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積極的受け身で生きる

朝起きてすぐ、カーテンを開けて伸びをする。

香港での生活が始まって5ヶ月が過ぎたが、
朝のルーティンは日本にいるときとなんら変わりない。

バスやトラムに乗って1人で出かけることも
日常の買い物や、宅配便の手配など
生活に関わるちょっとした手続きも、それほど難なくできるようになった。

はじめは見るものすべてが新鮮で
出かけるたびに好奇心を刺激されていたのだが

最近は目新しいことも少なくなり、
青空市場で解体された豚肉を見ても
漢字だらけの中に混じるヘンテコな日本語の看板を見ても

それが日常となった今は、特に何も思うことなく、淡々と生活をしている。


午前中は語学学校に週3日、太極拳教室に週1日通い

午後は家で少しだけ仕事をし

あとは炊事、洗濯、掃除と簡単な家事をこなす。

パートナーが帰宅してから一緒に食事をし
おしゃべりをしたり、テレビを観たり、たまに散歩に出かけたりする。

1年という期間限定とはいえ、仕事やお金、諸々のプレッシャーから逃れて

好きな人と一緒に暮らし

これまでの人生のなかでも極めて快適かつイージーな生活を送っていると思う。

しかし、はや折り返し地点が見えてきた。

最近考えるのは、香港から日本に戻ってからの自分の生き方だ。

今は経済的にもパートナーにおんぶにだっこのため
自立できるだけの収入を稼ぎたい。

そして、なんとなく、長い目で考えるならば
このままずっと彼のもとにいてはダメな気もしている。

経済的にもそうだし、それ以外にも
香港に来てから「甘えてるな、自分」と思うことがたまにある。

前までは、仕事にしても生活にしても
自分がなんとかしないと回らなかった。

正社員は自分だけだったし、1人暮らしだし
仕事を辞めて沖縄に行ってからも、生活するために働き口を探したり、とにかく動いた。

今の状況が全くダメとは思わないけど
「パートナーがいないと経済的に生きていけない」状況は、なんだかすごく不安なのだ。

相手への依存度が高まることで、気持ちの執着も強くなる気がする。

だからまずは働きたい。

さてしかし、何をして生きようか。

英語と中国語は、今のところ趣味の範囲を出ていないし
日本に帰ってこれがやりたい!というものが今のところない。

まぁでも、あえてギチギチした目標をつくらず

考えを発信しつつ、やることはやりつつ
積極的に受け身になるのもいいかとは思っている。

そしたら多分、求められる場所、やりたいことがあらわれる気がしている。楽観的すぎるかな。

#香港 #日記 #エッセイ #海外暮らし #生き方 #仕事

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