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京都にもあるがニセコの方が目立つ弱み=チャンス

 ニセコにあるヒラフビレッジ。多くの外国人スキーヤーがここを訪れる。羊蹄山を望むパウダースノーは世界で屈指だろう。新設された高級ヴィラ的な宿泊施設の前は外国人100%だ。また、その周りに建てられたごく普通の仮設屋台のフードの価格はラーメン1杯3,000円、鮨一貫1,500円がスタンダード。要はこのグローバルスタンダードを高いと感じる日本人は一切来ないわけだ。

 これがスタンダードとはいえ、それでもなお円安の影響もありニセコでさえまだ安いのだろう。これは商売人からするとチャンスでしかない。外国人富裕層がこの素晴らしい大自然×パウダースノーを目当てに大きな群れを作っている。
 しかし、その群れに便乗してついていくような日本人がいないし、それに対応するだけの国際教育が皆無であることが日本全体の課題ではないだろうか。例えば、ニセコのお土産ショップの日本人店員、英語に自信がないのか欧米系?の客が何か質問しているのに対して対して「No English」のみを伝え完全無視だ。

 これは英語力の問題ではないと思う。完全に国際教養力だ。言葉のボキャブラリーがなかったとしても国際教養があれば相手に求められていることを予測して自然と言動に移すことができる。ニセコのような町でこのような人たちがいるので、どうしようもない。これは京都でも同じ現象があるのだが、まだ京都は古くから外国人の観光地としてあった為か英語が拙くとも外国人対応の習慣ができているのであまり目立たなかったりする。

 しかし、逆にこのようなしょうもない事が目立つと言うことは国際教養をつけた日本人にとってはチャンスでしかないということだ。国際教養とはただ単に大学の国際教養学部的なところを出てつれられるものではない。むしろ大学で学ぶことは意味がないと思っている。

 国際教養とは、できるだけ多くの国に行き特に経済発展が目覚ましいような国に行き、それもただ行くだけではなく現地の人間とのコミュニティを作り現地人と同じ環境で生活をして養う事ができる。それは1週間や2週間の一度のショートトリップでは養うことはできないだろう。

 年に何度も訪れやっと現地の価値観が理解できるようになる。そうなると、鮨の価値が一貫100円ではないこと、ラーメン1杯の価値が1,000円ではないことくらいどんなバカでも理解できるし、何か質問された時に何を聞かれてるかくらい予測できる。

 こんなことは「お金や時間がないとできないことだ」など言う人が出てくると思うが、そんな あなた達が日頃オフィスで行っているルーティン的な無駄な作業をワーケーションで海外からに変え、よくわからないほど高い家賃を払ってまで住んでいる東京の賃貸を解約すればお金や時間は余ったりする。

 今や東京のマンションオーナーも中国人はじめ外国資本が中心になってきている。ということはこうやって外国に資金が流れているというわけだ。

 日頃行っている目の前のことはそんなに重要でなかったりするので、日本にとって何ができるのか、またチャンスがどこにあるのか常に俯瞰して捉えるのが必要だ。


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