見出し画像

天皇家が苗字を持たない理由とは

急な冷え込みが始まり、冬服を引っ張り出しているこの頃です。
皆さまも体調管理にはお気をつけください。

苗字の付け方

さて、最近耳にした事で「そういえば!」と気づいた事がありました。
それは「天皇には苗字がない」という事です。

徳仁様もお名前のみで、苗字をお持ちではありません。

その理由の1つは、苗字とは「上位の者が下位の者に与える」という付け方をする事です。

つまり、天皇が苗字を持つには、より上位の存在が必要になる訳ですが、
最上位に位置する天皇には、上位の存在がないのです。

その為、誰も天皇に対して苗字を与える事ができないのです。

御称号の存在

しかし、苗字の代わりとなるモノが存在します。
それが「御称号」です。
皇女子の愛子様は、「敬宮愛子内親王」が正式な呼び名となります。
これは「称号+名前+身位」で構成されており、「敬宮+愛子+内親王」と分かれます。
天皇陛下も、「浩宮徳仁天皇」が正式名称です。

こうして称号を持つ事で、皇統譜と呼ばれる天皇家の方々だけの家系図の中でも区別する事ができるのです。
ちなみに皇統譜に記されている天皇家の方々には、日本の戸籍が存在しません。
これも驚きの事実でした。

天皇陛下の職務は祈る事

「天皇陛下は日本国の象徴」と憲法では定義されています。
ではそのお仕事はどんな事をされているのでしょうか。

テレビ等では、国内外を問わず様々な式典に参加されたり、被災地を慰問されたりと、移動中心の光景が報道されます。

しかし、実際には報道されないも仕事をされています。
それは宮中での祭祀です。

天皇陛下は日本神道の最高位神官に位置されています。
その為、日本の国民の幸せを祈るという事が、仕事の1つになるのです。

元旦には宮中で毎年祈りを捧げる祭儀があり、年間でも20件を超える祭儀をされているそうです。

常に国民の事を想い、東奔西走されながら使命を果たされる姿に
感謝と敬意を持ち続けたいです。

ではでは☆


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?