「柳蕙心」自己紹介。このnoteで伝えたい東洋医学のこと

はじめまして、柳 蕙心(りゅうけいしん)と申します。

私は台湾で生まれ、中国の中医薬大学で学び、中医師として中国の病院で働いてきました。
また病院で働きながら、一般の人達向けに薬膳や漢方美容法、東洋医学によるセルフケアなどのセミナーなども積極的に活動してきました。

もともと日本語が好きで興味があったこともあり、2002年に旧大阪外国語大学(現:大阪大学)に日本語を学びにきたことが、日本とのご縁の始まりでした。

留学時代にたくさんの方にお世話になったこともあり、いつかその人達に恩返しがしたいと思うようになりました。

2019年4月、日本に移住することがきっかけとなり、

「東洋医学の知識を伝えることで、たくさんの人達が健康になるためのお手伝いをしたい」

と思い、このnoteの場で東洋医学のことをお話していこうと決めました。


日本の人たちにもっと東洋医学の良いところを知ってほしい

私は中国の北京や天津で6年間、病院で働きながら沢山の日本人の患者さんを治療してきました。

私は中医師として、漢方薬も鍼も扱うことができますが、診療所に訪ねてきた日本人の患者さんの多くはギックリ腰、肩こり、腰痛を改善してほしいという人達でした。
日本の人たちは「鍼灸=肩こり、腰痛」と思われている方が多い、ということをその時に初めて知りました。

肩こり、ギックリ腰の鍼治療のために来院した人達の多くは、問診で話を聞いてみると、アトピーや痛風、生理痛、生理不順、長年の偏頭痛など、ここには書ききれないほど様々な病気も同時に抱えていることが分かりました。

東洋医学における鍼灸治療は、肩こりやギックリ腰にとどまらず「治療できる病気の分野はとてと幅広い」ということを、もっと沢山の人に知ってほしいです。

「食害」「薬害」「公害」の三つは、現代人の病気の主な原因と考えています。
漢方や鍼灸は体に優しい治療であると同時に、病気を根本的に治す治療法でもあります。
東洋医学は病気にならない「未病を治す」という意味合いがあることを、少しでも多くの人たちに伝え、みなさんの役に立つことができれば幸いです。

学歴と臨床歴について

・天津中医薬大学医学部中医学科卒
・天津中医薬大学五官科眼科修士課程卒

専門は中医内科、中医眼科。

中医内科は中国天津の『傷寒論』大家楊育周老中医に師事しました。
主に『傷寒論』、『金匮要略』、『温病条弁』の理論に基づく、漢方を内科の臨床に使っていました。

中医眼科の漢方と鍼治療は、天津中医薬大学附属病院の眼科医「楊光先生」と、大阪の中医眼科の専門家「芦川北平先生」二人に師事しました。

楊光先生からは漢方と鍼の併用で視野欠損、視神経萎縮など様々な眼科治療を学びました。
芦川北平先生に芦川式療眼法を学び、主に緑内障、加齢黄斑変性、網膜色素変性、視神経萎縮、原因不明の視野欠損などの難病の治療に使いました。

2018年8月、中国の不妊治療と男性の泌尿器病の名老中医「斉来増」の弟子になり、婦人科、不妊治療にも力を注いでいます。

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