『スッキリわかる日商簿記3級』滝澤ななみ/TAC出版

内定先に「卒業までに簿記とっといてね」と言われたので、ようしがんばるぞと思い簿記のお勉強をはじめた。

友達の中に経理の資格の鬼がいる。なんかわからないけどニッショウボキ1級だか2級だかFPやらやたらとってるので、その子にお勧めの参考書は何かと聞いたところ、紹介されたのが表題の本だった。

今まで知らなかったけど、簿記の3級は個人商店向け、2級は企業向けって、はっきり区別がされてるのね。わたし、秘書検定しか持ってないんだけど、二級と3級の違いって受験料くらいだったから、そんなふうにしっかりと区切られた資格を自分が身につけるということが、なんだかよくわからないけどエモいなぁと思った。

中身は「ゴエモンくん」なる猫が商店を興したので、それにかかわる経理の問題をケーススタディで学んでいく方式だ。「簿記を独学で学ぶ人にもわかりやすいように」と前書きがされていることもあって、口語的な文章で書かれているからすんなりと頭に入ってくる。

でも、友達からネタバレされたんだけど、「はじめは平和だけど後々破産の方法とか出てきて切なくなってくる」といわれたので、この本自体はバッドエンドなのだなぁと思うとなんだかわびしくなる。わたしは今5章くらいまでしか進めてないけど、破滅への序曲を着々と進んでいるのだろう。

ゴエモンくんが破産した後、ちょっとでも報われてればいいなぁと思いながら、バイトの間とかにちまちまとお勉強を進めている。

最近さぼり気味なので、ちゃんとやろうと思った。

おしまい。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?