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じゃんけんに激ハマリした私が、じゃんけんの裏ワザを考えてみた

トトロのとなりです。
定期的に皆さんが明日から使える情報、雑学をご提供しております。

1. なぜ、私はいつもじゃんけんに負けるのか?

最初はグー、じゃんけんポン!!
じゃんけんは、いつどこでもできるあそびです。
でもいまでは、あそびというより、物事を決める際に行われることが多いようです。

ところで、じゃんけんは、ひとり勝ちもひとり負けもない。
"三すくみ"の力関係では、絶対的に強いものは存在しない。
そんなことを言う人もいますが、皆さんは本当にそうだと思いますか?

じゃんけんというは子どものときから大人になってまで、ずっと付き合っていきますが、こう思っている方がいると思います。

なぜか、私はいつもじゃんけんに負ける。

そうなんです。じゃんけんには強い人と弱い人が存在します。これは事実です。じゃんけんが物事を決める際に行われることが多い以上、強い人は人生で得をし、弱い人は損をします。
でも、「グー、チョキ、パー」の3種類なので、どれを出しても負ける確率は1/3なのでは?と思う方がおられるかもしれません。
ハッキリと結論を申し上げます。

じゃんけんには必勝法がある

強い人は、なんとなくこれに気がついていて実践しているのです。
今回の記事では、この方法を全て公開いたします。
あなたも、じゃんけんに勝てるようになって、残りの人生で得をしましょう!
※三すくみとは:ヘビとカエルとなめくじの三者が身動きが取れなくなって均衡状態にあること。なめくじはヘビを食べる。ヘビはカエルを食べる。カエルはなめくじを食べる。互いに食べあう。

2. そもそも手の構造上出しやすさが違う

そもそもなぜ「最初はグー」なのでしょうか。
じゃんけんの手を言うとき、なぜ「グー、チョキ、パー」であって、「チョキ、パー、グー」ではないのでしょうか。
これは、人間の手で行う遊びであるからこそ特有の現象だと考えています。実際、国や文化によらず「グー、チョキ、パー」となっているようです。
例えば、アメリカの「ストーン、ペーパー、シザース」も、韓国の「カウイ、バウイ、ボ」も、中国の「シートウ、ジェンタオ、ブ」も全て「グー、チョキ、パー」の順番です。

これは、実際にやってみるとよく分かります。
「グー」「チョキ」「パー」の順序としての並び方は、以下の通り全部で6通りあります。

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それぞの手の形を素早く出してみると、よく分かるのですが、「グー、チョキ、パー」の順が一番出しやすいと感じるはずです。

これは、「グー」のにぎった手を「チョキ」にしてから「パー」へ開いていくからで、開いてからにぎりなおすような動きがない分、効率的な動作になるからだと考えられます。

このように、「グー」「チョキ」「パー」は出しやすさが違う分、統計的にみると、人が出す手には偏りがあり、単純に1/3になっていない可能性があるのです。
日本にも世界にも、じゃんけんを研究されている方がいるため、その調査の結果をこれから見ていきたいと思います。

3. 勝つ確率が高いのは!?

WRPSという「世界じゃんけん協会」がカナダにあるのをご存じでしょうか。
WRPSでは2002年から世界大会を行っており、世界でもっとも多くの人が参加するじゃんけん大会としてギネス世界記録にも載っております。

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WRPS WEBサイト:https://www.wrpsa.com/

WRPSの調査によると、統計的には「Rock(グー)」を出す人が一番多いということが分かっております。

次に日本の研究例として、じゃんけん研究の第一人者でもある桜美林大学の芳沢光雄教授の研究をご紹介します。
芳沢教授によると、延べ725人に10回から20回のじゃんけんをしてもらい、11,567回もの勝負データを集めた結果、「グー」を出す確率が35.0%で一番高く、次が「パー」で33.3%、「チョキ」は31.7%だったようです。

さらに、身近なところでいうと、AKB48のじゃんけん大会を調査された方がいて、この調査でもやはり「グー」が最も多かったという結論になっています。

4. あいこになったときどうする?

じゃんけんでもう一つ重要なことは、もしあいこになったときに、次にどの手を出すかを決めておくことです。
世界じゃんけん協会も芳沢教授も、それぞれの調査の結果、あいこになった場合,次で勝つ可能性の高い手の出し方があるという結論にいたっております。
芳沢教授の調査では、「2回続けてじゃんけんをした10,833回のうち、同じ手が続いたのは2,465回で22.8%で、3分の1どころか4分の1もない。つまり同じ手は出さない可能性が高い」という結果になっています。

つまり「パー」であいこになった場合、次に出す手の形は「グー」か「チョキ」の可能性が高いので、「グー」を出せば、少なくとも負ける可能性は低くなります。

5. じゃんけんは心理戦!?

