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秋雨。の第六十首

第六十首
ぬくもりのおしらせ降らせて秋の雨
カップの湯気は頼りがなさ
─── 音無桜花

2023.10.09.
秋雨の朝に


例年より長かった夏も終わり、朝晩は肌寒さを感じるようになりました。
ぬくもりが恋しくなってくる時期です。

夏のあいだは忘れがちだった『ぬくもり』の時期の到来を報せるかのように、昨日から秋雨が降っています。

ホットコーヒーの湯気も鮮明になってきました。

けれども秋の深まりの前には、頼りなさげに空中へ帰っていくかのようです。

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