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■偽ムネモテクニック i.e. AI‐IoT思考表象“再生”へ急傾斜!のデジタルファッショは持続不可能! AI型大格差“是正”のプランBによる資本主義の“調教”こそ人新世なる地球温暖化と混沌日本の“修正”に役立つ

・・・[農業経済(生命維持に有意な有機体論)と祖先以前性(純粋な科学合理性“表象”)の両意識統合 ]et[AI‐IoT型大格差“解消”が可能なプランBによる資本主義“調教”]でこそ、人新世の地球温暖化 et “逆立ちする政治経済”日本の危機が救われる!・・・

(プロローグ)

・・・リアル生命有機体ユク・ホイと祖先以前性客観抽象合理“表象”メイヤスーを統合する『プランB』を欠く日本! 「AI‐DL&グローバル資本主義格差“扇動”デジタルファッショの調教が必須の“アナログモーダル意識“共有がポイント名ばかりSDGsは大衆のアヘン!(@斎藤幸平『人新世』の資本論)

関連Tw情報/水のイマージュ2@tadanoossan2/御意!国民の飢餓・困窮化をテコに戦争(安保危機扇動)と過激市場原理主義(格差・食糧危機拡大)の強権発動(増・徴税強化) を、即ち国民主権への恫喝で違憲国策(経済徴兵制)を断行する岸田 “ステルス統一教会”政権の倒錯、i.e.オレオレマイナ流儀のデジタルファシズム!
・・・引用ツイート/OMP (比例は「れいわ」の3文字)@ompfarm/
満足な食事を三食とれなくなってきている所得格差と食料問題。消費(罰則)税や内部留保を最高更新させながら増税と企業減税という税の所得分配機能を壊し続け多結果、三食の提供を掲げて自衛官勧誘するって、「経済徴兵制」も同然午前4:32 · 2022年12月12日 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1602023414662778881   

関連Tw情報/水のイマージュ2@tadanoossan2/結局、壺利権の医療支配?!【QT/一体なにが狙いの毎回提示?】に透ける岸田「デジファッショ/↓♨1!」の漆黒の闇!i.e.[壺利権+超市場原理主義]の狂走↓♨2 →マイナ保険証、受診時に「毎回提示」:厚労省見解 初診時や月1回の確認だけでよかったのに1213東京

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1602465870034239488

♨1 偽ムネモテクニック i.e. AI‐IoT思考表象“再生”へ急傾斜!のデジタルファッショは持続不可能! AI型大格差“是正”のプランBによる資本主義の“調教”こそ人新世なる地球温暖化と混沌日本の“修正”に役立つ、https://note.com/toxandoria2/n/n0789de1f3572

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・・・Édouard Manet「Un bar aux Folies Bergère」1881 / 1882 96 × 130 cm Institut Courtauld、 Londres (Authority:Wikipedia)

・・・Maurice Ravel - Gaspard de la nuit/Pianist: Jean-Efflam Bavouzet、https://think-think.seesaa.net/article/412985023.html

・・・

「表象/ Representation」は「意識/Consciousness」と同一視されることもあるが、ごく大まかにとらえれば、近世のデカルト以降の「表象」は、生命感覚トータルである意識の多様な内容であると理解しておいて間違いではなさそうだ。

小林 康夫/松浦 寿輝【編】『表象‐構造と出来事‐』-東大出版会-(↓★)によれば「表象/Representation」は、例えば、哲学的「再現=代行」、演劇的「舞台化=上演」、政治的「民主主義=代表制」、経済的「資本主義=プチブルジョワ市民」、映画「映像化/上映」、絵画「描写/表現」など多種多様な諸次元の「文化」の関係性の核を示すキーコンセプトになっている。

★小林 康夫/松浦 寿輝【編】『表象―構造と出来事』ー東大出版会-https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784130141116

つまり、このことから「表象」という言葉の内側には[「原因の空間」(日常生活のリアル因果の空間)と理由の空間(究極的には数学・確率論・科学哲学に行き着く抽象論理空間/≪注≫ 数学・確率≠AI-DLアルゴリズム)]が多様に絡み合いつつ潜んでいることが窺われる(関連参照↓★)。

★原因の空間、理由の空間、…についてーfiduciary duty深化のためのベースとなる考察ー https://note.com/toxandoria2/n/n99ff3ac04a42

ところで美術の歴史を顧みると、売買されたり、広く様々に受容されたり、あるいは拒否されたりするという素朴な制作と受容の空間に止めず、絶えず、それを新たな一回性を帯びる生きた関係性の空間、つまりその絵画空間と鑑賞者の意識“表象”を一体のものとして新たな一回性を帯びる関係性の空間に置き直し、そのような空間の生成(創生)と構造を考察し評価しようとする立場が現れてくる

そして、この後者の新しい立場の絵画作品の典型事例が、一般的には印象派の先駆けとしてだけ理解されているマネ絵画の「表象」空間の独創性ということである

しかも、そのマネの「絵画“鑑賞”における新たな“一回性”を帯びる、絶えざる生の関係性の空間」の創造、 i.e.「“生のリアリズム空間”」の再発見という、印象派に先駆ける、というかそれを準備したマネの革新的な創造性は、今やAI‐DLアルゴリズムの定着に因るメタバース、Web3」等が席巻するデジタル社会の時代へ入ったとされる現代であるからこそ、必ず見直し、かつ凝視すべきテーマであると思われる

また、これこそが「リアル意識表象=アナログモーダル表象(“一回性“のアナログモーダル・ブラウジング)」という問題意識でもあった(“アナログモーダル”については★↓を参照)。

★啓蒙思想初期に周知!のタナトスはヒトの共有エルゴン i.e.その悪の情念の天敵はアナログモーダル(健全なヒトの意識)!先行把握の身体知で新しい「社会構成」への展相が急務/<注>アナログモーダル=生あるヒトの概念流動性 https://note.com/toxandoria2/n/ndf2a223ea56c

因みに、フーコー(Michel Foucault/1926 - 1984/フランスの哲学者、思想史家、作家、政治活動家、文芸評論家)によれば、19世紀に印象派を先導した画家マネは「そのような意味で“真に見るべき美的“表象”を表現する画期的な絵画技法」を発見していたとされる。そして、フーコーは以下のように書いている(出典:小林康夫-フーコーのマネ論/@既述『表象‐構造と出来事‐』)。

・・・マネ「フォリーベルジュールのバー/Un bar aux Folies Bergère」の絵が我われを戸惑わせるのは、―誰でもすぐに気づくように―絵画の内部が鏡で表象するものと現実の表象とがずれていて、そこに歪みがあるからだ。実際、我われはバーメイドを正面から見ているにもかかわらず、彼女が手をついているカウンターと平行している背後の鏡に写った彼女の背の光景は、鏡が斜めのときに得られるものであり、しかもそこには彼女と向かい合っているはずの男が映っている。しかし、その男の現存は奇妙なことにー間近であるにもかかわらずー彼女の姿にいかなる影も落としていない。また、鏡に映った男がもし画家であるとしても、その場合は画家が俯瞰的にみているはずのこの光景は、絵画上では、―カウンターと鏡との距離が詰まって見えることから―どちらかといえば、上向きの視線によって捉えられている。・・・以下、省略・・・

(関連情報)Art & artists/Foucault's take on Manet— July 2011、http://www.cassone-art.com/magazine/article/2011/07/foucaults-take-on-manet/?psrc=art-and-artists

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[前置:“逆立ちする政治経済”日本の危機]岸田のバカらしい資本主義、i.e.そのデジタルファシズムで浮上した、“混迷”日本の核心

