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書籍「凡人のための地域再生入門」を読んで

タイトル
地元がヤバい…と思ったら読む
凡人のための地域再生入門

著者
木下斉(きのしたひとし)

著書の内容紹介(”はじめに”から抜粋)
・何より、そもそも地域にスーパーマンは必要ないのです。それぞれの役割を果たす「よき仲間」を見つけ、地味であっても事業を継続していけば、成果は着実に積みあがっていきます。
最初は2、3人のチームで十分です。その中核となる仲間とともに取り組みを続けていけば、気付かぬうちに地元を越え、全国、海外に仲間ができるようになり、人生は豊かになり、そしてその地域も新たな活力を持つようになっていきます。
・大切なのは「失敗せずに成功できるか」という発想そのものを捨てること。まずは、一歩を踏み出してみることです。どこかの組織から予算をもらうのではなく、自分たちの出せる手持ち資金を出し合い、自分たちがこれが正しいと思うことを挑戦していく。自分たちの責任だからこそ、間違っていたらすぐに修正をかけながら、とにもかくにも前に進んでいくのです。
・「凡人」だからこそ、格好つけずに失敗してもその事実を受け止め、小さなことを馬鹿にせず積み上げ、利が生じても欲深くならずに継続できるのです。平凡である、そのこと自体が強みなのです。


読後に私が考えたこと
 宮仕えをして約20年。組織の人間になると、組織の一員として求められることをこなすことが役割となります。与えられたポジションを把握して、実直に職務を遂行することが仕事です。この考えは今でも変わりません。この本によると、今は会社員や公務員の人が9割だそうですが、「1955年の時点では、半数の世帯が自営業か、それに関わる仕事をしていた」そうです。個人事業主になると、すべて自分の責任になるので、いろんなことを自分で考えて行動をしてかなければなりません。
 自分自身を振り返ると、仕事では宮仕えをしてきましたが、オフの時間に趣味である写真活動の場所を広げて、自分で考えた写真展の企画を実現させるなどしてきました。一度、写真展を開くと反響があり次回に生かしたり、逆にもっと考えないといけない点がわかってきたりと、実際にやってみないとわからないことはたくさんありました。
 趣味の延長とはいうものの、自ら考えたことを具体的に行動し、仕事以外の人と関わることもできたことは、自分にとって大きな財産になっていると感じています。
 小さいことから始めること、進めながら修正していくことは大事だと思います。

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