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あの頃の友も、かつてのクリエイターも何処で何をしているのか

夢を見るのです。もう何年もあってない、嫌いだった人も好きだった人も、夢の中で僕に話しかけてくれるのです。昔と変わらない姿で、昔と変わらない口調で、「久しぶり!」とかそんな話をするのだ。

人間関係は呪いだ。繋がりは呪いだ。何年経っても、何十年立っても、話したことやその人と積み上げたものが頭の裏側に焼きついてとれないのだから。僕が必死に強がったところでそれらから逃げたことを、あるいは自分から縁を切ったという罪を脳が覚えている以上、僕は後悔を無限に繰り返すのだ。

そんな呪いから、思い出は億千万の歌詞が頭に浮かんで来たので実に数年ぶりに聞いた。当時は小学生で懐かしまれる側だったから、大人になったらこの曲を聞いて泣くのだろうと、あの頃は思っていた。

そんなことは無かった。僕はむしろ涙脆い人間なのだが、どうも懐かしいという気持ちの方が勝ってしまうようで…人間関係の気持ちよりもあの頃のニコニコは良かったなぁとか、ネットは変わっちゃったなぁとか、いつもの懐古主義的なことのほうが頭に浮かんできた。まあ、それでいいのかもしれない。醒めない呪いに囚われるくらいなら、思い出に囚われていたほうが幸せだ。

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