・・・【岸田の“バカらしい資本主義(@浜 矩子)”で表面化した現代日本の混迷】が重症化(事例↓♨)しつつある、ポスト「アベ国葬」の日本では、(→)・・・https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/312631

・・・(→)ここは一つ冷静になり「農業経済(aリアル有機体/生命維持に有意な有機体論)、祖先以前性(b抽象合理性)、人新世に因る地球環境危機」の問題、および[「aとbの統合」でこそ構想し得る、リアル・セカンドベストのプランBで資本主義を調教する]ことの意義を直視することが先決であろう。・・・

関連Tw/皮剥 肝和え @kawahagikimoae 返信先: @mas__yamazakiさん/補足になりますが、為替レート変化率とGDP成長率の相関図です。成長している国ほど為替レートが上昇しています。

https://twitter.com/kawahagikimoae/status/1589292784582029312

(参考情報/円安の基調は変わらない?)日本政府による覆面介入騒動と米CPIショック、i.e.市場予想より低めに出た米消費者物価指数CPIのため“FRB利上げ見通し”が下方修正されたため下振れしたドル円相場が、このまま素直にピーク・アウトしてすう勢的なドル安・円高局面に移行するとは思えない恐らく年内には底入れし、再び150円前後を目指した失地回復に向かうのではないか? 20221114ロイター(為替フォーラム:By 植野大作 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 チーフ為替ストラテジスト)
https://jp.reuters.com/article/column-daisaku-ueno-idJPKBN2S40BE

・・・『健康保険証』廃止&『マイナカード』強制、i.e.デジタル資本主義(デジタル全体主義)“強制”こと≪国費蕩尽≫ドタバタ劇は、政府に『プランB』、i.e.「個体生命」&「主権在民メモワール」の両“記憶表象”に繋がる<ヒトの意識>が全く不在の証左そこでは統一カルト“被洗脳”の≪脳ミソ≫が浮遊するのみ!・・・

参考Tw情報/水のイマージュ2@tadanoossan2/【マイナ保険証<超リスク>の肝岸田はオレオレ詐欺の流儀で全国民の身ぐるみを剥ぐ算段!白紙委任等の利用規約が曲者!】河野太郎はめられたマイナ保険証で暴走岸田と麻生に梯子外される総裁選敗北から冷飯1年久々の表舞台デジ大臣起用は罠!/鮫島Times https://youtu.be/togYN7De6CU 

 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1598226952535834624

2022年12月1日 https://bit.ly/3ulB3n7

参考Tw情報/水のイマージュ2@tadanoossan24割超の不具合だけで済むのか形振り構わぬデジタルファッショで強引に突っ走る岸田政権は、絶対多数国民層の此の根本的な疑念に真剣に答えるのが先決だ!Cf.↓♨ →マイナ保険証、4割超で不具合 運用開始した医療機関1130共同

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1598081134528585730

参考Tw/水のイマージュ2@tadanoossan2真に表象の病理岸田ニポン”!/↓♨」の象徴!? →ついに辞表提出!寺田稔総務相の”意外な素顔と評判” /東大法学部→大蔵省(現財)→米ハーバード大で修士のスーパーエリートは各所で最低の評判だった!1120 FRDデジタル、

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1594421602271182848

ムネモテクニック 、i.e. AI‐IoT思考表象“再生”へ急傾斜!のデジタルファッショは持続不可能! AI型大格差“是正”のプランBによる資本主義の“調教”こそ人新世なる地球温暖化と混沌日本の“修正”に役立つ https://note.com/toxandoria2/n/n0789de1f3572

関連Tw/水のイマージュ2@tadanoossan2/[前代未聞の異様な事態!?]それは、【QT】内閣官房と警察庁、公安調査庁、外務省、防衛省が連名で政府に提出したもの!! →「マイナカード+公務員身分証」やめて!身内の省庁が自ら「直訴」していた1118東京新聞 tokyo-np.co.jp…マイナンバーカード普及のため、政府は中央省庁に対し、国家公務員の身分証化を進めているが、一部の省庁が「個人情報漏えいの恐れがある」との...
午前1:01 · 2022年11月19日 ·Twitter Web App

https://www.tokyo-np.co.jp/article/214575

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1593635635067179013

関連Tw/水のイマージュ2@tadanoossan2超利便性を騙る只デジ一穴主義には恐るべき超リスクが潜むアナログに頼るデジタル ↓♨なる<デジタルのリアル>に盲目でかつ複合カルト汚染の政府が周回遅れで欧米民主諸国の外形模倣欧米は疾うに軌道修正中!)で全国民へ自己責任を強制する権力の野蛮さこそが超リスク
 ⇒ 実は、自らの基盤インフラをアナログに頼らざるを得ないAIデジタル!/「デジタル・インターネットリスクの最たるものが無数のアナログ海底ケーブルのタコ足という諧謔的かつ倒錯的な皮肉https://kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784562071876

https://www.gov-book.or.jp/book/detail.php?product_id=375353

午前7:03 · 2022年11月17日·Twitter Web App https://twitter.com/tadanoossan2/status/1592999433591197698

水のイマージュ2@tadanoossan2//【QT】医療従事者や弁護士らの団体が、法律上は任意のマイナンバーカード取得を迫るのは「乱暴だ」「国会で徹底審議すべきだ」といった声が相次いだ。 →マイナンバーカードに一本化「乱暴」 保険証廃止の反対集会、国会内で1117共同https://bit.ly/3Aqi7Hg    

    

https://bit.ly/3V45z0g

午後2:32 · 2022年11月18日·Twitter Web App https://bit.ly/3Aqi7Hg

関連Tw/水のイマージュ2@tadanoossan2/同感!DX大原則に例外なし!@大林 尚編集委員、は正にデジファッショ論! ∵そもそも政府(&財界等)自身が肝心の日本政府の信用“破壊”に勤しんだ賜物が此のザマなのだ!政府はマイナンバーではなく自らに憑依した統一カルトの呪いを先ず解くべきだ!w 引用ツイートnaka2656@so628711月6日

・・・日経が「マイナカード普及のためにマイナンバーを秘密にするのはやめろ」と主張してるけど、さすがにこれは無茶苦茶では? マイナンバーの呪いを解け 「番号は秘密」が活用阻む: 日本経済新聞

https://nikkei.com/article/DGXZQOCD0191Y0R01C22A1000000
午前6:47 · 2022年11月8日·Twitter Web App https://twitter.com/tadanoossan2/status/1589736326576099333

水のイマージュ2@tadanoossan2/何だ!この妖しげなマイナ保険証を巡る“ブレブレ、ブリ”は???統一教会カルト効果で岸田内閣は酩酊しているのか? → 引用ツイート全労連 ZENROREN 【労働相談フリーダイヤル】☎️0120-378-060(平日10〜17時)@zenroren 
また違う話になっていますね。 河野デジタル大臣はマイナ保険証を持たない人に「新たな制度をつくる」とした岸田総理の発言について、紛失した場合などにも保険診療を受けられるようにする制度のことだと説明しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/99a8e87c8725f7fd5ba1d13b111f1abcaba70424 午後6:25 · 2022年10月27日 Twitter Web App https://twitter.com/tadanoossan2/status/1585563348115935232

Tw/水のイマージュ2@tadanoossan2/【もうこれ以上の税金の蕩尽(無駄遣い)はやめてヨ!】なんだか良くわからなくなったが、要は「これも矢張り統一カルト教会さま御用達しで、一切が“自己責任”のマイナカード登録」が真の狙いだったということ?!https://twitter.com/tadanoossan2/status/1584445098216914944

