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棒アイスと女の子概念考察

今は余り見なくなりましたが、棒アイスを舐める水着のイラストという概念があります。というか、発端は2次元じゃないのかも知れませんが。ともかく、一時期はエロゲのパッケージから同人に至るまで萌え文化の象徴とも言える存在だったと思います。今でこそ下火にはなったものの、未だに概念自体は消滅していない、寧ろ下ネタの定番とも言えるシチュエーションです。

正直、僕は当時は良さがあまりわからなかった。そもそも疑似ジャンル自体あまりそそらない物があり、エロならエロにするべきというのが長年僕の意見でした。言いたいことは分からなくも無いのですが、やはりどう見てもアイスはアイスにしか見えませんし、舌を出してる女の子もアイス食べてる以上の意味を感じません。僕的には、エロさを感じなかったのです。

が、最近このシチュエーションのポイントが掴めてきました。要は、エロくないことが重要なのです。単純に女の子が短い舌でアイスをペロペロしていて可愛いのです。夏の風物詩ですよね、アイス。爽やかなイラストにまとまる感じがありますね〜

エロくないんじゃん!ってなるのは間違いではありません。が、そこに「棒アイスは疑似」というミームが混じることが大事なのです。額面には、エロ要素は微塵もない。無邪気な女の子がアイスを食べているだけ。汚い下品さが無いにも関わらず、確かに邪な気持ちも連想される、という綺麗さとエロさの両立が棒アイスにはあるということなのです。
なるほどそう考えれば、最近あまり見かけなくなった事にも納得がいきます。エロと萌えで分けることが多くなった昨今、そういう両立が余り求められていないのかもしれません。

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