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【第5話】 美しき四日市コンビナート

こんにちは。旅する自転車です。
今日も記事を読んでいただきありがとうございます。
前回は岐阜駅をスタートし、まずは岐阜城の立つ金華山を登り、木曽川と長良川に挟まれた河川敷を南下してきました。今回は、どんな景色が待っているのでしょうか…。

川はもう一本あった!

国営木曽三川公園を出発すると、右手にもう一本の川が見えてきた。ちょうどここから揖斐(いび)川が合流してくるのだ。木曽川・長良川・揖斐川の3つを合わせて木曽三川といい、岐阜から愛知、そして三重にかけて川に挟まれながら走れるのが魅力。ここからは左手に長良川、右手に揖斐川を見ながら南下していく。国道1号とぶつかるまでの8㎞の間、川の景色を存分に楽しんだ。

右から順に木曽川、長良川、揖斐川。中央やや上に国営木曽三川公園が位置する
いよいよ三重県に突入!
国道1号との合流点が終着ポイント。ここで右折し西へ進んでいく

特に面白みのない国道1号

国道1号に出て間もなく、揖斐川に沿って少し進むと歴史的名所があったので立ち寄ってみることに。国の重要文化財・六華苑。洋館と庭園を持つ和風建築からなる、桑名市を代表する観光スポットだ。館内を歩いて周り、庭園の散策も満喫した。満喫し過ぎて気がつくともう17時になっていた! まだ目指す場所があるというのに、のんびりしてしまったようだ。再び国道1号を進み、次の街を目指す。東京と大阪を結ぶ大動脈のため、景色は幹線道路らしい何の面白みもないものだった(なので写真はない)。そして最終目的地、四日市へと到着した。

洋館の設計は、イギリス人建築家ジョサイア・コンドル
四日市で名物のトンテキを食べる。肉厚でジューシーな豚肉にニンニクの効いた濃いめのソースがよく絡む

工場萌え歓喜! 感動のフィナーレ

国道1号をひた走り、四日市へとやって来た。駅前に着いたのは17時45分。意外とまだ時間があったので、夕食として四日市のトンテキ定食を食べることに。うますぎた。これでもう帰ってもいいやと思えるレベルだった。いやいや、わざわざ岐阜までやってきて、正直そこまで面白くもない川の道を走り四日市までやってきたのだ。ここで絶対に見ておきたいものがある。それが、四日市コンビナート。工場の光が彩る夜景は美しく、観光協会が公式に見学マップを作っているほどだ。そのひとつのポイントにスタンバイし、気長に夕暮れを待つことに…。

コンビナートを対岸に臨むスポット。ここでも十分良さそうだが、さらに良い場所があるそうなので変更
四日市ドーム裏の広場がおすすめスポット。日が落ち空がまだ明るい19時30分頃がベストタイミングだった
空が完全に暗くなった頃、高所からの眺望を見に四日市港ポートビルへ向かう
地上14階からの眺め。なんとこの建物が県内一の高さだという

四日市コンビナートで有終の美を飾った今回の1泊2日の関西サイクリング。1日目には琵琶湖で自然を満喫、2日目には岐阜から四日市と観光名所を巡り、だんだんと「サイクリング」から「ツーリング」へと、進化の兆しが見えてきた。旅する自転車、次回はどこへ出かけようか。

岐阜から四日市へ南下するコース
今回でだいぶ街を開拓できました。次の街はどこにしようか
21時発の近鉄特急で約2時間、大阪へ帰ります。明日は仕事か〜と思うと憂鬱だな


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