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Tw/水のイマージュ2@tadanoossan2/【マイナカード作ったら百年目(運のつき、覚悟しろ!?)!?∵マイナポータル規約上では、何があってもオール自己責任!何故、この“最重要事案”をメディアは無視し、かつ国会で議論しないのか!? →【マイナポータル“利用規約、特に第4条”は詐欺同然!?∵個人情報・基本的人権の一切を身ぐるみで第三者に差出し、しかも何か問題あれば一切が自己責任!】202201021清水 潔さん
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1583383524907700224

Tw/水のイマージュ2@tadanoossan2/当論“要再読!”↓♨には昨今の異常な空気“故”に裏を感ずる! →【QT】マイナンバーカードは個人情報保護“重視”に逆行!又、政府が国民“監視”用?身分証“普及”でコロナ危機に便乗!は倫理的にも許されぬ!:マイナンバーで大混乱 国民管理“優先”の政府が繰り返す失敗2020.05.22:小笠原みどりの「データと監視と私」

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https://globe.asahi.com/article/13388850 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1579041751943110662

♨2 コレも岸田の「国会&国民」軽視!【QT】システム導入会員から不具合多いと報告!国は先ず検証を!短期間で義務化拙速!と国会で議論が必須を強調!→埼玉で地域医療が崩壊?「2023年~マイナ保険証の資格確認」に約9割開業医ら反対、廃業検討も!1008埼玉新聞 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1579732540172423171

補記/>不要(しかも個人情報の漏洩リスクが大!)なマイナカード(兼保険証)を新たに発行して巨額の血税を使い、その手製のご馳走(美味しいおこぼれ)を御仲間で分け合った挙句に巨額献金を自民党へ!?←事実とすればコレは酷い!東京五輪疑獄、統一教会カルトマターらと殆ど同じブラック構図ではないか!?https://twitter.com/tadanoossan2/status/1579650648479395841

♨3 「サーバー=アマゾン」とかだが、本当にこれで大丈夫なのか?<マイナカード経由で、日本国民の全個人情報が身ぐるみでゴッソリ、GAFAらへ売り捌かれる>ようで不気味なのだが?政府から、この素朴な懸念について一切の説明がないのも不可解だ!?

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関連/それに“マイ”暗証番号4つ必須↓♨とは何だ?⇒【QT】マイナンバーに免許&保険証を一枚に収め失くしたら何で身分を証明?大事なものは分散が基本だ! →保険証廃止でマイナンバーカード事実上義務化へ 利便性上がらずリスク拡大の強引さ!史上最低の総理!と非難轟々

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1580526180041560064 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1580660571988369409/photo/1

(2)新しい資本主義とは、アベ i.e.統一カルト路線を引継ぐ「デジタルファッショ幻影師」の“艶”技?

【再録/岸田式“バカらしい資本主義”の限界米国債売却、借款債(@国債吸収)の何れでも結局 “金利上昇圧”のループ! →茶番為替介入、日銀よ、おまえたちは手品師か?1010浜矩子・特別寄稿1010日刊ゲンダイ

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/312631

スミスの見えざる手とはオレ様の見える手のことだ!」と偽ったアベノミクスについての当解説!は慧眼!w  そのため日銀は手品師 i.e. 亡霊アベ(統一カルト)の虜となった! ∴岸田内閣&日銀は生命倫理、潜性イノヴェーションへの覚醒が急務! →多事奏論:経済学の「物語」アベノミクスの虜となった日銀 原真人1021朝日

https://www.asahi.com/articles/DA3S15442255.html

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https://www.asahi.com/articles/DA3S15442255.html

補足/「アダムスミスの“見えざる手”踏襲のままの経済学は物理学で言えばまだニュートン以前の段階である!(経済学者・小島寛之氏)本年のノーベル経済学賞が、2008年危機の原因となった超金融緩和現在律儀にも日本が未だに踏襲する!)の先陣を切った米バーナンキらであったことには解せないものが残る!」(出典:経済学者・小島寛之氏:同上“202201012朝日”記事『多事奏論』原 真人・編集委員)

注記/『宇沢弘文の数学』(青土社)の著者・小島寛之(宇沢弘文と同じく東京大学理学部数学科・卒の経済学者)は、「数学は人間社会にとって最も基本と見るべき社会的共通資本の要である」と述べている。<注>数学≠AI-DLアルゴリズム https://note.com/toxandoria2/n/n4ea0f2eba0e6

1「地球生命環境/自然環境」に潜伏し、いま迫りつつある二つのリアル危機

・・・それは「地球磁場“逆転”」と「人新世、i.e. 地球温暖化」の問題・・・

(1)地球磁場“逆転”の問題

(生命と磁場“逆転”の問題を健全に統合するのはリベラルな意識表象)

コウノトリや鴈(ガン)に限らず、また渡り鳥に限らず多くの動物は方位を正確に把握する手段のひとつとして”地球の磁場”(地磁気)を知覚しており、その科学的メカニズムも徐々に解明されつつある(↓★/鴈(ガン)の画像は、https://gogen-yurai.jp/gan-tori/より)。

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★分子の磁石 “化学コンパス” ~渡り鳥の磁場観測メカニズム解明にむけて~2021/7/8Chem-Station https://www.chem-station.com/blog/2021/07/compass.html

ところで、渡り鳥がわざわざ面倒な“わたり”の行動を取るのは季節の変化に伴う食べものの不足を補うためと考えられるが、これは彼らが季節の変化という、抗うことが絶対に不可能な地球自然環境の摂理、i.e.地球自然環境内の“自然計算”による絶えざるバランス補正に従いつつ生きてきた(生きている)ことを意味する(自然計算については下記★参照乞う)。

★「自然計算」はアナログ暗黙知ワールド?/超デフォルトモード・フラッシュ?(付:暗黙知と形式知について)https://note.com/toxandoria2/n/n7f729d5bf46c

・・・

視点を変えれば、同じ地球生命の仲間である人間も、たとえAI‐DXリーン時代の先端科学技術が如何に高度に発達しようが、基本的にはコウノトリや鴈と同じく自然環境の摂理に従い生きることが求められている筈なので、これを無視するのはヒト(Homo sapiens)という生物種の驕りの極みであろう。

なお、この種の問題を考えるとき特に注意すべきは「科学は科学技術に非ず(科学≠科学技術)」という、至極、当然の現実を忘れるべきではないということだ。それは、科学技術が、残酷で非人道的な大殺戮をもたらす兵器産業でもあるというだけでなく、それは紛れもなく現代のグローバル資本主義社会における「大格差」の原因ともなっているからだ

そして、この「大格差」問題を解決するのはAI‐DLアルゴリズムら科学技術のジャンルではなく、最も広い意味での「科学」知、i.e.その意識表象(伝統リベラルアーツの謂いでの科学哲学 or人文知/後述する“ベルナール・スティグレールのエピフィロジュネーズ(最広義の文化)についての評価”)の役割である(Cf.↓★)。


★科学と倫理の距離は近い!/大格差、人間の壁がDX肥大症化!「リーン高度生産性Vs伝統労働力」はAI構造災に非ず重力・変分原理ら科学「知」に関わる根本的な誤謬 or 作為(Pseudo)の人災!https://note.com/toxandoria2/n/n7f729d5bf46c

