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詩作集・天網恢恢

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この世界はみんなで見ている夢にすぎない。そこを出発点として。
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2015年2月の記事一覧

ぼんやりとしたあたまで

ぼんやりとしたあたまで

ぼんやりとしたあたまで
いつもいきていたいものだとおもう

ふつうにさめたあたまだと
うっとうしいことばかりはいってきてしまうので

ほんとうはすみきったあたまで
みることができればいいはずなのだけれど

そこにはいたることができないのだと
あきらめているのかぼくは それともあきらめずにいきるのか

[有料部分には今の心境をつづります]

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ぼくはいったいなにを

ぼくはいったいなにをもとめているんだろう
ほんのすこしのやすらぎのつもりなんだけど
ぜいたくすぎるものをもとめてるってことなのか
このせかいのしくみがよくわかってないもんで

よくよくせかいをみわたせば
なにをえるためになにをすればいいのか
わかるはずとはおもうのだけど

こどもじみたわがままで
あれがてにはいらない
これがてにはいらないと
だだをこねているだけなのか

たぶん、ほんとにそうなんだ

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むかしむかし少年がいた。

むかしむかし少年がいた。
少年は友だちの彼女を好きになった。

友だちから彼女を奪おうと思ったわけではなかったが、
少年は彼女を映画に誘った。

それを知って友だちは不愉快そうだった。

やがてその友だちと彼女は別れた。

少年は仲間たちとねずみの国に行った。
彼女も一緒だった。

少年は彼女とふたりお化け屋敷の乗り物に乗った。
彼女の手が少年のももにおかれた。
奥手だった少年は何も反応できなかっ

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