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LIFE SHIFT(紹介編)

お題企画 #推薦図書  に乗っかってみます。
一冊目は、『LIFE SHIFT』 です。プロフィールにも載せましたが、図らずしも団塊Jrの私、この本に書かれた生き方を嫁と共に実践中です。
それでは、はじまり、はじまり~。

ざっくり要旨

団塊の世代あたりまでは、『教育・仕事・引退』の3ステージの人生を考えていればよかったけど、それより若い人はそうじゃないよね、新しい生き方を考えよう、というのが主旨です。
具体的には、寿命が延びて『仕事』の期間が長くなったから、『仕事』を人生の間で変える必要があって、そのための工夫をどうするよ?というあたりが焦点になっている、と私は思う。

この本の提示するフレームワーク

MBA(もどき)らしく、フレームワークから近づいていきます。ちなみに見出し画像はミレニアム世代の見えない資産が100年LIFEにおいて、どう変化しているのかを示している象徴的なグラフです。(図5-2として記載(私の版では200ページ))

〇見えない資産
・生産性資産
【記載】人が仕事で生産性を高めて成功し、所得を増やすのに役立つ要素
【要素】スキルと知識、仲間、評判
・活力資産
【記載】大雑把に言うと、肉体的・精神的な健康と幸福のこと。  
【要素】健康、バランスの取れた生活、自己再生の友人関係
・変身資産
【記載】100年ライフを生きる人たちは、その過程で大きな変化を経験し、多くの変身を遂げることになる。そのために必要な資産。 
【要素】自分についての知識、多様性に富んだネットワーク、新しい経験に開かれた姿勢
〇有形の資産
我々がよく知っている、いわゆるマイホームとか金融資産のこと。

〇働き方
・従来の働き方
会社勤めとかいろいろありますが、省略。みなさん、よくご存じのやつです。この本の中でも、否定されているわけではありません。
・エクスプローラー
難しいです、これ。あれこれ活動しながら、自分探しをしている時期、というところかな。筆者もひとことでは言えてない。
・インディペンデントプロデューサー
【記載】ひとことで言えば、職を探す人ではなく、自分の職を生み出す人
・ポートフォリオワーカー
【記載】異なる種類の活動を同時におこなうステージ

どう工夫するの?

ざっくり言えば、最初から100年LIFEを想定できるミレニアム世代では、学んだあとにエクスプローラーになりつつ、場合によってはインディペンデントプロデューサーになって、見えない資産を増やした上で、会社に勤め、見えない資産を活かして有形の資産を増やす。
会社勤めで見えない資産がすり減ったら、休むなり、エクスプローラーになるなりして、場合によっては勤めている間に形成した有形の資産も使って、ふたたび見えない資産を増やす。
見えない資産が充分形成されたら、また何か仕事をして有形の資産を増やす。そんなことの繰り返しだよね、というところです。で、理解しあっているパートナーがいると、(大変だけど)工夫してより前へ進めるよね、といったところ。
『老後のお金』ってやつが必要なので、こんなやりくりしながら、有形の資産もある程度、ためないとね。

でもなぁ

ベーシックインカムを導入したら、ここまでやり繰りしなくてもいいのかも、などと思ったりもする。こんな生き方、難易度高すぎ(^^;

それはさておき、人生の途中から100年LIFEを考えなきゃいけなくなった団塊Jrの私のケース、LIFE SHIFT(実践編)に続く~


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団塊Jr。エンジニアを生業としつつ、経済学→経営学→心理学へと関心が移ってきた変な人。ついに退職し、「知識志本主義社会」へ旅立つ。夢(妄想?)は、アダムスミスやドラッガーのように結果として新たな学問領域を打ち立てること。SF:戦略性/学習欲/内省/慎重さ/着想