例えば、AI‐DLアルゴリズムと「自働化、ジャスト・イン・タイムの2本の柱」で超高度なリーン生産方式https://bit.ly/3CxNiAJを実現したことによって、いまやAI『人間の壁』AI高度リーン(lean)生産性 VS 伝統労働生産性 なる格差拡大の問題が、益々、全世界的に深刻化しつつあるのは周知のとおりだ

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特に、これは[前置]でも触れたのだが、デジタル・カルト神話に取り憑かれ「デジタル活用ならぬデジタルファッショ(デジタルファシズム)の虜」と化しつつある、特に“統一カルト”塗れ(科学ならぬカルト意識表象の虜!)となってきたアベノミクス以降の日本政府のスタンスは危うい。このままでは「OECD加盟国で最低レベルの日本の賃金水準」は、未来永劫に最低レベルを更新しつつ推移することになるだろう


(↓画像の出典は、→ https://mobile.twitter.com/fukuhoro_tokyo)。

(参考/AIデジタル技術は万能知に非ず!)堤 未果『デジタルファシズム―日本の資産と主権が消える』NHK出版・・・[出版社内容情報]街も給与も教育も、米中の支配下に!?コロナ禍の裏で、デジタル改革という名のもとに恐るべき売国ビジネスが進んでいるのをご存じだろうかアマゾン、グーグル、ファーウェイをはじめ米中巨大テック資本が行政、金融、教育という、日本の“心臓部”を狙っているデジタル庁、スーパーシティ、キャッシュレス化、オンライン教育、マイナンバー…… そこから浮かび上がるのは、日本が丸ごと外資に支配されるXデーが、刻々と近づいている現実だ果たして私たちは今だけ金だけ自分だけのこの強欲ゲームから抜け出すことができるのか

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784140886557

(関連情報/↑再録)ICチップ内は個人認識機能だけとか言い立てる<マイナンバー“健康保険証”利用)等>ではサーバー=アマゾン(AWS)となっているが、本当にこれで大丈夫なのか日本国民の全ての個人情報が身ぐるみでゴッソリアマゾンらGAFA側へ売り捌かれるようで不気味なのだが?Cf.↓(↑画像の再録)
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1579646173006430211

(”地球の磁場”逆転)

ところで、渡り鳥に限らず他の多くの動物についても(果ては爬虫類・魚類・植物・菌類・細菌ら地球上の一切の生命体についても?)、彼らが方位を正確に把握する手段のひとつとして”地球の磁場”を知覚して生きていることが科学的に理解されてきたhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/biophys1961/24/4/24_4_209/_pdf/-char/ja https://www.isee.nagoya-u.ac.jp/50naze/chijiki/44.html )。

そして、この生命体と方位(地球の磁場)に関わる仮説的な考え方から、更に想像力を膨らませると、そもそもは、これら人間を含む地球上の全ての生命体が地球そのものが歩んできた歴史と、言い換えれば、地球自然環境・ローカル環境・地域社会空間らと密接な関わりを持ち続けてきたことが理解できる。

しかし、実はその地球上のほとんど全ての生命にとって重要な「地球磁場」が、北極と南極の方位を何回も変えてきたこと、即ち、南と北の方位の逆転が地質学的な時間スケールで繰り返されてきたことが分かっている。つまり、地球全体には大きな磁石に相当する双極子磁場があり、それがいま現在は方位磁石のNがたまたま北を指していることになる。

地磁気の向きが数万(?)〜数十万年ごとに逆転を繰り返しており、直近では約77万年前に今の向きへ逆転したようだが、その地球史上で直近に起こったとされる約77万年前の地磁気逆転では(↓★2のとおり、約4万年前に現在の方位になったとの説もある!)、約2万年にわたり地磁気が不安定な期間が続いたことが、地質年代名「チバニアン」の由来となった千葉県市原市の地層の分析で分かったと、国立極地研究所などの研究グループが発表している(Cf.↓★)。

★1 直近の地磁気逆転、2万年かかった:チバニアン地層で解明、ScienceP. https://bit.ly/3VjXsO6

★2  4万2千年前の地磁気逆転が地球環境を大きく変化させた、との研究結果20210222Newsweek https://bit.ly/3VgwEhE

因みに、太古からの長いスパンでみると平均 20 万 ~ 30 万年ごとに逆転劇を繰り返してきたようだ、4000 万年逆転しなかった時期もあれば、300 万年に 78 回(平均の約 5 倍)も逆転した時期もあり、そのサイクルに安定感がないようだ

(出典→https://koichiro-japan.com/s-n/)。

だから、それは明日に起こっても不思議ではない訳である。尤も、「チバニアン」の研究で解明されたとおり約2万年程の不安定な時期を経過するのであれば劇的な変化による生物種の絶滅などは起こらぬかもしれない? 結局、過去360万年の間に11回の逆転があり、正磁極期(今と同じ方位)と逆磁極期(今と逆の方位)を繰り返してきたとされるのが主流の考え方のようである。そして、その時に何が起こるかは未だに解らないままである。

いずれにせよ、地磁気によるローレンツ力(https://bit.ly/3EEY3Ux)で弾かれていた宇宙線の大気圏への入射量が増え、宇宙線降下量の大幅な増加が予想され、それにより大気が電離することなどで雲の発生が増え、日射量が減少し気候の寒冷化や氷期の到来等の気象変動の要因になるため、地球生命全体への大きな影響は避けられないと思われる

(出典→https://bit.ly/3VpSTle)。

それは“神のみぞ知る!”の状態であるが、一旦、一気に”地球の磁場”逆転が起これば気象環境、自然環境、生態系らが劇的な変化を被ることは必然と見るべきであり、「AIデジタル知を手にしたヒトは神になる!」という、ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』のシニシズムの予言https://bit.ly/3eouhJjhttps://bit.ly/3eouhJjなどは早計と言うべきであろう。つまり、それはいつ起きても不思議ではない人類の常在的なリアル危機であり続けることになる。

(2)人新世、i.e.地球温暖化の時代を根底から憂うる視座

関連Tw/水のイマージュ2@tadanoossan2/【人新世“資本論”の対極】「民生技術でコスト低減/小野寺五典氏」には<戦争、i.e.地球自然の破壊で経済成長可>の狂信が透ける!?そもそも好戦「権威主義」跋扈の主因の一つがグローバル市場原理主義(大格差)であるのを想起すべき! →国防予算増の費用対効果1107日経 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1589795363841773569

(マルクスを新解釈した斎藤幸平「人新世の『資本論』」の重要性)


斎藤幸平「人新生の『資本論』」―集英社新書―

晩期のマルクスを新解釈した斎藤幸平著「人新世の『資本論』によれば、「人新世(ひとしんせい)とは、ノーベル化学賞受賞者のパウルクルッツェン(1933-2031/オランダの大気科学者)が名付けたものだ。それは「人類の活発な経済活動が地球に与えた影響があまりにも大きくなったため、地球温暖化や公害の影響など、その活動の痕跡が地球の表面を覆い尽くした年代」という意味である。

ところで、斎藤幸平は“たとえコミュニズムであっても、従来のマルクス主義のままの[生産力]至上主義である限りは、やはり資本主義と同じく、環境破壊で地球に過剰な負担を強いることになる”深刻な地球温暖化を促進するばかりとなると考える

そして、斎藤は晩年のマルクスを新しく解釈することで「脱成長コミュニズム」という斬新なヒントを得るに至り、気候正義(↓★)に基づくコモン(地球上の有限な共有資源、特に凡ゆる個体生命)を重視するワーカーズコープhttps://bit.ly/3ECocDFらの非営利的な事業団経営が主流となる、新しい経済のあり方を提案するが、これは<現行“資本主義”とも共存し得るプランBの提案>と理解できる

