見出し画像

三角筋と僧帽筋の関係性

どうも。題名の通りです。

起始部と停止部の関係

三角筋のそれぞれの起始部と僧帽筋のそれぞれの停止部は被っており、互いに共同し筋肉が機能しやすくなっています。

実際にどの様に機能しているのか見てみましょう。


肩関節外転

肩関節外転時に必要な肩甲骨の動きは内転や上方回旋になります。
腕の外転角度に応じて僧帽筋が拮抗方向に働くことで

適度に肩甲骨を上角の付近で固定し、スムーズな上方回旋が行える様、僧帽筋が働きます。

腕につられて肩甲骨が動いてしまっては、上方回旋が行えず腕を挙げられなくなります。

肩甲骨の内転+上方回旋はまさに僧帽筋の作用です。

https://physioyusuke.blog/delts-grow/

上記画像のように腕が垂れているときは僧帽筋上部が働き、腕が地面に対し平行(外転90°)の位置では僧帽筋中部、腕が地面に対し垂直気味(外転120°~)の際は僧帽筋下部が働きます。

腕を挙げる際は筋肉で考えても三角筋や僧帽筋、骨で考えても肩甲骨など欠けてはいけない要素が沢山あります。

また肩関節のインナーマッスルであるローテーターカフなども非常に重要な役割を果たします。

この記事では軽くローテーターカフに触れたいと思います。


ローテーターカフ

肩関節の安定化に働き、腕を挙げる際に必要不可欠な筋群の総称です。
回旋筋腱板とも言います。

ローテーターカフは4つの筋肉で構成されます。

https://www.therapit.net/2018/02/17/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%9B%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B/

左図が背面から見た図、右図が前面から見た図になります。

腕を挙げる際、上腕骨頭を求心化といい正しいポジションで固定する働きを担います。

ローテーターカフにより上腕骨頭が固定(安定)されることでスムーズな外転動作や、三角筋の筋出力発揮が可能になります。

人間は基本的に不安定下では運動パフォーマンスは低下します。
可動域や筋出力など様々な要因が低下します。

4筋がバランスよく働く環境がとても大切になります。


インピンジメント

肩関節において最も多い疾患になります。
筋が骨に挟み込まれ疼痛が発生します。

腕を挙げる際は肩関節の動きだけでなく、肩甲骨も連動して動く肩甲上腕リズムが大切と広背筋の解説記事に記載しました。

詳細は上記をチェック。

肩甲骨の可動性が不足する事で、腕を挙げる際に必要以上に肩関節が動き、挟み込み【インピンジメント】が起こります。

肩甲骨の必要な動きを担う筋群が僧帽筋になります。

体幹の側屈などの代償動作が生じる場合もあります。


僧帽筋軍のアクティベーション、とても大切です。
トレーニング前のウォーミングアップめっちゃ大切ですよ。


おわり。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?