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製造メーカー、クリエイタープラットフォーマ―に捧ぐ。作る仕組み、売る仕組み。

こんにちは!
TOSYO note編集部です。

私たちは、みんなが商売にチャレンジできるチャンスを創ろうというVISIONのもと、アニメ・キャラクター雑貨やOEM・ODM領域のオリジナル雑貨の企画から配送までを一気通貫で行っている会社です。

事業内容は前回の記事で紹介しているので、併せてご一読ください。

前回の記事では、
『実は皆さんの周りものだって、コンテンツになるのだ!雑貨になるのだ!』
と熱く語りました。
有難いことに、ご好評につき『TOSYOさん、上手いことやっているねー!どういうビジネス構造なの?TOSYOさんだけが得しているんじゃないでしょうねえ??』というような個別の問い合わせもちらほらいただきました。(読んでいただきありがとうございます)

TOSYOは、まっすぐに事業を運営してまいりまして、
関わる全ての皆さんが『お得』をするビジネスを築いてきたという自負がございます。

今回は私たちの仕事が、関わる全ての企業・人にどのように『お得』を提供してきたのかご紹介したいと思います。

【この記事を読んでほしい人】
・自社の工場を安定稼働させたい工場を持っている経営者の方、工場責任者の方
・クリエイター(ライバー、Youtuber、ライターなど)のマネジメントをしている企業の方
・キャラクターを保有している企業の方

【この記事を読むことのベネフィット】
TOメーカー企業様
・工場を安定稼働させる1つの方法が分かります。
TOプラットフォーマ―企業様
・工数をかけずに新たな売上を作る方法が分かります。


1.「小ロットで商品を作りたい」とは?

唐突ですが、オリジナルの商品を作りたいと思ったことはありますか?

消費者として、使っている商品のここがもっとこうだったら良いのに・・・と思うことは誰しもあるかもしれませんね。

さらに、キャラクターグッズや推しのグッズでも、「あー、ここが残念。私が商品担当者だったらこうするのに・・・」と思うこともあるかもしれません。

そういった、消費者の声を拾い、市場調査を行い、商品を開発し、マーケティング戦略を考えているのが、販売会社さんですよね。

販売会社としては、綿密な市場調査と開発工程を重ねに重ね、販売に至るわけですが、綿密な戦略を重ねれば重ねるほど販売数が確保できるのかが怖くなってくるものでもあります。
こうした際に出てくるものが、「初回販売は小ロットにしたい」というニーズです。

この他にも、ファンがついているクリエイターさんに対して、ファンから「●●ちゃん、●●くんのグッズがあったら絶対に買います!販売してください」という声が上がることも昨今、増えています。
動画配信の視聴者数は数百万再生いっていたとしても、実際に商品の購入をいただけるのかは読み切れない、こうした際にも出てくるもの「初回販売は小ロットにしたい」というニーズです。

つまり、メーカーやIP保有企業にとっては、ニーズを汲み取りながらも、リスクを最小限にしてチャレンジしたい=小ロットで商品を販売したいということなのです。

※IPとは、キャラクターを指すことが多いですが、TOSYOでは企業のロゴやライバーさん、Youtuberさんなど、その人・もの自体に価値がついているものはIPと捉えています。
もちろん尊敬の意を込めてのことです。

小ロットでものを作り、商品を販売するということは、初期投資にかかるコストを下げることができ、在庫を抱えるリスクを下げることができる最高の手段だと認識している方も多いと思うのですが、実は違います。

製造メーカーにとっては、1個作るのも100個作るのも確保せねばならないラインは同じであることが多いですし、1個だけ作るための材料を調達するというのは容易いことではありません。
ちょっとだけ作るから安くできるだろうという単純な話では、まったくないのです。

また、消費者は同じIPグッズだったとしても、商品によって購入するか否かの判断をします。
観賞用のアクリルスタンドだったら購入したいと思う方もいれば、
常に使うスマホケースだったら購入したいと思う方もいます。
単一商品で勝負するということは、ヒット数を下げることにもなりかねないのです。

2.小ロット×豊富なバリエーションのリスク

「じゃあ、1つの商品の生産数は少なく、たくさんの種類を作ればよいのか!」と思わせるような文章だったかもしれません。

先に謝罪させてください、違います!この手段は、ほぼ必ずと言っていいほどいばらの道となります。
通常、製造会社には作れるものの得意・不得意があります。
紙製品は得意だが、アパレル製品は苦手というような具合です。
紙製品とアパレル製品に使う機械は異なりますので、当たり前に起きてしまう得意・不得意なのです。

それでも、1つの商品の生産数は少なく、たくさんの種類を作るという意思決定をした場合、販売会社は以下のような業務が発生します。

  1. 製品ごとの製造メーカーの選定

  2. 複数の製造メーカーの製造スケジュールの管理

  3. 配送業者の選定

  4. 製造メーカーごとの配送スケジュール管理

  5. ECサイトへの配送スケジュールの反映

これらは非常に工数のかかる業務でもあります。

紙製品はA業者、アパレル商品はB業者と分けて製造した場合に、消費者サイドにもデメリットが発生することがあります。
それは、①製品の納品日が別日になる②製品それぞれに配送料がかかる(多くの企業では、この費用を持ち出したり、自社でまとめなおしたりして工数をかけることになります)という2点です。
販売会社が消費者に喜んでもらうために行った商品ラインナップを取りそろえるということが、消費者のデメリットに繋がってしまうということになりかねないのです。

『やっぱりものづくりは難しいものなんですね。お金もかかりそうだし・・・』
と読むのをやめようとされている方、お待ちください。
そうならない方法をTOSYOは作り、実践し、お客様にも沢山喜んでいただきました。

次の章でその詳細をお伝えいたしますので、是非、次の章もお読みください!