★Climate Justice、気候正義とは?・・・、エフ・オー・イー・ジャパン https://foejapan.org/issue/20190926/4194/

そして、斎藤はその晩年のマルクスについての新しい解釈から、「脱成長コミュニズム」(生産者たちが地球自然環境をコモン、i.e.有限の共有資源として共同で管理・運営するというマルクスについての新解釈)なる新たな可能性“実現”へのプロセスを発見した(更なる、上掲書のエッセンスについては下記“関連資料”を参照乞う)。

[関連資料1]『人新世の「資本論」』斎藤幸平さんインタビュー マルクスを新解釈、…は世界を救うか|好書好日、https://book.asahi.com/article/13965360・・・そもそも地球上の凡ゆる<有機個体>はcommon、i.e.共有資産! 今こそ、その新解釈の“有機体”観念による『プランB』(立地・自然環境に根差す農業生産と伝統文化に根差し、かつ真に自国民の衣食住の自給と安全を保証し得る伝統アナログ技術と先端技術を融和的の活用し得る、しかも規模の大小には必ずしも拘らない、そのような意味で斬新な産業の育成・充実と絶えざる創造)の提言が求められる!そのため必須となる<旧来の資本主義を超克する道筋を与えてくれるのが斎藤幸平「人新世の「資本論」。それは、我われ個体生命は地球環境の特定の限界(閾値)の中で生きてきたし、当然これからもそうであり続けるであろうから!・・・

[関連資料2][「只のSDGsであれば、それは“大衆のアヘン(マルクスの言葉)”である]という『人新世の「資本論」』をどう読むか 森 摂(オルタナ編集長)https://www.alterna.co.jp/36999/

(『コモン』の基本条件たる環境の閾値の発見、それが“地球温暖化”問題)

・・・「人間が引き起こした最初の地球温暖化」はいつ始まったか・・・

地球温暖化は今まさに進行しつつある危機であるため、それに対する対策への取り組みはまさに喫緊の課題であるが地質学的な時間スケールの視点で見ると、それは必ずしも現代文明がもたらしたものとは限らないことがわかる。しかし、それは所謂きわもの的な陰謀論ジャンル、即ち「“地球温暖化=フェイク論”」の類いの話ではない

ブライアン・フェイガン「歴史を変えた気候大変動」(河出書房新社/↓)によると、人類は、地球に誕生していらい気候の変動にずっと翻弄されてきており、過去73万年の間に、人間はかぎりなく創意工夫を凝らしつつ少なくとも8回、おそらくは9回の氷期をくぐりぬけてきた、とされる(英国出身の人類学者、ブライアン・フェイガンはカリフォルニア大学サンタバーバラ校名誉教授)。

そして、中世温暖期(MCAhttps://bit.ly/3CTQckW以降の小氷河時代(小氷期)がいつ始まり、いつ終わったかについては科学者の間でも未だに意見が分かれているようだが、多くの専門家は「1300年ごろに始まり、1850年ごろに終わった」と見ている(↓画像は、↓★より転載)。

スクリーンショット 2022-10-14 113507

★20世紀地球温暖化の実像 - 環境問題を考える、近藤邦明https://www.env01.net/fromadmin/category/20thwarming/20thwarming.html

19世紀半ば末期にかけては、鉄道・外洋汽船・大量移民ら経済のグローバル化の“開始”を背景とする大規模な森林伐採森林面積の縮小による二酸化炭素“吸収量”の減少や<大規模な農地開発(二酸化炭素、メタンなど温暖化要因の放出増加/Cf.↓★および産業革命機械産業化」>の進行で増加した二酸化炭素ら温暖化ガスが大量に大気中に放出され始めると、この気候学史的なそもそもの温暖化に著しい拍車がかかり始めた。これが、人間が引き起こした最初の地球温暖化である

<注>『生命環境の閾値』の問題については、[エピローグー(3)・・・潜性イノヴェーションの土壌たる「生命環境と“変異の閾値”」の問題・・・)]において、更に詳しく述べる。

★農地から発生する温室効果ガスを削減する(日本農民新聞連載「明日の元気な農業への注目の技術」より)https://bit.ly/3T3hBqf

2 『コモン』の危機への対峙に必須となる両観念、『農業経済(生命維持に有意な有機体論)、メイヤスー祖先以前性(抽象合理観念)』の統合

2-1 経済学史に見る「農業経済(生命維持に有意な有機体論」の重要な視座

経済思想、経済思想史が専門の根井雅弘(京都大学大学院経済学研究科教授)によればイノヴェーション(innovation/初期用語では新結合、neue Kombination)という概念を提唱したシュンペーターの『静態』(『動態』の対語)の意義は、先ず「静学」理論で決まる全ての経済数量を『日常』の時間の流れからいったん切り離し(より正確に言えば、仮に切り離し)、それが年々、歳々に同じく繰り返され続けるという意味での「静態」の観察(生命論に基づく思考実験)を実行したことにある

そして、ヒトを含む生命個体(只の機械ならぬヒトを始めとする生命個体にとっては代謝活動による生命維持が必須!/Ex.オミクス「生命エネルギー通貨」“理論”↓★に基づく生命の動的平衡の如き、いわゆる普遍サイバネティクスを支える作用)、または各企業等に関わるマクロないしはミクロ環境内でのリアル時間は仮に捨象されているが、その「静態」(i.e.思考実験のための“観察”表象)を破壊(革新)して、リアル時間での「動態」を日々新たに始動するものこそが、企業家のイノヴェーション(革新、新結合)の遂行ということになる

★生命エネルギーの通貨ATP 〜ATPのエネルギー放出の分子メカニズム〜、東北大学大学院・理学研究科 https://www.sci.tohoku.ac.jp/news/20190523-10293.html

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更に、根井はシュンペーターが描いた「動態」イノヴェーションでの英雄的な企業家像に心酔し舞い上がる経済人は多いのだが、「動態」の前に、先ず「静態」の基礎がなければ、そもそも「動態」での「発展理論」を体系的に指示することができないからその基礎にはシュンペーターがオーストリアン主流経済学が無視してきた、カール・メンガー(Carl Menger/1840 - 1921/オーストリアの経済学者、オーストリア学派(限界効用学派)の祖ワルラス、ジェボンズと並ぶもう一つの限界革命:Cf.↓◆)らの『有機体の要素を重要視する経済学の嚆矢/委細、↓★参照)の農業経済論(生命維持に有意な有機体論)的な視座から学んだ理論の一部が使われていることに注目したいと述べている(根井雅弘『資本主義はいかに衰退するか』-NHKブックス-)。

◆佐々木 実著『宇沢弘文―新しい資本主義の道を求めて―』(講談社現代新書)・・・宇沢弘文は、経済学がその思想性を自ら貧困化させることが最大の“人類と国家の危機”に繋がると見ていた!その宇沢の経済思想の結晶が

社会的共通資本!https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784065300138 

★オーストリアン、オーストリア経済学派の祖C・メンガー/ミーゼス、ハイエク、シュンペーターに通底するのはメンガーに始まる“農業経済論・地域環境論”の空気 https://toxandoria.hatenablog.com/entry/2020/06/06/162034

また、より柔軟な視点でシュンペーターの観察“表象”である「静態」を凝視すると、そこでは“仮に一旦“捨象”されたリアル時間と空間の内部、即ちマクロ・ミクロ両環境におけるリアル生命個体の内部における潜在的な動態」(リアル経営の“動態”次元では捨象されてしまう生命論的な要素の存在を想定するのが必然であることが理解できる

