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【諦める】ということ

諦めんなよ!
諦めんなよ、お前!!

どうしてそこでやめるんだ、
そこで!!
もう少し頑張ってみろよ!

ダメダメダメ!諦めたら!
周りのこと思えよ、
応援してる人たちのこと
思ってみろって!

あともうちょっとの
ところなんだから!

松岡修造氏の名言でございますが、これとは最近、真逆の思想を持っています。「諦める」ということ!

最近、諦めたことはこちら。

①コロナ禍の収束
②他人への期待とつながること
③完璧主義


まず①のコロナ禍の収束について。
   現在、福知山市から東京にある地域活性化センターに2年間限定で派遣されています。地域活性化センターは全国の地域活性化の先進事例の調査・発信や、地域づくり・人材育成支援などを行っている団体で、センターに行ったら全国の色んな所に行くことができて、色んな人と繋がれる!と期待していました。派遣前は「まあコロナも何だかんだでオリンピックやる夏頃には収まるだろう」と思っていましたが、現実は非情。
出張予定だったところはコロナ感染急増や、大雨の影響で災害対応のため中止。コロナは関係ないですが、予想外の事態で忙しくなった自分なりに頑張った仕事(朝7時出勤夜11時退勤がデフォ)は最悪の結末を迎えてもう散々。
 自分の身近だけでなく、世の中に目を向けると政治家や専門家は1年前と変わらないどころか、最近ではどこか高圧的な態度で国民への自粛要請をお願いし、「オリンピックやるなら遊ぶか!」と路上飲みが多発している現状を見ると憤りしか感じない。
 そうした状況を見て思いました。「認識が間違っていた。コロナ禍は収束しない。この2年間出張はもうないという前提でオンライン中心に動こう」と。幸いオンライン関係のイベントや会議は全然中止にならず、現在はオンライン市役所やNPO法人自治経営関係者、センターの人材育成プロデューサーの前神さんが主催する前Pゼミなどなどを通して様々な人とオンラインでつながることや新しい学びを得ています。
 また、僕自身も2年後福知山に帰ったら再びやろうと思っていた「フクユメ~福知の人の夢語り~」を今月再開に向けて動くなど自分発のイベントもオンラインでやろうとしています。
 ワクチン接種は進んでいますが、去年から「来年にはどうにかなっている」という楽観視から考えると、また変異株が出てきて来年度もあたふたしている様子が目に浮かぶので、もう出張は諦めます。期待することが無駄。無駄なんです。「無駄無駄無駄無駄無駄!」とジョジョのDIOじゃありませんが、期待して裏切られるより最初から期待しておかないことが重要だと思います。
 
②他人への期待とつながること
 「全然そういう風に見えない」と言われますが、コミュ障なので他人とコミュニケーション取ることが苦手なんですよね笑。センターには全国の自治体から様々な職員が派遣されているので、「この機会につながっておかないと!」と思う訳ですが、どうも仲良くなれている気がしない笑笑。さらに仕事が超忙しくもなり、まあ色んなこともあってストレスマッハ。周りは順調に仲良くなっている(ように見える)。「何やっているんだろうなー」と思った時に『嫌われる勇気』の「承認欲求を否定せよ」を思い出しました。
 「承認欲求」を否定できるかの議論はしませんが、自分なりに「他人の期待に応える」、「他人にどう見られるか」を気にして自分のやりたいことをやらないではなく、「他人を気にせずに自分らしく生きて行こうぜ!」と解釈して、無理につながらなくて良いかと諦めの気持ちを持つようになりました。
 そこから何をすべきか、何をやりたいかを自分なりに考えて、与えられた仕事はしっかりこなしたり、Facebookでアホみたいな投稿を連日したり、仕事で関係する人に対しては変に飾らずに言うべきことを言ったり、聞くべきことを聞くようにしたら精神衛生上、人生で一番楽になっているかもしれません。
 何やっても自分のことを嫌う人や、変わってくれない人は必ずいるので、その人に対して怨嗟の念を抱いているようでは立ち止まるだけなので、そんな人たちは気にせずに自分らしく生きていきましょう。
 後、彼女いない歴=年齢なので結婚も諦めました笑笑。相手に合わせ過ぎないで生きようと思って、ありのまま自分を受け入れてくれる人が理想となりましたが、逆に自分もありのままの相手を受け入れないとダメで、そんな器量は僕にはとてもないので諦めでございます笑笑。諦めた結果、お金を貯めなくても良いかと思うようになり、本や勉強会参加にバンバン使うようになっています。さらに来年度は「都市経営プロフェッショナルスクール」を受講したいと思っています(受講費は各自でお調べください…)。

③完璧主義
 今までの人生、めっちゃ計画などを考えたり、本など知識をつけたりしてから実行しようとするのですが、よくよく考えたら全然行動に移せていないことに最近気づきました。計画考えるのは大事ですが、行動しなければ他人からの反応が返ってこなくて、何が足りないのか分からないので、不完全でも良いから文章を書いてみたり、イベントに参加してみたり、開催してみたりしているのがここ最近。正直今書いている文章も主張の一貫はあるか、おかしくないかとか気になりますが、どうせ業務報告書や本ではなく、SNSに載せるものだから後で修正できるわと思いながら書いています(笑)
 後、完璧になり過ぎると他人が意見言う余地がなくなってしまったり、気軽に接してもらえなくなるので「余白」というものが大事なのかなと思います。

という感じで、色々と諦めて生きると精神衛生上楽になっています。「社会の課題解決を諦めない」など僕が所属していた大学の学部では言っていましたが、自分にはそんな壮大な課題に向き合う度胸も能力はないと思って諦めています。たまにスーパー公務員になることも期待されますが、あんな人らになれる訳ないだろうと思い諦めています。その代わりに、まずは目の前にいる人やまち、仕事などに向き合って何ができるかを考えるようにしています。理想を持つことや相手の期待に応えようとする大事ですが、それでしんどくなるなら「諦める」選択肢は常に持っていた方が良いですし、諦めることで見える景色があると思っています。

「ルネッサ~ンス!」で一世風靡した山田ルイ53世のエピソードは結構、共感するので、下記リンクのものを読んでほしいのですが「キラキラする義務はない」はまさにその通りで、自分は自分で良いんですよね。
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/stop01/interview/20190822-OYT1T50153/

 ちなみに、松岡修造は冒頭のような熱血ですが、相手のレベルに合わせて指導しているので、全員に冒頭のような気持ちで指導はしていないみたいです。何かの動画で聞いた話でソースを出せないのは申し訳ないですが、熱血を強要していないのは立派だと思います。

 東京に来てからたくさんあると思っていたカードは、コロナなどでたくさん取り上げられて「諦めること」が多かったので、この記事を書きました。「諦める諦める」と言っていますが、東京に来たことを「無駄だった」と諦めたくはないので、残ったカードで何をするか、もしそれでも足りないと思うなら、諦めずにカードを持ってくることや取り返すマインドに切り替えています。
 コロナで色々と諦めないといけないので、辛い思いをしている人は多いと思いますが、残ったカードで何ができるかを一緒に考えてくれる人がいれば、もう少しこのアホらしい世の中は楽しくなっていくんじゃないと期待しています。まずは自分が考えて、行動していきます。

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