倉岡利樹(Toshiki Kuraoka)

早稲田 修士/ 元戦略コンサル/大学院入試専門個別指導塾/世界初透明赤ワインSAMU…

倉岡利樹(Toshiki Kuraoka)

早稲田 修士/ 元戦略コンサル/大学院入試専門個別指導塾/世界初透明赤ワインSAMURAI SAUVIGNON/AIによるデート提案サービス/日本ワイン専門ワインバーMATT RESTAURANT 2.0 /

最近の記事

歳を10年スキップする方法

 “We all have that one friend who is always travelling and no one really knows if they still have a job or where the money is coming from” というのがSNSでプチ話題になっている。 要は、いつも世界中旅をしててこの人働いてるの?何で稼いでるの?みたいな人がたまにいるよねということだ。  私のことをそう思っている人もいるかも知れないが私から

    • 小さな市場では“寧ろ〇〇ではない”モノの方が関心を向けられやすい

       日本の酒蔵で日本酒を作ろうという話が入ってきた。僕がOEMでワインを使っている事もあり飲みの場などで結構この手の話は来るのだが、久々に真剣になれた気がする。2回目となるともう手慣れたもののようにやり方が頭に入っているのでまずはタスクを起こし、それを実行に移すだけだ。今回は1人ではないので幾分スムーズに行きそうだ。知恵を出しながら日本酒という超レッドオーシャンの中でもとことんブルーオーシャンを探していく。  そこで考えていてふと気づいたことがある。今やっているMATT RE

      • 『グランドオープン!』目指したのは東京にはない新しい飲食店の形

         北は北海道、南は沖縄まで全国各地から集めた120種類の日本ワインと型にとらわれない新しい形の日本料理を提供するMATT RESTAURANT2.0が本日グランドオープンした。  私がワインを売っていた経験上、なんでもそうだが深い知識が付加価値を生むワインは特にカスタマーエクスペリエンスの効果がものすごい。 そのため、ご来店くださったお客様には無料で日本ワインがテイスティングできるサービスも設けている。勿論、120種類の全てのワインがテイスティングできるわけではないが、ソム

        • 仮設看板を用いた大実験、“価値先行”の欧米人と“コスト先行”の日本人が顕著化される瞬間

           プレオープンしてから5日がたち、大体どんな感じの顧客が反応を示してくれるのかがわかってきた。これまで、米国、中国、スウェーデン、アイスランド、ブラジルの観光客がメインで来店くださっているのだが、特に米国人が多い印象である。  5日がたち一時的に設置している仮設看板もレベルアップし、Wagyuの文字を際立たせている。それに反応した外国人は、実際の写真を見てみたい、A5などの証明が欲しい。と価値を求め我々に質問を投げる。我々がそれに応え入店していただく一つの流れができている。

        歳を10年スキップする方法

          水資源とコーヒー紅茶の関係性

           ワインバーであるMATT RESTAURANT2.0、昼はカフェセットをもうけコーヒー紅茶と3種類のデザートを揃えている。紅茶は世界各国の都市で飲まれている茶葉を集めワイングラスで提供している。  昨日はNew York Breakfastという茶葉を提供した。この茶葉はワインで例えるとフルボディの要素をもち、ブラックティーとしてホットケーキの風味、まるで眠らない街NYにいるような錯覚を呼び起こすといわれている。  他にもMelbourne、Singapore、Iris

          水資源とコーヒー紅茶の関係性

          考察をしてからではなく、取り敢えず行動し足りない部分を急速に補う

           京都にできたMATTのプレオープンが4日目を迎えた。毎晩、営業後にスタッフ全員で会議を行い、今後の改善点と翌日の対策を練る。初日と比べると3日間でかなり急速に足りない部分を補えていると思う。  このプロジェクトを計画してから約1年弱、よく考え分析をして形を練っていったが正直その考えて練った原型はほぼ残っていない。直前になって見つかった課題ややりたい施策が取り敢えずやってみようという型のないものになって始まった。工事がまだ完工していない状況ででプレオープンを始めたり、スタッ

          考察をしてからではなく、取り敢えず行動し足りない部分を急速に補う

          見えてきた“初めての日本ワイン体験=MATT”という勝ち筋

           MATT RESTAURANT2.0が先週末からプレオープンした。半年程前から国内外のあらゆる業界のインフルエンサーをこの期間のために集めてきた。それは、私がタイバンコクにワインを売っている際にインフルエンサーの抜群の効果を目の当たりにしたからだ。  外貨を稼ぐ國である以上、同じ狀況であった國での成功事例を真似た方がビジネスの加速度は高い。また、2週間前ほどから泥臭く進めていた外資系ホテルへの営業の効果は2日目にしてかなり顕著に見えてきた。“初めての日本ワイン体験”を求め

          見えてきた“初めての日本ワイン体験=MATT”という勝ち筋

          インバウンドが爆発する京都で何ができるか

           MATT RESTAURANT2.0(レストランツー)のプレオープンが今日からスタートする。プレオープンが少し伸びたこともあり、予定していた海外からのインフルエンサーは少し減ったのだがそれでも2週間弱ちょくちょく海外からインフルエンサーが来てくれることになっている。  “インバウンドが爆発する京都で何ができるか” コロナが落ち着き始めた一昨年9月あたりから 海外渡航の解禁もあり、様々な国に出向いたり国内の外国人とコミュニケーショをしインバウンドへのアプローチをずっと考えて

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          インバウンドが爆発する京都で何ができるか

