当事者よりも第三者が発信した情報のほうが人には信頼されやすい、あるいは影響を与えやすいという心理を【ウィンザー効果】と言います。

たとえば近所に新しくできたお店が

「料理の美味さに自信あり！」

と宣伝するよりも、近所の住民や友人から

「あそこにできた新しいお店、美味しいよ！」

と聞く方が試してみたくなる心理です。

直接、上司から

「君は優秀だね」

と言われるのもウレシイですが

「部長があなたのことを優秀だとホメていたよ」

と間接的に第三者から情報を聞いた方がウレシさが強くなります。

私は数日前に下記のハガキを講師派遣会社のT様から受け取りました。

『先日は※※さまにおける研修を頂き、誠にありがとうございました。

※※の室長へごあいさつに行って参りましたが、

酒井先生の内容もお人柄も素晴らしいとおっしゃっていました。

次はチャットGPTの内容でお願いしようと検討されているようです。

心よりお礼申し上げます。今後とも宜しくお願い致します。』

▼実物

このハガキを読んで、私はめっちゃ嬉しくなりましたがこれもウィンザー効果です。

ウィンザー効果をあなたの仕事に活かすためには、

第三者からの評価や推薦を戦略的に利用することが鍵となります。

以下に具体的な方法をいくつか挙げてみます。

（1）顧客の声を活用する

顧客からのポジティブなフィードバックや評価をウェブサイトやSNS、広告に掲載することで、新しい顧客に対して信頼性を高めることができます。

（2）専門家や有名人の推薦を取得する

あなたの提供する商品やサービスに対して、その業界の専門家や著名人からの推薦やコメントを取得し、それを宣伝材料として活用する。

（3）実績をアピールする

第三者としての中立的な組織や機関からの賞や認証を取得して、それをアピールすることで、企業や商品の信頼性を高めることができます。

（4）部下やスタッフを間接的にホメる

先に紹介したように

「部長があなたのことを優秀だとホメていたよ」

とか

「取引先のA社長が君の仕事ぶりを高く評価していたよ」

といったように間接的にホメる機会を作りましょう。

ウィンザー効果を仕事に活かすためには、常に第三者の視点を意識し、その信頼性や評価を戦略的に活用していくことが大切になります。

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