コロナでめげるか中身を変えたぜ「新☆もずふるサブレ」!① 紙カフェレター その14

紙カフェレター その13まで呼んで頂いた方、すみません。書いてる本人、ちょっと血の気が多くなってしまってるので閑話休題。

『●堺古墳祭り▲Vo.2 in 大仙公園いこいの広場』の開催準備を着々と進めていきつつ、社内ではうちのオリジナル商品も見つめ直してたりしてまして。
色々な場所で(マルシェイベントとかね)販売していましたが

初代もずふるサブレ

『もずふるサブレ』は妙にご意見を頂く場面が多いんですよね。それは「堺産やないんかい」「古墳の形やないんかい」という声。
ぬぬ。確かに某県の菓子製造業者さんにお願いしてました。だって堺市内でさんざん探したけど大量生産請けてくれるとこが見つからなかったんだもん!!💦

内情をいえばこれも苦渋の選択だったんです。品質は安定しているものの最小ロットが1万枚。こんなに売れるまでわしらちゃんと営業できるんやろかという不安。とはいえ、ロットが少なければそれだけ単価も高くなり、販売価格も跳ね上がる。古墳の形ならなおさら、型代や人件費、メンテナンス費も馬鹿にならないだろうなと。
1万枚ならなんとかコストを抑えられるし、あちらが得意としている長方形型なら思った以上に納期も早いというメリットがあり。慣れた企業さんに頼むのが一番という結論に至っていたわけです。

んで、張り切って営業開始!
紙カフェ店内だの単発的なイベントだのじゃとても売り切れない。堺市内の各施設に「古墳のお土産ですよ!旬でしょ?置いてくださいよさぁさぁ!」とお願いしに回りました。

イオン鉄砲町全体


おかげでイオン堺鉄砲町店でも出店したり

スカイオマルシェ

なんばスカイオでも売り子したり。

メディア

またもやテレビに出たりね。

「堺の新たなお土産品助成金事業 第一回受賞商品」ということで、堺市商工会議所の広報支援のおかげもあって取り扱い先は順調に増えていき、百舌鳥・古市古墳群世界遺産登録目前という追い風にも乗って、なんとか、徐々にですが在庫も抱えずに稼働することが出来ていきました。

そうそう、堺タカシマヤ(南海高野線堺東駅から直結)でもお声がかかり、一番良い場所で開催させていただいたんです「●古墳祭り▲」。

古墳祭り全体

堺タカシマヤ3階のイベントスペースにて

世界遺産登録も目の前だったものの、皆さん疑心暗鬼な目が印象的( ̄∇ ̄)。
でも「いよいよやね」「なるのかな?なると思う?」など興味津々なお声もたくさん頂けました。古墳について熱く語ってくださる方も何人もいて、さすが百貨店はお客様の層が違うなあと勉強になったりして。

堺タカシマヤ古墳祭り

ハニワ課長in古墳祭り


そして!世界遺産登録直後の7月17日~23日にも第二回目を開催!!

たくさんのテレビ局や新聞社が取り上げてくれハニワ部長まで出動してくれ、それはそれはたくさんのお客様が古墳グッズを買い求めにお越しくださいました。
「もずふるサブレ」も即完売。在庫の余りすぎを心配をしていたのが在庫がなくなる心配をしなくちゃいけない事態に。こうして順調に売上げを伸ばしていく兆しが見え始めたのです。

ハニワ駅長ラッピング電車

☆おまけ☆
お世話になっていたイラストレーターでデザイナーの“カオリンゴ”ちゃんが、紙カフェでの個展がきっかけで南海電鉄のハニワ駅長ラッピング電車デザインに起用してもらえたり。登録直後はとにかく勢いがありましたね~このラッピング電車、今でも走ってますよ。


ところが、ここにきて新型コロナウイルスの大発生。観光客は完全にストップ。販売協力店舗も軒並み臨時休業。私たちの商品は全く動かなくなってしまいます。

調子こいて大量注文していた「もずふるサブレ」はまだ5000枚残っています。目の前の段ボールを見つめて、姉がこう言いました。「もったいない」
売れる売れないももちろん大事だけれど、売れないからといって目の前にある完全包装された美味しいお菓子たちを「食べない」だの「破棄する」だのという選択肢が在ること自体が許せない。と言い放ったのです。
ほな、どないする?
賞味期限が迫ったもずふるサブレ、紙カフェ店内で「300円詰め放題」という力業で乗り切っていましたが、その紙カフェもコロナで臨時休業中。
「配ろう!それこそ困っている場所に!」
賞味期限は十分余裕がある。フードドライブやNPOで食べ物を常に集めている団体にお分けしたらどうだろう?ということになりました。

よし、そんなら新聞社さんにも協力してもらお。私、プレスリリースの叩き台書くわ。「ほんなら私、清書するわ」と姉。1日で書き上げて翌日の朝、堺市役所へ。広報課に行って説明して記者さん達にも説明して、あ、そうだ。社会福祉協議会にも声かけよう。子ども食堂を運営してる友人達にも情報をシェアしてもらおう。

一気に動き出しました。
受付表も作ってオペレーションも決めて。堺市内の子ども食堂ネットワークLINEページに掲載してもらって、新聞数社にも取り上げてもらって。おかげでメールや電話でのお問い合わせがたくさん舞い込んできました。

毎日新聞01

毎日新聞02


毎日新聞さんと産経新聞さんに掲載していただけました♪
それぞれの記者さん、ありがとうございます!!


もずふるサブレは、さすがにパッケージングした完成形ではコストがかかってしまうので、製造業者から届いた箱のまま、必要な枚数と、サブレの説明が入ったリーフレット&チラシを添えてお渡ししました。
「こんなにたくさん、ありがとうございます」
「こちらこそ、引き取ってくれてありがとうございます」
こんなやり取りをたくさんの団体さんと交わしました。
めでたく5000枚すべてが行き渡り、姉妹とスタッフ、空の箱を満足げに見つめていました。
今でも、この時に知り合った子ども食堂さんや障害者施設、教会やNPOの皆さんとは仲良くさせて頂いてます。
よい経験をさせていただきました。改めて、この場を借りて御礼申し上げます。ご協力くださった皆さん、本当にほんとうにありがとうございました!

さあて。
フードロスは免れたものの。商品自体はどーするよ。一旦ストップやな。せやな。自粛解除まで?うーんいつになることやら。それこそ、自粛解除になったらいちから営業まわらなあかん。1万枚の在庫を今からまた抱える体力あるんかわたしら。お客さん(観光客)戻ってくる保証もないし、見込みが全く立たんなあ…

うーんすっかり長くなりましたね。ちょいと次に参りましょうか。

紙カフェレター15に続く


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