          日々の生活で科学を学ぶ意義

           ニュートンの5月号を読んだ。私は毎月、kindle版で読むのだが電子版だとどこにいても読めるのですこぶる調子が良い。今日も京都の宿泊先の風呂場ですぐ読み切った。今月版はまず先頭に「オッペンハイマーの物理学」。物理学上での若き頃のオッペンハイマーの功績のすごさと、一転して原爆開発以降に科学的業績を殆ど上げられていないという落差が記されている。  そして個人的に興味深かったのは日本で初臓器移植用のクローン豚が誕生したということ。人間の臓器移植のために生まれてくる豚の一生を科学

          日々の生活で科学を学ぶ意義

          グローバルビジネスをするなら、変な作法を身に付けるより韓国ドラマを観た方がいい

           久しぶりに韓国ドラマを見ることにした。最近、巷で話題の“涙の女王”。Netflix週間ランキング8週連続トップ10入り、私の周りのヨーロッパ諸国からインドシンガポールなどのアジアの友人も皆見ている。  韓国ドラマがNetflixのランキングトップ10から外れることはもう今やないだろう。これだけ世界を虜にする韓国ドラマ、要因はどこにあるのかよく考える機会がある。まず一つ韓国は朝鮮戦争停戦から今まで国内需要というのはたいして見込めないような国であった。これは今の日本も同様であ

          グローバルビジネスをするなら、変な作法を身に付けるより韓国ドラマを観た方がいい

          いずれ訪れる日経平均30万円、初任給100万円の時代

           飲食店の開店を間近にし京都に滞在している。この時期の京都はCherry blossomを求めに来た外国人が8割を超える。それもあって市内は外資系ホテルなどが急増し外国資産が急速に流れ込んでいる。    京都は今の日本を象徴している。失われた30年と称されるデフレ時代を経て、日本経済は再び黄金期を迎える転換点に来ていると思う。デフレ時代、日本人の高貯蓄率は経済合理性に基づくものでもあった。これは確実に金融資産運用への不向きという誤解に基づいたものである。  歴史を遡ると、日

          いずれ訪れる日経平均30万円、初任給100万円の時代

          SNS時代だからこそ明確化されたビラ配りの意義

          “Discover New Japan”を合言葉に日本ワインと日本食材を軸とし日本ブランドの再構築を行う弊社の新店舗が京都の烏丸通に4/12からオープンする。 今週末からはプレオープン期間としてインフルエンサーなどSNSを中心としたメディアの方々向けにテスト運転を始める。この半年間は営業活動を魔性の女のように続けてきた。SNS営業、対面での食事会にインフルエンサーとの会食、面倒臭いことも無になってやり続けると勝ち筋が見えてきたりする。 情報が民主化されたSNS時代、多くの

          SNS時代だからこそ明確化されたビラ配りの意義

          飲食店のファーストクラスやスイートルームの様な位置づけを考えてみた

           京都四条烏丸通り沿いの地下にオープン予定である普段出回らないプレミアム日本ワインと日本食材で世界各国の料理が楽しめる “MATT RESTAURANT2.0 ”  工事の予定がかなりズレ当初のオープン予定より3ヶ月ほどビハインドしてやっと工事完工日と正式なオープン日が決まった。しかし、この3ヶ月の期間があったからこそさまざまなイベントの計画や飲食業界での新しい取り組み戦略を練ることができた。その一つが顧客ロイヤリティ戦略である。  これはとてもシンプルな模倣を用いてい

          飲食店のファーストクラスやスイートルームの様な位置づけを考えてみた

          昔やり手中国人バイヤーに忠告された「モノに賞味期限は無い、長期間ブームとなっているものは買えるだけ買え」

           プレオープンを間近に控え飲食店の最終準備段階に入った。飲食業では在庫管理はFIFOが基本である。食材には賞味期限がある為、これは言うまでも無いのだが、最近それを考えているうちにふと思い出したことがある。  飲食業は私がこれまで携わっていたアパレルやITサービス系の在庫管理とは全く異なる。特にアパレル業界においては、「サイクリカルファッション」(周期的な流行の繰り返し)の概念が重要であり、一度流行したアイテムは時間を経て再び人気を博す可能性がある。この観点から、アパレル製品

          昔やり手中国人バイヤーに忠告された「モノに賞味期限は無い、長期間ブームとなっているものは買えるだけ買え」

          何度も通った道ほど近道だと思い込んでしまう問題

          最近、早朝フライトが増えてきた。早朝フライトは早起きをしないといけないが人が少ないのと前の飛行機がない為遅延が少ないので後に確実な予定を組みやすい。しかし、今朝は天気予報に反した霙の影響で30分ほど遅延が発生した。  まぁそれを見込んで30分は余裕を持って予定を入れていたので問題はないが、航空機での移動のデメリットはこの遅延にあると思う。むしろそれしか無い。しかし、これが地上移動だと地震にも弱いので困ったものだ。新幹線などは震度3レベルですぐ緊急停止するので確実な予定が

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          何度も通った道ほど近道だと思い込んでしまう問題

          訪日が最も多い韓国人、戻ってきた中国人、もう1つの国へのアプローチ

           普段流通しない120種類以上のプレミアム日本ワインと今までになかった独自目線の日本料理を提供するMATT RESTAURANT2.0のプレオープンが4/6〜スタートすることが決まった。プレオープンは2週間を予定しており、この期間中はこれまで約半年間営業活動を続け集めてきた国内外のインフルエンサーなどを中心に招待する予定だ。  訪日観光客が最も多い韓国からはワイン専門家愛好家、シェフなどを中心に専門的なインフルエンサーを意識して声をかけた。というのも韓国では他国と比べ、エキ

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          訪日が最も多い韓国人、戻ってきた中国人、もう1つの国へ…