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LIFE SHIFT (実践編)

前回は本の要旨をご紹介しましたが、この記事では我が家での実践を整理してみました。

我が家での実践(いままで)

もともと嫁はデザイナーでしたが、街おこしに興味を持ち、10年ほど前から地産地消の飲食業を始めていました。私は私で同じころ、財政難で中止になったイベント(予算2000万円くらい)を民間の力で復活すべく、声をかけてくれた知人と一緒にみんなで頑張って、ようやく開催に漕ぎつけました。
復活した初回のイベントに嫁が出店し、そこで知り合って、5年ほど前に交際期間約半年で結婚することになりました。
結婚当時の嫁の収入はパートで働くのと同じような感じ、一方の私は大手企業の子会社のエンジニアで、二人で暮らすには何不自由のない収入でした。
それから5年、今では私の献身的な(?)サポートもあってか、嫁さんの稼ぎは私の結婚当時の手取りとそれほど遜色なく、私は病を得て休職中。
100年LIFEのフレームワークで整理すると、私のサポートもあって嫁の生産性資産は成長し、その生産性資産を活かして嫁は経済的にしっかりした基盤を得ることができました。一方で、私は仕事で収入を得てささやかながら有形の資産を増やしましたが、健康という活力資産をすり減らし、結婚やイベントの開催を通じて変身資産を得ることができた、というところでしょうか。

我が家での実践(これから)

嫁とも話し合って、これから私は自分の好きなことに集中して生きていこうかと思っています。
100年LIFEのフレームワークでいえば、嫁の経済力を支えとして、私は休職により健康を取り戻しつつ、エクスプローラーとして経験を積むことで、さらに変身資産を増やすのか、あるいは、今まで得た変身資産を活用して、仕事を得たり、インディペンデントプロデューサーになっていくのかな、というところです。
こんなことができるのも、我が家の場合、経済的制約条件が厳しくないからだと思っています。嫁さんの収入もそうですが、両家の実家とも居住用の不動産を持っており、老後の資金もそれほど困るような状況ではありません。わが夫婦も子供がなく、生活にそれほどお金がかからない人たちなので、その点も有利に働いています。また、私が働いて貯めたささやかな資産を運用することで、最低限の生活費を捻出できる見込みがあることも一助になっています。
まだまだ、このステージは始まったばかりですが、気が向いたら続報をお知らせしますので、よかったら、これからも付き合ってやってください。

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団塊Jr。エンジニアを生業としつつ、経済学→経営学→心理学へと関心が移ってきた変な人。ついに退職し、「知識志本主義社会」へ旅立つ。夢(妄想?)は、アダムスミスやドラッガーのように結果として新たな学問領域を打ち立てること。SF:戦略性/学習欲/内省/慎重さ/着想