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緑かがやく。の第百十五首

第百十五首
青葉たつ径ゆくきみの背にひかる
初夏の陽射しと淡色の髪
─── 音無桜花

2024.04.28.
新緑の小径・木漏れ日のなか


今日はパートナーと共に、県内屈指の古刹・紅葉の名所『教林坊』へ出掛けてきました。

通常は非公開のお寺なのですが、現在は初夏の新緑シーズンの限定公開期間にあたり、秋の紅葉時期とは違った趣きの景観を目にする事ができます。(※拝観日は教林坊のホームページを参照下さい)


今日は天気が良かったので、新緑の輝きも一層際立っていたのではないかと思います。

小堀遠州の作と伝わる庭園は、山の自然や斜面を上手く利用して妙味ある配置となっていました。木々の緑と庭がお互いを引き立てあって、ひとつの空間が完結していました。


教林坊で新緑を満喫したあとは、近くの古民家カフェへ。

通常はカフェですが、今日はたまたま運良く「カジュアル茶の湯体験デー」となっていました。
この企画はカフェオーナーのお母様が取り仕切っておられて、ご提案により私達自らお茶を点てる体験をさせて貰いました。

初心者向けに簡単な最低限のお点前をご指導いただき、口添えを貰いながらお茶を点てて、一連のお点前を体験します。


パートナーとお互いに、相手が点てたお茶をいただく形になりました。

亭主のお母様の人柄もあって、気さくなお茶の席となりましたが、初めての点前は粗相がないように幾分の緊張もあったり。

ともあれ、二人とも相手が点てたお茶に大満足。


両手で包む茶碗の底にも、鮮やかな緑が輝いていました。


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