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世界史でわかる「いろんなものの起源」①~缶詰

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 私たちの食べている便利な缶詰の発明には、世界史上のある有名人が関係しています。トップ画像の人物、ナポレオン・ボナパルトです。

 欧州の各地に遠征を繰り返したナポレオン1世にとって、兵士たちの食糧の確保が悩みの種でした。本国から食糧を運ぼうにも、当時は食品の保存技術が発達していなかったからです。

 そこでナポレオンは、1804年に懸賞を出し、食料保存法のアイデアを募集しました。ニコラ・アペールという人は、瓶に食料を詰めて密閉したあと、加熱して中身を殺菌する保存方法を応募し、見事懸賞を勝ち取りました。


 アペールの瓶詰めは、ガラス製なので割れやすいという欠点があり、のちに金属の缶を使う方法が普及しました。現在食べられている缶詰は、ナポレオン戦争がきっかけで発明されたのです。


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