マガジンのカバー画像

物理的な日常

6
運営しているクリエイター

記事一覧

トンガの火山噴火。規模が半端なかったこともあるけど,日本に来る伝達が早すぎたので通常の津波ではなく噴火の衝撃波で起きた潮位変化とか。音速とかヘクトパスカルとか中高生の数学や物理の知識で計算すると昨晩の出来事や時刻にピッタリ当てはまるのがすごい。 #トンガ #噴火 #衝撃波 #気圧

US配列しかできないiPadで外付けJIS配列キーボードを使ったという問題ではないのか(これでJIS配列の MXKeysMini が使えるようになったら棚ぼたかも💦 )【iPadOS15】外付けキーボードがUS配列になってしまう不具合

予報は「冬は湿度が低く乾燥する」を繰り返すが,寒いと下がるのは飽和水蒸気量(水蒸気量というより入れ物の大きさみたいなもの)。気温が低い冬は,この空気中の水蒸気量の入れ物が小さくなり,含まれる水蒸気量も少なくなる。暖房を入れると増えるので入れ物の中は乾燥して湿度が下がる,という話。

天気予報が明日は関東に雪が降るかもしれないと。東京は連続11日間乾燥注意報が出ていてそろそろ湿り気がと思ったら雪か。雪が降るのは寒気が来て気温が下がるからだが(雨・雪が降るには南岸低気圧という気圧配置も重要)湿度は飽和水蒸気量の比率なので,気温みたいに一律に決まるものではない。

「なぜ冬は空気が乾燥するのか」それは温度が低いからである、と答えるのは飽和水蒸気量は温度に比例するからだけど、「なぜ暖房すると部屋が乾燥するのか」を答えるにはもう少し物語が必要になる。でも物語に振り回されると似非科学になってしまうこともある。人間ってば。

ラジオで現在の局内の湿度は30数%。冬場は空気が乾燥するので云々。屋内が乾燥するのはわかる。
冬だけでなく気温が下がれば室内の水蒸気量は結露したりして減る。そこで人が仕事を始めれば室温が上がって飽和水蒸気量が増える。加湿器でも使わなかったら相対的に水蒸気量は減るから乾燥する。