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誘惑に勝つためには

<答え>意識の変換

<実験>マシュマロ効果(参考 スタンフォード大学 心理学者エッベ・Bエッベセンの実験)

4歳の子供たちを1人づつ部屋に通し、椅子に座るように指示します。

テーブルの上にはお皿にのったマシュマロがひとつあります。
そして仕掛け人がこう伝えます。

「ぼくはちょっと用事がある。
そのマシュマロをあげよう。
ぼくは15分でここへ戻ってくる。
それまで食べるのを我慢できたら、
もうひとつのマシュマロをあげよう。
ただし、ぼくがいない間にそれを食べちゃったら、
ふたつ目はなしだよ」


<結果>
約3分の2の子どもは、マシュマロを手でつついたり、なでるなどして、結局我慢できずに食べてしまった。

約3分の1の子どもは、マシュマロから目をそむけたり、手遊びをするなどして、注意をそらそうと努力し、15分間食べづに待つことが出来た。

10~15年後に追跡調査をすると、
マシュマロを我慢できた子供たちは、
マシュマロを我慢できなかった子供たちよりも、
大学進学適正試験の点数で2400点満点中、
平均して210点高かった。

つまり、一つの誘惑に勝てる
ということは
他のあらゆる誘惑に対しても、
自制心が働きやすいということ。


<筆者の考え>
一つの誘惑に勝てる人は、あらゆる誘惑に勝てる。
反対に一つの誘惑に負ける人は、あらゆる誘惑に負ける。そういう仮説が立つ実験です。

厚生労働省が発表した調査によると、所得が低い人ほど野菜や肉の摂取量が減り、米やパンなどの穀類の摂取量が増え、喫煙する割合が高いそうです。
また、喫煙者ほど缶コーヒーの消費量が多いというデータもあります。

もちろんデータだけを見て一括りにすべきではないでしょう。ただ、私個人的には目標に対して「自分をコントロール」できるひとほど、所得が高くなるのは当然であるように気がいたします。

我慢できないときはどうすればいいのでしょうか?
我慢は「我慢」だととらえたとたん、するのも、させるのも難しいものになります。
ですから、我慢していることを、考えられないような状況を作るのが一番です。
見ない、聞かない、言葉にしない。そして、我慢していることの、代わりになることを始めます。

たとえば私は「ただ雑巾がけをする」という行為が我慢できません。床にしゃがんでいるだけで腰が痛くなり、暗い気持ちになってきます。でもやらないとオフィスが汚れ、ますます暗い気持ちになる。ですから雑巾がけをするとき、私はいつも好きな音楽を大音量で流し、今、思い浮かんだこのフレーズは「英語だったらどう表現するか?」を考えながらやるようにします。

そうすることで、雑巾がけは嫌いだが、雑巾がけの時間は好き、という感情の交換に成功しています。
我慢してやっていることも、好きなこととくっつけることで、続けることができます。そして、それはあらゆることに応用できるのです。

やりたくないことが、「どうしたらやりたくなるか?」を考えよう。


<感想>
私も同じですね。嫌いなこと、たとえば家事全般(洗濯・食器洗い・掃除機がけ)をする際には必ず、ビジネス系ユーチューブを聞くようにしてます。
何か自分にプラスになりそうなことを聞きながら、洗濯物を干したり、掃除機をかけたりしてます。

子供に何かを我慢させることにも応用が利きそうですね。
上記マシュマロの実験で15分耐えることが出来た成功の要因は何だろうか。目の前にマシュマロがあって、それを食べるなと言われたらストレスですよね。
文章の中にも、マシュマロから目をそむけたり、手遊びをするなどして、注意をそらそうと努力したと有りますが、決局マシュマロから意識をそらすしかないのかなと思います。
著者も言っておりますが、我慢していることを、考えられないような状況を作ること。つまり意識をうまいこと他のことに変換できるかどうか、そこがポイントですね。


私の子ども(8歳女の子)は現在コロナの影響で自宅待機の為、勉強時間以外は妹と遊ぶかユーチューブをみたりして過ごしてます。
ただ、ほっとくと、ユーチューブ(アニメ、おもちゃ紹介)ばかり見てしまうので、1日1時間までと決めております。
しかし子どもって悪賢いというか、親が見てないときにこっそり見たり、時間をごまかしたりするんですよね。
ユーチューブを見た過ぎる気持ちは、私もものすごくよくわかるので、妥協案を提供しました。
教育系ユーチューブを勉強机に座ってみるのであれば、好きなだけ見ていいよ。今って「小学校3年 算数」で検索すると、授業動画がいくらでも出てくるんですね。
驚いたことにそれ以来、机に座って教育系ユーチューブを見るようになりました。
多分教育系を見てます。多分。


(参考 図解モチベーション大百科)

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