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余命1年と宣告を受けたママが2歳の子供に残せるもの

看護師・助産師・ケアーマネジャーを生かし
フリーランスとして仕事を30年近くしていると
生涯 忘れられない出会いや出来事がある。

多くの人が 自分の人生は いつまでも続くと思い込んでいる。
自分のまわりにいる存在も 物も
自分の健康である体も いつまでもそのままだと思い込んでいる。
突如奪われて はじめて ひとつのひとつが奇跡の中で
なりたっていると知る。

20年ぐらい前の話ですが 私のところへ
「今日 医者から余命1年と診断された
私は どうすればいい この子に 何も してあげられずに死んでゆく」と
悲しみの中で相談に来られたママがいた。
どんより 絶望的な感じで 涙で目も腫れていた。

私は 彼女に
「お子さんに 貴方がしてあげられる事
たくさん あるではないですか・・」と言った。

彼女は「えっ・・」とキョトンとしていた
「生きているうちに
お子さんに出来る限りのメッセージを残し
出来る限り、貴方の手作りの物を 残してあげればいい
病の症状が軽いうちに
手や足が動かなくなる前に
沢山思い出づくりをすればいい
大きな 素敵な箱を買ってきて
いつか 幼稚園・保育園にゆくお子さんの為に
絵本バックや上靴入れ お弁当袋やコップの袋
体操着入れ袋、回りの子がうらやむような袋やカバンを
心を込めて・・作ってあげればいいではないですか?

彼の 将来を 想像して
誕生日メッセージを 素敵なカードに
20歳までとしても18通・・残すこともできる。

貴方の声と笑顔を
ビデオに残しておけばいいではないですか?
貴方の好きな 絵本や歌や
貴方が お子さんを
「愛しているよ・・」という思いを・・・
「貴方を愛している」という思いが
ぎゅうぎゅうに 詰まった詰まった
素敵な 大きな箱・・ママの箱
彼は その箱を開けるたびに
貴方の愛を知り
貴方の愛を確認し
強く生きてゆけるのでは ないですか」と・・・

話し終えた後 絶望的な感じだった彼女の瞳が
彼女の顔に輝きがあふれていた・・
「出来る限りの 私の愛を 箱に詰めて・・
残せばいい・・そうですね・・・」自分に言い聞かせるように
彼女が そう言って

彼女は 思いっきりの笑顔を残して
「ありがとうございました」と
頭を下げて
「来て良かったです
そうですね・・たくさんの愛を残します。
青龍さんに会えて良かったです」と言って帰って行った。

 
17歳の時に 自殺を試みたが死ねず
その後 霊的に経験 光の存在に出会ってから
私は 死ぬ と言うことを恐怖と受け止めていない・・
死は「神様のもとに帰る」と思っている

私のイメージの神様は
優しい・・眼差し サンタクロースのような
真っ白のお髭の おじいさんだ。
アルプスのハイジが フランクフルトの生活から解放されて
山を駆け上り 洋服を脱ぎ捨てて 本来の姿に戻って
おじいさんの胸の中に飛び込んでゆくシーンと
重ねている。

私は 光の道 天国への階段を登りながら
初老から 中年 青年 少女 そして
幼児になって 神様の胸の中に飛び込んでいく姿を想像し
神様(光の存在)に「青龍・・お前はいい子だったよく頑張ったね」って
抱きしめてもらえることを願い 生きている。


生かされているのはお役目 意味があると思っていて生きているが・・
死は、この世の修業の終わりとも考えているので
死は 恐怖ではない・・。安らかな場所・・。

私は・・光の存在を知ってから
人とは 死生観が ちょっと違うと思う。
だから・・
彼女が「死ぬ・・」という言葉を発した時
「お可哀そうに・・」という 発想がない・・

私にあるのは 
「生きている 今を 大事にして生きなさい・・」という
メッセージだけだ・・。
生きるとは 生きている事を存分に味わい・・
楽しんで生きる事・・
この世とは
喜怒哀楽を存分に感じ味わう場所だと・・

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