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2023 旭川~伊勢熊野高野山奈良 車中泊旅 4日目


2023年7月29日土曜日

三重県伊勢市 RVパーク伊勢(最高32.9℃/最低23.2℃)〜和歌山県勝浦町 RVパーク亀の井(最高31.9℃/最低24.8℃)

朝食を買いに 関西はファミリーマートが多い
カップのごはんがこの頃の私のお気に入り

テレビのニュースで全国各地の猛暑の状況が放送されている。
氷枕のお陰で車内の暑さはそれほど感じないものの、早くに目が覚めてしまう。外から話し声が聞こえたからかもしれない。後からわかったのだが、勢田せた川から船を出す人達がいて、その声やら車の音だったらしい。詳しいことはわからない。
今日も朝5時半に起きて出発の準備ができてしまった。
RVパーク伊勢の担当者はこの場所に全く姿を見せない。電話で話しただけだ。トイレとゴミ箱の使い方を聞いて、使用料の2000円を住所と名前を記入した封筒に入れ、備え付けのポストに入れるだけ。電気使い放題で2000円は安いのだけれど、旅行者としては現地の人とのコミュニケーションも欲しかったりする。
朝食はコンビニ。私はカレーメシ、妻は何だったかな。
熊野へ向かう。

鬼ヶ城、花の窟神社

紀伊の山々は深い感じがする
鬼ヶ城おにがじょう
紀伊の海は美しい…
吉野熊野国立公園 鬼ヶ城周回歩道

鬼ヶ城に寄る。鬼ヶ城の奇景も素晴らしいが、熊野灘のきらめき、深い青さに感動。ここは熊野詣でのついでに立ち寄るぐらいの気持ちで来たのだが、久しぶりに自然の景色を見て感動した。ちばてつやさんの「島っ子」で「紀伊の海は美しい」というセリフがあったのを思い出す(正確ではない)。
つり人が気持ちよさそう。

花の窟はなのいわや神社 特別御朱印 妻手製の八咫烏やたがらす張り子と共に

鬼ヶ城のちかくに道の駅「熊野・花の窟はなのいわや」がある。花の窟神社を参り、特別御朱印を買ってしまう。御朱印集めはきりがないし、最近は列に並ぶのがめんどうなこともあって、しばらくやめていたのだが「特別」の二文字に負けてしまった。
土産物屋でニュー那智黒で作られた八咫烏やたがらすの置物を気に入り、妻の分と二つ買う。ニュー那智黒とは那智黒石を粉末にしたもので、これを練っていろいろな形に加工するらしい。那智黒石は硯・文鎮・碁石の材料となる。購入した八咫烏のうち一つは、両面テープで車のダッシュボードに貼り付け、旅の先導とする。

熊野速玉大社、めはりや本店

八咫烏だるま このあと、間違って右目に目を書き入れてしまう。
願うときに左目、叶ったら右目が本当

途中で給油し、熊野速玉大社くまのはやたまたいしゃに到着。駐車場では、職員の方がこの暑い中、白装束で車の整理をしている。
お参りの前に、お土産屋さん街の川原家横丁かわらやよこちょうで八咫烏だるまを購入する。このだるまと一緒に熊野詣でをすることが、この旅の楽しみの一つでもあった。

熊野速玉大社くまのはやたまたいしゃ
授与所で、八咫烏だるまと手製の張り子に、熊野速玉大社のお印をいただく
君が代にも出てくる「さざれ石(石灰質角礫岩)」
令和2年2月2日早朝に新宮市の王子ヶ浜に打ち上げられたもの
八咫烏神社

速玉大社をお参りする。
授与所で、さっき買ったばかりの八咫烏だるまの背中に金泥こんでいらしきものでお印をいただく。八咫烏だるまの背中に熊野三山のお印をいただくと願い事が叶うのだそうだ。由緒あるものではなく、旅の楽しみである。大それたお願いは控え、旅の安全のみ願う。妻が、自作の八咫烏の張り子にもお印をいただけないかとお願いしたところ、快く応じていただいた。ただ、うまく押せなかったとひどく恐縮した様子で、かえって申し訳ない気持ちになった。

