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ぷーハジメ:簿記を始めて1日は24時間と知る。前編、時間ができる。

結局職場の夏休みが始まるまで心落ち着かない日々を過ごしていましたが、最近は、簿記の勉強を始めました。せっかく経理から解放されるのに。

簿記を始めた理由のひとつには、後任の人からの質問に答えられないということがたくさんあったからです。えーと、こう聞いているから、うーん、これは昔のデータもこうだから、と、わたしが「知っていること」はたくさんあっても「理解していること」がたくさんないことも知りました。

過去のデータを参考に、先輩に言われたとおりに正しく仕事をこなそうと、「なぜ」なんて思いもしなかった。そんな時間なかったのです。いーから早く片付けないと。遅れず間違わずじぶんの仕事をこなさねば。それだけでした。「何をしているか」なんて二の次だったのです。

とはいえ経理になってから3年、必死に働いていたので、後任者の「なぜ?」に答えられないことはわたしにとって屈辱でした。
わたしは一体何してたんだろう。経理にもリーダーにも向いてない、じぶんの無能さしか見つからない3年だったなぁ。。。
– もういいじゃないか、こんなに苦しんだんだから少し休憩しようよ。
そしてわたしは、「くやしい」よりも「逃げる」を選ぶことにしました。

有休消化が始まってしばらくは、職場から電話がかかるかもと怯え、夢ではいつも職場にいましたが、職場も夏休みに入り電話も来なくなると仕事の夢も見なくなりました。
そして、時間ができてぼーっとしていた昼下がり、ふと思ったのです。

で、アイツら一体なんだったんだ。

理解する時間も気力もなかったが、わたしを散々苦しめた経理とはなんぞ。
時間ができてやっと、敵はいったい何だったのかを知りたいと思いました。

便利なものでネット検索で無料のオンライン講座を発見。これがなかなかどうして面白い。え、簿記って400年の歴史があるんだ。なるほど「仕訳」が大事。貸借対照表と損益計算書ってあったまいー!ん?これをフランス語でも理解できたら、わたし最強では?

簿記3級講座は全24回、それじゃぁお休みは2週間弱だから1日2講座受けましょう。休み明けには少しはマシになっているかもしれない。

かくしてわたしの簿記学習が始まるのですが、あっという間に壁にぶち当たっています。ひとつは回を重ねる毎に難しくなる内容。
そしてもう一つは・・・、

時間ガナイ。

仕事を辞めたのに、1日2時間が取れないってどういうことよ?
迷走はまだ始まったばかり。

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