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正常な生理機能と骨密度

卒業おめでとう御座います🎓🌸

エネルギー有効性

1日の摂取エネルギーから運動による消費エネルギーを差し引いたモノになります。

すなわち、体温維持やイオンバランスの保持、消化・吸収と言った身体の基本的な生理機能の維持に使われるエネルギーを指します。


女性アスリート

体操やフィギュアスケートといった体重がパフォーマンスに直結するスポーツや審美系スポーツ、

更にはボクシングなどの階級性スポーツでは、極端な食事制限が行われる場合が多いです。

当然、エネルギー有効性は低下し易く著しい低下は月経異常に伴う女性ホルモンの分泌不全を介して、間接的に骨密度を低下させ骨粗鬆症を招きます。

「エネルギー有効性」「無月経」「骨粗鬆症」
は女性アスリートの3主徴と呼ばれます。


レプチン

摂食を抑えるホルモンですが、3主徴にはこいつが絡んでいるそうで。

女性ホルモンのエストロゲン骨芽細胞および破骨細胞に作用し骨密度を維持します。

エストロゲンは脳下垂体前葉から放出される性腺刺激ホルモンによって卵巣から分泌されます。

性腺刺激ホルモンの分泌は、視床下部から放出される性腺刺激ホルモン放出ホルモンによって調整されます。

この性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌にレプチンが関与している事が明らかとなっています。

つまり飢餓状態においてレプチン血中濃度が低下し、上記経路の働きが減弱します。

レプチン受容体は骨芽細胞にも存在し、レプチンが骨芽細胞に直接働き、増殖を促しています。


まとめ

正常な生理機能と骨密度の維持には
45kcal/kg/日以上のエネルギー有効性が必要とされています。

食べないダイエットは怖いですね。

一時的な体重よりも、長期的な健康を優先しましょう。

終わり。

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