換言すれば、それこそが地球上におけるリアル生命個体を取り巻く温暖化等の環境問題およびオミクス生命論」(委細、↓★参照)という、地球自然環境内における生命個体をめぐる、市場原理主義的な従来の経済・経営学が殆ど無視してきた、ヒトゆえに所有すること可能な文化的獲得形質遺伝後成的系統発生の記憶エピフィロジュネーズ)」(@ベルナール・スティグレール/委細後述)の問題であろう

★代謝統合:領域代表 黒田 真也 東京大学大学院理学系研究科・教授、http://transomics.umin.jp/gaiyo.html

★・・・どの側面かが固定的な定規または楽器として使われるのではなく、それは我々の行為の目的や我われが置かれた内外(オミクス生命論的に厳密に言えば、決して留まることなく絶えず変容しつつ生きている我われ自身の身体の内外)の環境条件によって、その定規も楽器もが生命論的に自在に変化することになる。https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2022/06/12/050641

2 ー2 ベルナール・スティグレールのエピフィロジュネーズ

・・・ ユク・ホイ「生命論(有機体)」とメイヤスー「祖先以前性」の統合の必然性を示唆するとも見えるスティグレールの文化的獲得形質遺伝(後成的系統発生の記憶・・・

ユク・ホイ「再帰性と偶然性」―青土社―

ベルナール・スティグレール【著】技術と時間:1~3巻 -法政大学出版局- https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784588120725

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・・・

TW/[スティグレール:「善と悪が混交するヒト社会の文化環境」とも見える、エピフィロジュネーズとの相互作用が反省“意識”産生の必然!]、i.e.[ユク・ホイのサイバネティクス論:『再帰性と偶然性』]が想起され興味深い! →ノーベル医学生理学賞スパンテ・ペーポ氏:現生人類が繫栄した訳は認知意識!1018朝日
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1582697540952080386

・・・

Tw/水のイマージュ2@tadanoossan2/ >大串副大臣は統一の被害者救済にも関わる消費者庁担当である? ←コレは酷い!喩えれば某“泥お仲間の一人”がその某“泥”集団の被害を捜査する」が如き図式?一事が万事で岸田政権がぶち上げた件のマイナカード・マターも、その闇のドス深さと超リスクが思いやられる!?https://twitter.com/wanpakuten/status/1585202362096160768

補足/TW/水のイマージュ2@tadanoossan2/【先端知とカルトは紙一重】大串デジ担当副大臣は知識科学の博士号取得者(@北陸先端科技院大)とかだが、@スティグレールではリベラル教養の視座を失う途端に知識表象(エピフィロジュネーズ)はディアボル、悪魔的カルト表象へ反転!∵神ならぬヒトは根源的欠陥を抱える(委細、略)。添付画像↓…Cf. wiki https://bit.ly/3TVqO3M https://twitter.com/tadanoossan2/status/1585496927486898176

TW/【エピフィロジュネーズ! i.e.現代日本の後成的系統発生の記憶、その
体生命たる『ヒト』にとり『悪の作用』となる側面/アベ御霊ブームこと統一カルト立国ニッポンの異様な風景】爾後、日本国の巷のアチコチでは、<アベ葬儀‐x>なるキシダ方式“際物”ショーが通過儀礼化する?実に気持ちが悪いバカリだ!w 
https://twitter.com/tadanoossan2/status/158188183542387916

(スティグレールの文化的獲得形質遺伝/後成的系統発生の記憶、i.e.エピフィロジュネーズが意味すること)

・・・ジルベール・シモンドンの「固体化の理論」を「技術の哲学」として受け止め、その理論を精緻化したのがベルナール・スティグレール!・・・

(スティグレールの前景として、シモンドン『固体化の理論』の概要)

鈴木泰博(複雑系計算論/名古屋大学准教授)は、自然計算を詳細に論ずるのが難しいのは自然計算ではアルゴリズムを与える主体と計算を実行する主体が同じになって しまうことに因ると説明している

それは、仮に生命現象を含む“森羅万象”(自らが<神>同然であることを自負していたとされる?故・安倍晋三氏のことではないが!)に関わる自然計算のアルゴリズムの全指定ができるプログラマーがもしいるとすれば、もはや彼は只の人間ではなく、自らを「神」同然化したと意識する“シンギュラリティ妄想の囚人”とも言える存在であるからだ。(関連参照/“自然計算”について… ↓★)

★啓蒙思想初期に周知!のタナトスはヒトの共有エルゴン i.e.その悪の情念の天敵はアナログモーダル(健全なヒトの意識)!先行把握の身体知で新しい「社会構成」への展相が急務/<注>アナログモーダル=生あるヒトの概念流動性 https://note.com/toxandoria2/n/ndf2a223ea56c

★「自然計算」はアナログ暗黙知ワールド?/超デフォルトモード・フラッシュ? https://toxandoria.hatenablog.com/entry/2021/05/03/103231

それ故、特に脳の全ての働き、i.e.ヒトの意識の問題についてはAI‐DLアルゴリズムだけでシミュレーション的に説明することはできないだろう従って、この様なことに加えて「そもそも脳のニューロン・ネットワークを模したAIディープラーニング自動計算には、それが、主に一定の限界があると見るべき“ビッグデータを利用したベイズ推計”によるという現実もあるためhttps://bit.ly/3wW0OfU)、そのトータルが殆ど「暗黙知」的な「自然計算」とAIディープラーニング自動計算との間には大きな落差(断絶)があることが理解できる

また、宇宙の銀河数1,000億個を超えるともされる莫大なニューロンの規模(厳密に言えば中枢神経全体の神経細胞の数https://bit.ly/3wWXOjGに加え、そのニューロンが数え切れぬ程のシナプスイオン系、化学系、混合系から成る規模などの問題が存在するため、脳内の情報処理ネットワークを、AIディープラーニング自動計算ビッグデータ+ベイズ推計https://www.headboost.jp/bayes-inference/)で100%再現することは到底不可能と思われる。

従って、「DNA量子コンピュータ-やイオントラップ量子コンピュータhttps://bit.ly/3GrTegoらの超巨大な量子記憶デバイスが実現したとしても、今度は、それらによって「デジタル・シミュレーションで創造する抽象世界」と「地球自然環境が包摂する暗黙知に因るリアル日常の生命世界(ヒトを含む)」との間の断絶を解消することは、(仮に近未来において実現するとしても人類が、ユク・ホイの指摘する<生のアナログモーダルな『再帰性と偶然性』>を捨てぬ限り、i.e.< ヒトが地球型の人間であること>を諦めぬ限り、それはまったく無意味なものとなるだけであろう

このような意味での自然計算はフランス科学認識論の哲学者、G.シモンドン『個体化の哲学』(叢書・ウニベルシタス)の“ミクロから宇宙規模のマクロにおよぶ大自然世界における相転移の問題意識(技術哲学)”の連続リアリティの概念にも重なると理解できること、および個体生命内の「ATP/アデノシン酸三燐酸(動植物に共通の個体内における生命エネルギー通貨)」創造の謎の問題とも深く関わると考えられる(関連参照↓★)。

★個体生命(真核生物)内における「エネルギー通貨(ATP)」の基本的な働き https://toxandoria.hatenablog.com/entry/2021/01/10/070801

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http://nam-students.blogspot.com/2018/06/blog-post_93.html

