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人口問題と、経営改善と、小さな現場の状況と。


「出生数最少 75.8万人・適齢期人口「2030年の崖」迫る」

2月28日の日経新聞(朝刊)のトップ記事のタイトルです。
政治、戦争系でない記事がトップになると、平和なのか、何かを隠しているのか…と疑いたくなります。ただ、この記事についてはちょっと違った思考が回りました。

なんだか、この記事により浮き出して見える日本の姿が

(他に課題があるかもしれないのに)
売上高の回復に執着している企業


のように感じました。

こんにちは。
ITベンダ社員、そして週末大学院生の廣瀬です。


その記事には、
「子供を産みやすくする環境づくり」(売上向上策?)
「人口減社会への対応策」(原価低減策?)
も掲載されていました。

「対策」として考えれば、確かにその通りです。なんらんら正しすぎます(さらに言えば、真新しい対策でもない)。
しかし、「人の暮らし・営みをコントロール(というか変化させる)」ことは簡単ではありません。

「これらの実現は大変なことだ。国の運営は変数とか関係者が多すぎる。そして、難儀すぎる…」

と今更のように感じました。
だから「政治」など、関係者の意志を代表する専門家の役割もあったりするのですよね。

ただ、実は「企業経営改善のための対策」も人の営みを変化させることです。
「こうすべし」だけでは、たとえ、その「こうすべし」の内容が素晴らしいものであっても、なかなか変化は起きません。
「こうすべし」に対する関係者・当事者の理解(納得)モチベーションなどの「エンジン」が必要です。そして、「エンジン」を快調に動かす方法が重要です。
実は精度の高い「こうすべし」を考えたり、まとめたりすることよりも、「エンジン」を動かす技術が重要な場面もあるのではないか。と最近考えることが多いです。

それは、現在の私の職場での経験からでもあります。
私の職場は、今年度後半になりいい雰囲気になってきました。
関係者の「エンジン」が回り始めた感じです。

職場は複数の(大き目の)組織からの出向者が集まった「小さな」寄り合い所帯です。3年ごとくらいにそれぞれが出向者を入れ替えます(私は現在3年目。最古参の一人)。今年度、交代で着任した2名の方々の「エンジン」が今年度後半になりいい感じに回り始めました。

昨年度までは、「それぞれ自分の仕事を全う」というちょっとした縦割り感がありました。
今年度着任された方々と会ったとき、私は、「お二人ともエンジンがよく回り、連携が取り易そうだ」と感じました。なので、「回りやすい雰囲気」作りを心掛けてみました(あくまで昨年度と比べてではあります)。その結果、いいチームになってきたように感じています。もちろん私一人の意識の変化でなく、私と同じ3年目同僚との連携も含め、関係者全員の行動の成果です。

今年度もそろそろ追い込み。何とか上手く乗り切りたいなぁ。


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