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【有能な人になれる】話術、面接、小論文……【事前準備】で完璧!

どうも、元東京大学非常勤講師、エンジニア、著述家のとつげき東北です。

私にはいくつか得意なことがありますが、今回の題材に上げた「話術(友人と、恋人と……今はおらんけどな、わざとおらんけどな)」「面接」「小論文」あたりは超得意ですね。

得意さをTを置くと、T=104(kg) くらいですね。
(満点や単位の意味が不明で、Tと置いた理由も謎で、「この人、会話下手ちゃう?」とうっすらバレる)
ちなみにTをxで微分すると、T'=0です(どうでもええわ)

「何かにうまくなろう」とした時、例えば大学入試なんかもそうですけど、へたくそな人は「とりあえず勉強を始める」を選択しがちなんですけど、これは最悪です。
・「努力が大事」「努力すればなんとかなる」という根性論に浸っているのか
・「結果を出した人は必ず努力をしている」という嘘を信じているのか
・目標と現状のギャップから目をそらすために「何か」したいのか
「本当の自身」を探す永遠の旅路へ出たいのか
どれにしても、「目標達成」に対して真っすぐ向いていません

まず、おおまかな「目標」を見るところから始めます。
国立大学に行きたいのか、東京の私立大学に行きたいのか……とかそういうことでも、「何を勉強したらいいか」は違いますよね?
そういう目標をちょっと考えると、「そのために何をすべきか」が絞り込めてきます。
「どちらにしても、これは勉強した方がいい」という共通のものが見つかるかもしれません。英単語を覚える、とか。
逆に「四字熟語をひたすら覚えまくる」を1年間やっても、偏差値は0.5くらいしか上がりませんそれだけで偏差値40上がった人、大変申し訳ございません。あなたは超能力者です)。
そして、ここが大事なのですが、「何をすべきか」に対して「もっとも効率的にやる」方法や抜け道というのも、ある場合があります。
受験英単語だったら、英単語の辞書を片っ端から覚える方法はありますが、「出る順! 英単語2000」とか、その、受験で出やすくて他人と差がつくやつをやる方が「効率的」ですよね。
どんどん、「正しい努力」を「楽な方法で」できるようにやっていけば良いということです。

それで!
大学入試などは、割と多くの人が、程度の差はあれ「準備」して臨むんです。
ところが、話術や面接、小論文については、多くの人が、あまり練習しておらず、大人になってもへたくそなままです。いやなんでやねん。なんで「キャベツを使う料理」だけ極めて、「レタスやニンジン、タマネギやジャガイモを使う料理」は全然できへんねん。どういう食生活やねん!

この原因は「事前準備の質と量」にあります。
大学に入るためには、少々は準備が必要で、まあ、それなりに勉強はしたでしょう。
一方で、友達や異性との会話とかは、「ちょっと苦手な方で……」「奥手な方で……」くらいでなんとか生きてこれてしまった。同じような人らでグループを作っていたから、ぬるま湯でよかった。
「やばい、練習をしないと」という風に思えなかった。
だからそのままになっているんです。

そして、「うまく会話できる」ということは、実は、面接や小論文、それだけではない、文章を書くにも、人と上手に接するにも、人脈を作るにも、なんなら昇進するにも、超大切な能力なんです。それがまだわかっていない(または、わからないまま=そのレベルのまま、「なんとなくやってきた」)から、「練習」すらしていないんです。
これは致命的ですよ!

コテコテの関西出身の私は、小さいころから「面白く会話する」のが「デフォルト」でした。周り全員そうですし、高校くらいになって「おもんない会話」してると、マジでクラス中で浮きます。もうちょっとリアルに言いましょうか? いじめられます。
だから関西人はいつでも「どうしゃべると面白いか」を考えて育ちます。初めて関西から引っ越した時、周りの学生の「会話のオチのなさ」「しょうもなさ」に愕然とした覚えがあります(今でも、会社の部署の中では「めちゃくちゃ面白い人」で通用します)。入社面接などでも、倍率100倍程度だったら絶対受かる自信がありました。

理想は伝わりましたでしょうか。
それではここで、現実を見ましょう。
えっと、とりあえず周囲の現実を見まわすと、うん、部屋がめっちゃ汚いですね。

きれいでない部屋

だいぶ嫌な現実を見てしまったので、グーグルで「綺麗な部屋」を検索してきます。

きれいな部屋

うん、じゃあ今日はこの部屋からお届けしますね(妄想)。

さて、関西に産まれて18歳まで「おもろキャラ」になるよう揉まれてきた人ではない普通の読者が、いまからこのとてもお値打ち価格な記事を読んだとしても、さすがに瞬時に追いつくのは無理です。
だから、まずは「基本的なやり方」として、「少なくとも1~2回のデートとか、『入社面接や小論文』みたいな単発勝負」くらいでなら、十分戦える程度の、ミニマムでインスタントな方法を教えましょう。

これすらやってこないのが周りの受験生・就活生・婚活生だからね!?
ホンマに楽勝だからね!?

では、入っていきましょう。
構成としては、主に「小論文」での立ち回り方(恐らくみなさんわかっていないスゴい方法)を中心に教えて、ほぼそれと同様なので、会話や面接にも応用する方向で書きます。
はあ~部屋がきれいではかどるわ!

基本は運の小論文――評価されるポイントは何か 

今回、まずは主に小論文の話を中心として取り上げます。

小論文の評価ポイントは、受ける場所にもよります。
大学院などの試験では、文章のうまさなどではなくて、実際の専門に対する適正などが問われることが多いはずです。
しかし一般には、「まともな日本語が書けているか」「てにをはがしっかりしているか」がまずは最優先されます。それらすら危ない人たちが結構多いのです。(これは会話や面接で言えば、相手の話にちゃんと相槌を打つとか、興味深そうに聞くとか、それから、相手の質問に正しく対応する回答をするとか、そういった「基礎」に当たります。「今日寒いよね」と言われて「そう? 割と温かいよ」なら、まあ許せますが、「そう? 部屋が汚いよ」だと、いやそれは事実かもしれませんが会話になっていません)

そこを乗り越えたら、「基本的に論文は運だ」、ということも自覚しましょう。私は就職で面接官をしたことがあるのですが、読む人によって感想が著しくバラつきます
就職での小論文などなら、
・「独善的に考えを押し付ける人でないかどうか」
・「理想ばかりを追い求めるヤバイ人ではないか」
・「現実的な判断ができる人かどうか」
・「やる気はあるか」
・「具体的で人に読ませる文章を書ける人か」
といったような部分が主に見られていることが多いと思います。
「今後、弊社はどう展開していくべきか」
という質問に対して、学生風情が何かグッドアイデアを述べることなど、期待されていません。
現場の部署ごとの立ち位置や、組織の意思決定の方法もわからずに、
・「これぞグッドアイデア」
と押し付けてくる不愉快な学生を排除することは目的の一つでしょう。
よく「論理的思考ができるかどうか」といったことが強調されますが、実は(独断的な考えではない限り)、これも、あまり関係ないです。
それよりも、試験官が「読んでいてなるほどと思える、面白いと思える文章」が書ける方がよほど良いですね。
なぜなら試験官は、似たり寄ったりな正論の書きなぐりを、何人分も採点しているからです(相手の感情を考えましょう)。

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