次は心理戦的な側面についてです。じゃんけんには少なからず心理的要素が含まれています。これは相手が出す手の読み合いが行われるからです。
例えば、相手も「グー」が出やすいことを知っているはずだと考えたとき、その裏をかこうと、「パー」ではなく「チョキ」を出したりします。

WRPSでは、じゃんけんの戦術の基本は以下の2つであるといっています。

・相手から特定の選択を取り除くこと
・相手がなにを出すのかを見極めること

そんな心理戦に有効な戦術をここでは3つ紹介します。

① 自分の出す手を宣言すると、勝つ可能性が高まる。
「グー」を出すと宣言すると、相手は「本当にグーを出すはずがない」と疑い、「パー」を出さず、「チョキ」か「グー」を出しやすくなります。
そこで、自分が「グー」を出せば、勝つかあいこのどちらかになるということです。これは特に疑い深い正確の人に対して有効と言われています。

② 相手に考えさせないように、声を出して相手をせきたてる。
これをすると、相手は追い込まれて、直前に勝った手を出す確率が高まるということです。もし、2回以上の勝負をするときで、1回目に負けたときは、この手を利用することができます。

③ 勝負の前に、「グー、チョキ、パー」を口に出しながら手の形を相手に見せる。
これを何度も繰り返すと、相手の頭に無意識のうちに「グー→チョキ→パー」という順番がすりこまれて、その順番で手を出しやすくなります。

6. 目で勝つ大作戦!?

もう一つ、冨樫義博先生のHUNTER×HUNTERでもじゃんけんの必勝法が書かれているので紹介します。
※HUNTER×HUNTER 14巻 P.68 参照

主人公のゴンはじゃんけんが異常に強いのですが、これには実はヒケツがあると友達のキルアに話しています。以下引用します。

キルア:がーーーーまた負けた。チクショー何でだよ!?

ゴン:実はヒケツがあるんだ。クジラ島に来てた漁師のおじさんに教えてもらったんだけど。キルアの目なら絶対できると思うよ

キルア:目!?

漁師:いいかゴン「最初はグー」から始めるのがミソだ。
相手の手の動きだけ注意しろ。
すると相手はグーの状態から振り上げて、振り下ろす瞬間には十中八九、すでに出す手の形にしているはずだ。
そこまでいかなくてもグー以外の手を出そうとするヤツは握り方が空き気味なる。
つまり敵の手がグーなままだったり、変えた手がハッキリ見えたらそれより強い手を出して、微妙だったらチョキを出しておけば負けないってことだ。
「最初はグー」で相手の拳を前に出させとけば、動きが見えやすいから、目が良いヤツならこの方法で90%以上勝てるぜ

キルア:てめ キタネーな先に言えよ そーゆー・・・・

以上

目が良い方は実践してみて下さい!!

7. 明日からできるじゃんけん必勝法

これまでのことを踏まえて、じゃんけんの必勝法をまとめます。
じゃんけんで物事を決めるとなった際に、すぐに実践できるように、この必勝法に従って、あらかじめ出す手を決めておくことをオススメします。

① 「パー」「チョキ」は「グー」に比べて出る確率が低いので、「パー」を出せば、負ける可能性が低くなる。
② 特に、なにも考えてない相手には「パー」を出せば勝つ確率が高い。
③ 一方で、じゃんけんに強いといわれている人は、「グー」を出しにくい。そのため「チョキ」を出せば、勝ちかあいことなる。
④ あいこになった時、次はその手に負ける手を出すと、勝ちかあいことなる。例えば、「パー」であいこになった場合は「グー」を出すとよい。
⑤ 自分の出す手を宣言すると、勝つ可能性が高まる。「パー」を出すいって、「パー」をだせば良い。

8. おわりに

いかがでしたでしょうか?
皆さんが何気なくやっていたじゃんけんは、実はかなり実力が重要であったことが認識できましたでしょうか。
もしかすると、皆さんの周りにはすでにこのことに気付いていて、皆さんは損をしていた可能性だってあります。
でも大丈夫!これからは皆さんが優位に立てるのは間違いないです!
ぜひ、ご自身で必勝法を体感してみてください。

最後に、私が今回のじゃんけん必勝法から得た学びを一言でいうと

世の中には得する人と損する人がいる

みなさん、今日も良い一日を。


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