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なぜ走るのか?

駒澤大が箱根駅伝優勝で3冠達成。勝因は全区間5位以内の選手層の厚さと、山の区間での思い切った1年生起用にあった(webスポルティーバ) - Yahoo!ニュース


我が家の親戚は皆、遠く離れた所に住んでいるのだが、唯一、父の姉一家が車で1時間くらいのところに住んでいる。
新幹線や飛行機を利用しなければならない地域に住んでいる親戚にはそうそう会えないが、近場に住んでいる叔母家族には新年の挨拶に伺うことが僕が子供の頃の恒例行事だった。
元旦からお邪魔するのは気が引けるので、1月2日もしくは3日になることが多かった。

僕はこの挨拶に伺うことが本当に嫌だった。決して叔母家族が嫌いだったわけではない。
箱根駅伝がつまらなかったのだ。

居間にあるテレビは延々と箱根駅伝が流れている。まぁ、他のチャンネルも似たり寄ったりのお笑い番組ばかりで必ずしもおもしろいわけではないので、結局どのチャンネルもつまらないのだけれど、それでも駅伝よりかはマシなはずだ(と当時の僕は考えていた)。

なぜ正月から走っているのだろう?
なぜ正月から交通規制を必要とするほどの一大イベントが開かれるのだろう?
なぜ正月から沿道で多くの人が見ているのだろう?
なぜ多くの大人は正月のテレビ番組と言えば駅伝を見るのだろう?
この駅伝の番組はいつ終わるのだろう?

幼い僕は何もかもが理解できなかった。まぁ今も理解できないのだけれど(笑)

おじさん(つまり僕の父の姉の夫)は優しい人で、毎年ゲームやら玩具やらを買ってくれたし、必ず蟹を用意してふるまってくれたし、楽しいこともたくさんあったのだけれど、それを凌駕するくらい駅伝のつまらなさが僕をへこませた。

小学生の時の同級生に、毎年必ず箱根駅伝を沿道に見に行くという人がいた。剣道をやっている爽やかスポーツマンくんだったが、やはりスポーツ愛好者は、あらゆるスポーツを愛しているのだなぁ…それにひきかえスポーツとは縁もゆかりも無い僕は非国民なのか?と考えたり考えなかったり。


ところで、なぜ箱根駅伝は男子だけなのだろう…大人になってもやっぱり何にも知らない僕である(笑)


#駅伝
#箱根駅伝
#正月

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