◆【シモンドン哲学の概要】

・・・シモンドン(Gilbert Simondon/1924 - 1989)は「個体化の理論」を提唱したフランスの哲学者。そのため初期のシモンドンが自らの「技術哲学」の深化のため使用した造語が『アラグマティクス(Allagmatics/Allagmatique)』である。 i.e.それは“科学(情報)・人文”両知に跨る展相(ポテンツ/Potenz)なる“壮大な宇宙規模”の特異点を意味するサイバネティクス“環境”に由来する概念!(後述のエピフィロジュネーズ(@ジルベール・スティグレール)に繋がると考えられる)。

・・・シモンドンによればミクロマクロに至る世界の総体は存在の特定の相(情報、形相、特異点)なる概念で比肩できるこれは相転移の閾値(特異点)で繋がる一定の系が、一定の強度intensitéとしての情報の連続として成り立つ多層構造(?・・・ミクロ量子力学スケール⇔物理・化学スケール⇔オミクス生命論スケール⇔マクロ宇宙論スケール・・・?)」であることを意味する

・・・因みに、今もって重力と磁力の本性が未解明であることと、此のシモンドンの『個体論』(最広義の“関係性の実在論”)を結び付けて連想すると興味が尽きない!

参考資料:ジルベール・シモンドンとジル・ドゥルーズの「特異性」の概念―「情報」の形而上学的な問い直しのために―堀江郁智(日本学術振興会 特別研究員

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http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/manage/wp-content/uploads/2018/04/88_6.pdf

<補足>シモンドンの“関係性の実在論”について

・・・シモンドンの“関係性の実在論”は、隣接する二つのモノとモノとの関係という抽象論とは異なり、その“関係”自体が実在(リアリティ)と見なされている。例えば、多層構造の関係性(そこでは、類比領域での個体化の関係性が視野に入っている)の一環としての「生の個体論」におけるヒトの場合では、その“関係”(relation)は、“生”であるからこその特異な「一回性」を意味することになる。そのような意味の“ヒトの関係性”は、ベルナール・スティグレールにも引き継がれており、そこでは後述するとおり、エピフィロジュネーズ(第三次過去把持、集合的に見れば人類の『文化』そのもの)なる、いわばヒトの文化環境のなかでこそ“培われ、生ある限り創造され続ける、新たな可能性としての絶えざる「個人の記憶(記憶意識)の一回性(一義的に定義が不可能な意味での特異性)」の問題として精密化される

(ベルナール・スティグレール『エピフィロジュネーズ』の概要)

https://www.nouvelobs.com/teleobs/20200811.OBS32058/bernard-stiegler-le-telespectateur-se-plaint-de-ce-qu-il-regarde-de-la-meme-facon-que-le-toxicomane-deteste-ce-dont-il-depend.html

(エピフィロジュネーズとは?)

デリダ、シモンドンを引き継ぐベルナール・スティグレール(Bernard Stiegler/1952 - 2020)/フランスの哲学者/国立視聴覚研究所(INA)副所長、音響・音楽研究所(IRCAM)所長などを歴任。フランス国立図書館のアーカイブ化に携わるなど、フランスのメディア政策を主導し、ポンピドーセンター文化開発部部長も務めた)の特徴は「偶有的属性」(contingence/≒ユク・ホイの“偶然性”)ということで、それは“同質的なものではなく、たまたま偶然に備わっ特異性(一回性)である”ということにある(↑画像は、https://bit.ly/3zlQeQvより)。

そして、この「偶有的属性」の論点はシモンドンの主著『個体化の哲学』(叢書・ウニベルシタス/既述↑)の“ミクロ~マクロにおよぶ大自然世界におけるintensité(異相間を繋ぐ情報強度の接点 or 閾値の問題/@ドゥルーズ、https://bit.ly/3fSjaJ9を介し量子宇宙スケールにおよぶ相転移の連続リアリティの概念“に重なる、とも考えられる

余談になるが、このスティグレールの[「量子~宇宙」スケールにおよぶ相転移の連続リアリティ“]は、直近に“遂に解明した!”ともされる「ブラックホール情報パラドクス」の科学概念(超弦理論による、宇宙・量子両物理学の統合、https://www.youtube.com/watch?v=aghYHSnm6fIhttps://bit.ly/3WPbg3Kとも重なるように思われる

(連想的関連)高橋 徹(広島大学理学部・先進理工系科学研究科 准教授):宇宙創成の謎に挑む-素粒子物理学https://youtu.be/9KZT2hjx_Z4

ともかくも、このような意味でシモンドンを引き継ぐベルナールは、既述の著書「技術と時間」‐法政大学出版局‐(↑)で、特に「グローバル市場原理主義が席巻するインダストリー4.0(第4次産業革命=IOT社会化)」という現代における<記憶としての技術>の問題に関わる考察を深めている。

そこで、スティグレールは「記憶」を以下の三つの層に整理する

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(参照資料:Épiphylogénèse.:Ars Industrialis、association internationale pour une politique industrielle des technologies de l'esprit、https://bit.ly/3TkLlPt

(a)遺伝的系統発生記憶(La phylogénèse)・・・ゲノムにより伝達される種としての「個体内」記憶

(b)後成的記憶(L’épigénèse)・・・学習することで「個体内」の脳など中枢神経システムに保存される経験の記憶

(c)後成的系統発生の記憶(L’épiphylogénèse)・・・エピフィロジュネーズはスティグレールの造語で、人類という種の進化の要因のうち遺伝的なものではなく、かつヒト以外の動物には殆ど見られない「第三の記憶」(第三次過去把持)を意味する。換言すれば、例えば「言語、技術、象徴、道具、倫理、芸術」など凡ゆるヒトの「文化のジャンル」のことだが、当然ながら、このエピフィロジュネーズでは善悪の価値が混在しているまた、個体から個体へと伝わる生命論的な意味での遺伝ではないが、これは技術による系統発生記憶となり、次世代へ伝わる

要は、エピフィロジュネーズ(L’épiphylogénèse)とは広義の文化であるとの理解でよいことになるが、特に問題視すべきは「インダストリー4.0(第4次産業革命=IOT社会化)の現代における「L’épiphylogénèseの技術的な側面」の仮想空間的(抽象的)な肥大化ということである。

関連Tw/水のイマージュ2@tadanoossan2/ i.e. 対「“最広義のエピフィロジュネーズ(市場原理主義+先端技術)」由来の大格差”対策の失敗 つまり、新自由主義(市場原理主義)の徹底策!)が原因と考えられる! →英トラス首相辞任へ、背景は 細谷雄一・慶大教授「ポピュリズム的政策 見透かされ」ほか1022朝日https://twitter.com/tadanoossan2/status/1583617355048837120

(参考情報)岸田「偽装看板」なる“肝心の大格差対策など完無視”のディアボロ・デジタルファッショ、i.e.全く聞く耳持たぬ“極右流”二枚舌の不誠実さは日本の傍迷惑


Tw/水のイマージュ2@tadanoossan2/【ノーハートTwins】>泥棒の警察官“採用”の如き!   ←コノ、岸田首相の“不見識”政治という「“悪辣“手練手管」は、「まやかし統一カルト対策」と共鳴しつつ「マイナカード・マター(健康保険証“廃止”)」にも繋がる、アベノミクス(アベ式ゴチャマゼ)なるディアボルの悪魔、<安倍暴走カルト権力>の踏襲! 返信先:  @mt3678mtさんhttps://twitter.com/tadanoossan2/status/1585788535608516608

