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写真集「すこし色あせた旅」のこと

タイトル
すこし色あせた旅(写真集)

作者
尾仲浩二

写真集のキャプションから
2020年。どこにも行けなかったこの春。暗室に籠って古い旅の写真をプリントしました。20年ほど前のネガカラーフィルムは、すでに退色が始まっていましたが、その微妙な色合いが面白く、いい感じだったので写真集にしました。また自由に旅ができる日が早く来ることを願って。
(尾仲浩二)

読後に私が考えたこと

私の好きな写真家さんの写真集です。撮影されたのは約20年ほど前の写真たち。それにしては、どこか昭和の匂いが残る懐かしい感じの風景です。
見たこともない風景なのに、懐かしさを感じるのは不思議。また、ぱらっと見て終わりではなく、じっと見てしまうところが、氏の作品の魅力だと思います。
昨年の秋に、尾仲氏は私の住むまちを訪れてくれています。その際撮った写真が、いつか作品となる日を楽しみにしています。


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