主人公を魅力的にする5つの方法
こんにちは。未来の直木賞作家、小説家の川井利彦です。
今回は「主人公を魅力的に描く5つの方法」についてご紹介します。
本題に入る前にお知らせです。
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1.複雑な性格を与える
それでは本題です。
魅力的な主人公を作るためには、単純な性格ではなく、複雑な性格にすることが重要です。
主人公には良い面だけでなく、欠点や葛藤も持たせましょう。
これにより、読者は主人公の人間性をより深く理解し、感情移入しやすくなります。
例えば、明るくて社交的な性格の主人公だが、内向的で不安定な一面も持っている。
このように良い面と悪い面、ポジティブとネガティブの両方を持っていると、より魅力的に描くことができます。
完璧な人間などこの世には存在せず、必ず欠点を持っています。
そこが人間らしさ、人間味であると私は考えます。
2.独特な趣味や特技を持たせる
主人公に独特な趣味や特技を持たせることで、個性を際立たせることができます。
こうすることで、主人公がより鮮明に読者の心に残るキャラクターとなります。
例えば、バイオリンが得意な主人公や、古代遺跡の探索が趣味など、個性的な趣味や特技を取り入れましょう。
こういった個性を際立たせることで、読者の興味を引くことができます。
この個性や趣味が物語のカギとなったり、問題を引き起こしたり、ストーリー展開に関わってくると物語を盛り上げることができます。
3.弱点や過去のトラウマを描く
主人公に弱点や過去のトラウマを持たせることで、リアルなキャラクターとして描写することができます。
過去の経験や苦悩が主人公の行動や決断に影響を与える様子を描くことで、読者は主人公に共感し、感情移入しやすくなります。
例えば、幼少期に家族を失った過去を持つ主人公。そのトラウマが彼の人生に影響を与えている。
そんな彼は他人との関係を築くのが難しく、孤独を感じながらも、過去の経験から学んだ強さを持って生きている。
誰にでも過去があり、辛い経験や思い出したくない過去があるはずです。
主人公のそういった要素に読者は共感し、より物語を魅力的に感じてくれるはずです。
4.成長や変化を描写する
主人公が物語の中で成長や変化を遂げる姿を描写することで、読者は主人公の成長に共感し、感動することができます。
困難や試練に立ち向かいながら、主人公が己を超えて成長していく様子を描くことが重要です。
例えば、最初は自信がなく自分の能力を疑っていたが、物語の終わりまでに自己を受け入れ、自分の道を見つけることができた。
そんな主人公の成長は感動的であり、読者に多くの感情を与えることになった。
苦悩や葛藤、ネガティブな面を描いた上で、それらを乗り越え成長、達成する姿を描いていきます。
読者はこの主人公の姿に感動してくれるはずです。
5.複雑な関係を持たせる
主人公と他のキャラクターとの複雑な関係を描写することで、読者は主人公の人間性をより深く理解し、興味を持つことができます。
友情や恋愛、家族間の関係など、様々な関係性を取り入れて、主人公をより魅力的に描写しましょう。
例えば、主人公は親友との関係が非常に複雑であり、時には彼との対立や葛藤が物語の中心になることがある。
しかし、彼らの関係は深い絆で結ばれており、読者は彼らの友情の真価を見出すことができる。
このように他のキャラクターとの関係を活かすことで、主人公をより魅力的にすることができます。
▼まとめ
ここまで「主人公を魅力的に描く5つの方法」についてご紹介しました。
主人公を魅力的にするためには、複雑な性格や個性、弱点や過去のトラウマ、成長や変化、複雑な関係など、様々な要素を描写することが重要です。
これらは読者の共感を得るきっかけになり、物語自体のクオリティにも関わってきます。
魅力的な主人公を使って、面白い楽しい物語を描いていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
小説家の川井利彦でした。
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