしていた後、カメラ本体にも悩み始めとうとう愛用していたX-ProシリーズからLUMIXのフルサイズミラーレスへ移行した。だが、結局LUMIX S5も素晴らしいカメラだったが「愛機」と呼べるような存在にはならなかった。(その