めはりや本店で「めはり定食」をいただく

昼食は「めはりや本店」でめはり寿司と決めていたのでお店を探す。ヤフーマップではうまくたどり着けず、たまたま外にいたおじさんに場所をたずねる。ヤフーマップも便利だが、現地のおじさんにはかなわない。
めはりや本店は立派なお店だった。私はめはり定食、妻はめはり串カツを注文。めはり定食は、めはり寿司4個ととろろとめざしと豚汁。めはり串カツはめはり寿司3個に串カツの盛り合わせと豚汁。めはり寿しは高血圧のため塩分を控えた食生活をしている私には少ししょっぱかった。熊野古道を歩いた後に食べるならばちょうどよい塩梅かもしれない。でも、おいしくいただく。

カラス文字で書かれた熊野牛王神符くまのごおうしんぷ
オカラスさんとも呼ばれる

食事を待つ間、速玉大社で購入した熊野牛王神符くまのごおうしんぷを広げて眺めていた。カラス文字で書かれた熊野三山の由緒ある御神符で、詳細は熊野本宮大社のホームページに説明がある。独特のデザインが魅力的だし、カラス文字なんていうものをよく考えたと思う。

熊野那智大社、飛瀧神社

那智の滝は遠くから見るもの?
熊野那智大社
御縣彦社みあがたひこしゃ
八咫烏が祀られる

熊野の山々に分け入る感じで、熊野那智大社に移動。駐車場がよくわからず、規制道路に800円払って入り、那智大社のすぐそばに駐車。規制道路が何のことかもよくわからなかったのだが、この道路を使うと、長い長い石段を登らずに、青岸渡寺側から那智大社にたどりついてしまうようだ。私たちはかなりズルをしてしまった感じがする。

大樟おおくす 樟霊社しょうれいしゃ
大樟は胎内くぐりができます
二つ目のお印、熊野那智大社のお印をいただく

ご神木の大楠おおくすがあり、幹が空洞化しているため、その内部に入ることができる。これを胎内くぐりという。私と妻もくぐってみる。本当は護摩木を書いて、それを「持って」くぐるらしいのだが、護摩木は奉納してしまって、何も持たずにくぐった。前の人も何も持っていなかったような気がしたが、よくわからない。
授与所で八咫烏だるまにお印をいただく。ここでも妻は自作八咫烏張り子にお印を押してくれるよう頼んでいる。すでに速玉大社のお印があるせいか、笑いながら応じてくれる。

飛瀧ひろう神社
夕方、那智の滝を下からお参り
八咫烏だるまの右にいるのがニュー那智黒の八咫烏

那智の滝にもお参りしたいので、車で下まで降りて、無料駐車場に車を停める。飛瀧ひろう神社まで車道を歩く。まあまあ暑くて疲れる。那智大社の石段を歩かなくて良かったかもしれない。飛瀧神社境内も石段が多い。
那智の滝のすぐそばまでたどり着く。息子に写真をLINEで送ったら「意外に小さいね」という返事。確かに遠くから撮影したほうが大きく見えるかもしれない。

RVパーク亀の井、丹敷の湯

道の駅で夕食をどうするか思案

那智勝浦まで戻り、RVパーク亀の井に到着。RVパーク亀の井は民宿とゲストハウスを経営し、その駐車場をRVパークとして提供している。
トイレはゲストハウスのトイレを使用する。ゲストハウスには入り口で暗証番号を入力してロックを解除しなければ中に入れない。中のトイレはきれいで、落ち着いて用を足すことができる。
道の駅「なち」で丹敷にしきの湯という風呂に入る(この風呂は令和6年3月いっぱいで閉鎖)。風呂から上がって、夕食をどうするか考える。夕食はマグロ丼かたんぽぽ和歌山ラーメンを予定していたが、めんどくさくなってコンビニで済ませることにする。ファミリーマートで夕食を購入し、道の駅の裏にある海浜公園で食べる。私は夕食は食べずに、サンドイッチを購入し、あとで酒のつまみにしようと思っていたら、結局食べるのを忘れてしまった。

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