3.リスク回避。TOSYOが作った新たなものづくりの仕組み

改めてですが、
私たちはみんなが商売にチャレンジできるチャンスを創ろうというVISIONのもとものづくりの支援をしている会社です。

商売にチャレンジしたいと思っている販売会社チャレンジャー、
ものづくりを生業にしている製造メーカー、
そしてIPのファンである消費者・・・
全ての皆さんが幸せであるビジネスを作りたいという想いをもって事業を作ってきました。

だからこそ、どれか1つのステークホルダーだけが得をすれば良いとは考えていません。
当たり前ですが、私たちだけが得をしたいとも思っていません。
ものを作って販売するということは、会社が違っても必ず協働が発生します。
1つのステークホルダーだけが得をする仕組みでは、中長期的なものづくりはできません。
いつか、継続することが難しくなるのです。

そこで、私たちは製造メーカー、商品販売会社、消費者すべてが『お得』になるものづくりの仕組みを考えたのです。

ここで改めて、それぞれのお得を整理します。

製造メーカーにとっての『お得』とは、工場を安定稼働できること、発注がコンスタントに来ることです。
販売会社にとっての『お得』とは、小ロットでバリエーションのある商品を製造し商品の売上を作れること、自社で面倒な管理をせずに済むことです。
消費者にとっての『お得』とは、良質なバリエーションのある商品から好きな商品を選べること、配送料が安いことです。

私たちは、それぞれのステークホルダーのハブになることで、それぞれのお得を生み出すことができると考えました。

製造メーカーが発注をコンスタントに獲得し、工場を安定稼働するためには営業活動が必要です。また、注文状況を日々確認する工程も必要です。これらをTOSYOが受け持つことにしました。

販売会社が、小ロットでバリエーションのある商品を製造するためには、業者の選定が必要です。商品の売上を作るためには、ECサイトの構築・運用が必要です。自社で面倒な管理をせずに済ませるためには、在庫管理を委託することが必要です。
これら全てをTOSYOが受け持つことにしました。

消費者が様々な商品を手にするためには、ECモールや通販サイトを訪問して商品をチェックする必要があります。しかし、販売会社側は商品が製造会社ごとに分散した配送形態にせざるをえなかったりせず、全体の配送数を増やしても中々な配送料を下げられないどころか、お客様から複数の送料を取らなければいけないことも少なくありません。

TOSYOは、商品の販売をしたいと考えている企業様をお客様としています。
お客様の商品の選定から配送という全ての工程を代理で行っていくこととなります。

この工程の中で、製造メーカーには「安定した発注を供給する」ことができます。
「安定した発注を供給する」という点がこのビジネス構造の肝でもあります。

通常、製造メーカーは小ロットの製造発注を受ける場合、1つの単価を上げなければ利益を出すことができません。
製造に必要な資材を調達し、工場を稼働させるためには、それ相応のコストがかかるからです。
一方で、販売会社からすると一度の発注は可能な限り小ロットにして在庫を持ちたくないというニーズがあります。
そこで、TOSYOはこういった販売会社さんとの取引を複数開通させ、1社からの初回発注数は少ないものの、複数社からAという商品のデザイン違いを多く製造メーカーに供給するということを行ったのです。

1社単体では1度のA商品の発注数は100個だとしても、
複数社で1度のA商品のデザイン違い(=同じ材料の利用する商品)を1000個発注することができるから、1つあたりのコストを下げることができるという仕組みです。

コストが下がることで、販売会社にとっては商品作りのハードルが下がります。
消費者にとっても、一般的な価格で商品を購入することができるようになります。

このように・・・
商売にチャレンジしたいと思っている販売会社チャレンジャー、
ものづくりを生業にしている製造メーカー、
そしてIPのファンである消費者・・・すべての人が『お得』になる仕組みを作ったのです。

実際このビジネスモデルで、2015年頃から多くの企業様のご支援をしてまいりました。
IPプラットフォーマ―の大手企業様とも多くお取引をさせていただくことができています。
これは、創業当時から「ものづくり」を起点にサービスを作ってきたTOSYOにとって、大きな喜びです。
こうしたモデルで多くの企業様と約8年(2024年時点)にわたって、お取引をさせていただいたことで、私たちの構築したビジネスモデルも常にブラッシュアップしてきました。

4.すべての人が「ものづくり」を楽しむために

TOSYOは日本のものづくりの強みは、多様な優れた技術や優れた生産プログラムにあると考えています。
また、IPはカルチャーとして根付き、海外ファンを獲得しています。
ものづくりとIPカルチャーで、もっと「ものづくり」という業界を盛り上げていきたいと考えています。
また、「ものづくり」という業界を持続的に発展させていくためには、関わる全ての人が『お得』でないといけないと思っています。
誰かひとりが得を享受するのではなく、全ての人が『お得』であることをTOSYOはビジネスとして作っていきたいと考えています。
TOSYOとお取引をしている企業様、そしてその先の従業員の皆さま、消費者の皆さまが幸せにしたいと考えています。

5.まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!
少しでもTOSYOの取組にご興味いただけたら嬉しいです。

「雑貨を販売したいが、企画からお願いしたい」など、ざっくりしたご相談もお受けしています。

是非、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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