フランス人・フランスって…シリーズ①

夫はフランス人の中でもかなり特殊で変わっているほうだと思うので、そんな人を一人捉えて「フランス人は・・」っていうのは、ちょっと違う気がする、というか語弊があるだろうな、とは思っています。

それでも、日々そういうことをまとめておこうかなという気になりました。

というのも、今ケーキを食べようとしたときに、スプーンを手に取ってしまい、普段ならフォークに持ち直すところ、まあいいか、とスプーンで食べようとしたあたりで、ああ、これは夫の影響だ。フランス的な話かも?と思ったからです。

①ケーキを食べるときスプーンを使う。
そう、ケーキを食べるとき夫はスプーンで食べます。

もちろんフォークを用意してあげればフォークで食べますが、準備をお願いすると私ももれなくスプーンに。最初は「おいおい。」って思ったけど、まあスプーンでも食べられるし、いっか、となり。でも、これは夫だけかもしれませんね。

そういえば思い出したけど、結婚してからは義母の家に行くのが大体年末年始になっています。コロナ禍では行けずに、まだ3回しか滞在していないけど、クリスマスの時期なので特別感があります。私からは日本のお土産をプレゼントに持っていき、むこうでは義母と義理の叔母・叔父からクリスマスプレゼントを頂きます。そして、義母はよくケーキを買ってくれるのですが、

②フランスのケーキ、バタークリーム遭遇率が高い!

日本のケーキ:ケーキ屋さんとかスーパーで買う/生クリームの使用が多い

フランスのケーキ:パン屋さんで買う/バタークリームのケーキが多い気がする

昔友達にパリの有名なパティスリーに連れて行ってもらったことがあり、シュークリームなど食べさせてもらったことがあります。チョコケーキとかもあって、あれは生クリームだった気がするなぁ。そうなると、義母の習慣がパン屋で買う=バタークリームなのかどうなのか…地方だからオシャレなパティスリーがあまりないのか?よく分からないですが、日本ではバタークリームのケーキを探す方が難しいのではないかと思います。

③クリスマスで思い出したけど、プレゼントはツリーの下に置いておく習慣があるみたいですね。フランス在住のブロガーさんからしたら当たり前のような話なのでしょうが。日本では子供の寝ている間に枕元に…っていうのが定番ですけどね。

④子供は高校を出たらなるべく親元を離れて自立する。ので、長男長女が跡取りで家に残るのは奇妙に映るみたいですね。それでも、日本みたいなワンルームの小さなアパートにみんな住むのではなく、割と部屋数の多い物件を契約して、それでもお金が大変だからルームシェアをする、ってのが多い。
そのルームシェアが「コロカシオン」と言って、ルームメイトを「コロカテール」と言います。部屋を契約している人にとっても、家賃を一人で払うのは大変なので、カップルで住んだり、コロカテールに来てもらいたいというのはあるようです。

私は30を過ぎてある程度貯金を貯めてから行ったので「この年で我慢したくない、人に気を遣いたくない」と思って、一人暮らしを選びました。だって、トイレとかお風呂とか共有ってなんだか嫌だなって思って。掃除するのもシェアなら、他人が汚したのも掃除しなくちゃいけないわけで。仕事ならともかくね・・・逆もまた真なりで、自分が汚したら誰かがやってくれるかもしれないけど、そういうのも含めて、気を遣いたくない。そして、元来細かいところとか気になっちゃう性格なので、髪の毛とか洗面台にいっぱい落ちていたら、自分が使うときとか嫌だなって思って。コロカシオンでフランス人やほかの留学生と一緒に住む楽しさもあるとは思ったけどね…

⑤ドリップコーヒーが見かけられない。スーパーで探せばあるのかなぁ?私は見つけたことがないです。

留学してた頃は、TASSIMOという機械を趣味で俳優をしている大家さんから借りたので、TASSIMO用のコーヒーのレフィル?を買って飲んでいました。ネスプレッソ的なやつです。でも、1杯ずつになっているドリップはなかったなぁ。今も夫の帰省に同行するときは、日本からドリップコーヒーを持っていきます。

Caféではエスプレッソコーヒーとかが主流なので。Café allongé (カフェアロンジェ)というアメリカンコーヒーっぽくしたやつもあるけど。フランス人って、紅茶のほか、ハーブティー(Tisaneティザンヌ)飲む人が結構多いみたいで、スーパーにもたくさんティーバッグが売ってます。

そういえば、昔カフェアロンジェを頼んだ時、砂糖のスティック6gが2本もついてきてびっくりした記憶があります。甘すぎ!
40過ぎたらブラックコーヒーが好きになって、今は時々3gの砂糖を入れることもあるけど、めったに入れない。でも、6g2本って12gじゃん!!想像できない…

⑥湯船に浸かる習慣があまりない。人によってはシャワーも毎日じゃないかも?
→水道代が高いのもあるのかな?日本みたいに蒸し暑く汗をじっとりかくことがないからなのか?

