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路地裏カレーSamuraiからBear Pond Espresso

あまりにも仕事をしたくなさすぎて、近所のカレー屋にランチという名の現実逃避。路地裏カレーSamuraiは下北沢屈指のカレー屋ということだが、うちのオフィスから歩いて1分かからないところにある。いつもこの時間は長蛇の列がついているのに、今日はたまたま空いていたので入ってみることにした。

20種類の野菜のカレーにガーリックブロッコリーを追加、柚子蜜ラッシーも合わせて注文した。カレーはいわゆるスープカレーであり、スパイスの香りを油分で引き出しつつ、別に取ったスープを合わせてエマルジョンにする時に、特に繋がないでそのまま出すというタイプのカレーである。要するに豚骨スープにカレー油を入れて乳化させていると思えば良い。

店内は大部分が女性客で、男性はカップルのみ。ちょうど隣がそのカップルだったんだが、またその男の方の言うことがむず痒い。「野菜が甘いね」「北海道ってこういう感じなんだよね」こういうのにアレルギーを感じるということは、やっぱり自分はまだまだ昭和の男なんだな、今は平成をすっ飛ばして令和だっていうのに。「男のくせに」とかは今は発言自体が許されない世の中で、昭和男子はますます生きにくくなってゆくのだろうか。

さて、カレーの評価だが、そもそもカレーってうまいのが当然というか、結局そのものの旨みというよりやっぱりバランスが全てだと思うのだよね。そうなると、このカレーも結局、右の野菜カレーのボウルはすごくおいしいわけだけど、結局この料理にご飯って必要なのか?と思ってしまう。もうちょっと言えば、20種類も別々の野菜が入っていて、野菜の中にはピーマンやパプリカのように皮がしっかりしているものもあれば、ゴボウは片栗粉をまぶして揚げていたり、ナスやズッキーニのような油やスープを吸い込むようなものもあり、全部の野菜に合うようなカレーを用意することって難しいと思うんだよね。だからこれがカレーの究極形だとは、ちょっと思えない。いや、おいしいんですよ。でも、味とバランスよりもビジュアルを優先していると言われても反論はできないだろうとおもう。

ただし、このカレーを見て、自分の中でカレーの究極の姿がだんだんと見えてきたきがするので、その気づきをくれたという意味で、一応評価しておこうかしらん。今度時間がある時に、それを作ってみよう。

からの、Bear Pond Espressoでのコーヒー。残念ながら、私はコーヒーの味についてはよくわからないけれども、おいしいことだけはわかる。

ということで、下北ライフを満喫しています。

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