義母の家は、浴槽はあるものの、その浴槽のところでシャワーを浴びるだけ。そして、シャワーをかけておくところがない!

これは、ほかの家でもそういうことがありました。そうでないところももちろん多いですが。日本ではシャワーをかけて上からジャージャー流せるのが当たり前ですよね?でも、フランスでは時々シャワーをひっかけておくところがないお風呂があります。

え?どうするのかって?どうしようもないね。。。

左手にシャワーヘッドを持って、ジャージャー流しながら、右手で洗うなどなど。両手でわしゃわしゃと髪を洗えない。超不便。

⑦シャワーの温度がぬるい

もともとの体感温度が・・日本人的にぬるいものを、熱いと感じる皮膚なのか?白人だから皮膚が薄いのか?弱いのか?うーん?

熱いお湯につかる習慣がないからなのか、シャワーがぬるいことがあります。冬場はすごく寒いです。マックス温度上げても、熱くならない。

でも、シャワーは浴びなくてはいけないので、我慢します。

シャワーのお湯はぬるいけど、お部屋はセントラルヒーティングとやらで暖かいので耐えられます。

毎回義母宅のシャワーのお湯がぬるくて今年も寒いの嫌だなって思っていましたが、先日の帰省の際は、大元の

ガスのところが分かったので、熱くしちゃいました。結構熱くなって満足♪

数年前の帰省時に夫に頼んだところ、義母に聞いてくれて、これがマックス熱いやつって言われたので、これ以上熱くならないのかと思っていました。まだガスのタンク?の調節レバーに可動域があったことに気づき、今年は熱くできました。

⑧石造りの築うん百年の家の夏はひんやり快適!

→エアコンのある家が少ない、ほぼない。必要ない。熱風が入らないように雨戸を閉めていることも。

⑨築100年以上とかの建物がザラ。
オルレアンの友達の家は、築100年と、隣に200年の家があって、初めて訪れた時は築200年の方に住んでいた気がする。で、その後行ったときは築100年の方に住んでたなぁ。

⑩蒸し暑くないせいか、蚊があまり出ないからなのか、網戸がない。

うわあ、なんか思いつくままに書いちゃったけど、思ったよりたくさん書いてしまいました。

⑪体感温度の個人差がありすぎる!!
留学中に気づき、今朝またそれを確認出来て笑ってしまったことです。
留学初期、朝出かける前にホームステイの家の窓から外を見ました。
今日の天気は?寒いかな?暖かいのかな?留学した月は5月、そう今くらいの季節。懐かしいなぁ・・・すがすがしく熱くもなく寒くもない季節ですが、朝だとちょっと涼しかったりするかな?みんなどんな服装?と窓の外を見ると、半そでの人が歩いているのが見え、「あ~今日は暖かいんだな」と思ったら、長袖の人が。すると、分厚い服着た人まで・・・

ええ?どんな季節なの!?
結局脱いで調節できる服になりました。

また、夏に友達とちょっと遠出で遊びに行ったとき。電車に乗ったら、エアコンが聞いてて寒いくらい!なのに、普通に半袖で居続けているフランス人も。皮膚感覚どうなってるの??あんなエアコンガンガンかけてて、寒くないのかな?と。

なので、寒いか暑いかは本当に自分自身がすべてだなと・・・

そして今日、夫からメッセージが。今夫はフランスに帰っていて、カナダに住んでいる義理兄もちょうど帰国したとのことで、4,5年ぶりに母と海外に住む息子2人が再会したのですが…
写真を見て嬉しくなった半面、義母と義兄の写真で笑ってしまった。
近くの観光地に行ったみたいだけど、義母がダウン着ているのに、義兄は半袖だった~!!これよこれ、まさに!ダウンと半袖は普通共存しないでしょ~~~~~~~ロンTと半袖とかさ、薄手の長袖とセーターの人とか、セーターの人とダウンの人とかならわかるんだけど!!

まだまだありそうなので、今日はこの辺で一旦区切ります。

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