関連Tw/清水 潔@NOSUKE0607/すごいな。ついに堂々と民主主義の否定を開始。一旦権力の暴走が始まると「マイナカード」の部分を「憲法改正」や「徴兵」「開戦」に置き換えるのも時間の問題。(これは歴史が証明している) →マイナカード推進、「是非をいちいち国民に聞いて進めるものではない」次の世代への責任としてやり切る。反対があってもやり切ることが重要だ」平井卓也初代デジタル大臣(ITmedia NEWS) - Yahoo!ニュース
news.yahoo.co.jp 午後1:24 · 2022年10月28日 ·Twitter for iPhone 

補足/<岸田内閣の正体>はデジタルファッショ!即ち<それ>がアベノミクスi.e.アベ式極右&統一カルトのゴチャマゼなるディアボルの悪魔であること、換言すれば其れが紛れもなく安倍暴走カルト権力の踏襲!であることの平井初代デジタル大臣による、恐るべき腐臭の代弁!https://twitter.com/tadanoossan2/status/1585857062109528064

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https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1585850022280601601

Tw/冨永 格(たぬちん)@tanutinnさん/「(これ(↓)は酷い統一カルトかぶれだ!)誰が見たってアウト」と自民の閣僚経験者。ベテラン議員は「もうダメだ。数年前のことをそんなに簡単に忘れるか。更迭したほうがいい。総理には厳しさと決断が足りない」。しかし重要政策の担当大臣(経済再生担当大臣、全世代型社会保障改革担当大臣、新しい資本主義担当大臣、健康危機管理担当大臣、スタートアップ担当大臣)だけに、政府関係者は「辞めるなら臨時国会の前だった。もう遅すぎる」と https://twitter.com/tanutinn/status/1583609299544469506

 2022/10/29FNN・・・↓

午前11:55 · 2022年11月9日·Buffer https://twitter.com/nikkan_gendai/status/1590176096951357442

3 ムネモテクニック、i.e.「AI‐IoT思考表象(思考内容)再生技術」へ急傾斜するデジタル原理主義(シンギュラリティ妄想)社会の持続不可能性

・・・「デジタル原理主義」(シンギュラリティ妄想)とは、AI‐DL機械“形式知”表象(ヒュレー)による『個体生命(有機体)』(エイドス)の抑圧を意味する!・・・

3-1インターネットに付き纏うアナログ脆弱性リスク、i.e.「 非物質的デジタルの生命線を握る物質的アナログ」なる逆説

・・・「インターネットのアナログな脆弱性リスク」という落とし穴・・・

シンギュラリティ(https://bit.ly/3UpXLpU)が妄想であることは、先端科学に関わる知見が深化するにつれ、漸く、正しく理解されつつあるようだ。

それは、[「地球自然環境に関わる理解深化のプロセスにおいて、科学が発達すればするほど、必然的に我々のリアル日常におけるリアリズム倫理」(地球自然環境の破壊が最悪の非人道的な犯罪行為であるということに関わる理解が人類の最後の砦となる可能性が高いこと!の重要性が、より広く共有されるようになってきたからだ逆説で言えば、遍くコレが理解できぬ限り、地球自然環境と人類は滅亡する可能性が高い!/関連、詳細参照→https://bit.ly/3hvYdV2)。

ところで、<全宇宙における「天の川銀河」の中の地球という実に希少な奇跡的存在たる自然&生命環境の中で、いま“リアルに生きている、言い換えれば“生”ある今でしか生きられない!というリアルで生々しい一回性の生命意識、並びに共有の時間意識、ieアナログモーダル意識>を持つ”のが我われ人類である

だからこそ、<全宇宙における「天の川銀河」の中の地球という実に希少な奇跡的存在たる自然&生命環境の中で、いま“リアルに生きている、更に言い換えれば“生”ある今でしか生きられない!というリアルで生々しい一回性の生命意識、並びに共有の時価意識、ieアナログモーダル意識>を持つ”のが我われ人類であると言えるのではないか?

<注>「アナログモーダル意識」については(↓)★を参照!

★[我われのリアルなアナログモーダル意識は時間の矢の流れから外へ決して脱出することはできないので、近年は『我われが日常で意識するリアルな自然現象の範囲においても「量子力学的な非局所性/非局所実在論的な観測結果」が確認されたという報告も出始めている』ようだが(とはいっても、それは未だナノスケールのことであるようだ!?)、時間の矢の流れのなかで生き続ける我われの日常においては、換言すれば因果に支配される此の「理由の空間」においては、所定の確定した「結果」が古典物理学的(局所実在論的)に根底から覆ることはないし、その意味で時間の矢が破れる(時間が瞬時に逆転し、もう一つの局所実在のリアルが目前に出現することなどはあり得ないhttps://note.com/toxandoria2/n/n7f729d5bf46c ]

・・・実は、アナログに頼らざるを得ないAIデジタル!/「デジタル・インターネットリスク」の最たるものが「無数のアナログ海底ケーブルのタコ足」という諧謔的かつ倒錯的な皮肉!・・・

<インターネットの“アナログな脆弱性”リスク>については、電源喪失の問題など様々なものがあるが、ギョーム・ピトロン著「なぜデジタル社会は『持続不可能なのか』」(原書房)によれば、その典型となるのが「海底の無数のタコ足ケーブル」であり、具体的に言えば、それは現代の「デジタル・インターネット(社会)」のインフラ基盤が実は「アナログなネットケーブル」に頼っているという厳然たる事実を指す。

因みに、上掲書によれば(なぜかコレは殆んど話題とならぬため余り注目されていないが)、この数年以内には<その海底ケーブル(アナログ脆弱性リスクを抱える無数のアナログ海底ケーブルのタコ足)の施設事業体の約9割がグーグルら、いわゆるGAFAM(ビッグテック、https://bit.ly/3FJbB23 ) 系のそれが占めることになるとされている。

https://gigazine.net/news/20210205-submarine-cable-map/

(参考画像)世界の海底ケーブルの敷設位置が一目でわかる世界地図「Submarine Cable Map」/20210205GIGAZINE https://gigazine.net/news/20210205-submarine-cable-map/ 

Submarine Cable Map https://www.submarinecablemap.com/
Submarine Cable Map https://www.submarinecablemap.com/
Submarine Cable Map https://www.submarinecablemap.com/
ケーブルをクリックすると、右側のカラムに詳細が表示されます。新潟の旧直江津市(現在は上越市)とロシアのナホトカを結ぶケーブルは、KDDIとロシア最大の長距離通信事業者ロステレコムが共同で建設した「Russia-Japan Cable Network(RJCN)」という光海底ケーブルネットワークで、ケーブルの全長はおよそ1800kmとのこと。
Submarine Cable Map https://www.submarinecablemap.com/

同じく上掲書によると、現時点において450本の「光が灯された」タコ足物理的な回路、i.e.アナログ光ケーブルが地球上の海底の底に張りめぐらされており、その総延長は120万キロ4メートルで、地球の外周の30倍もある。又、その巨額な費用は陸地の地中に埋めるのに比べ10分の1で済んでいるとされる(地上での埋設もあるが、それは技術的により大変な困難をも伴うし、埋設・施設作業の他に、より多くのメンテナンス費用が必要になる!)。

その物理的なケーブルの正体はポリエチレンにくるまれた細い金属の管で、中心にペアになった光ファイバー、つまりガラス繊維が通っており、光パルスによって暗号化された情報が1秒当たり20万キロメートルの速さで伝送される。

画像は[ 総延長は地球30周分! 日本と世界の国際通信をつなぐ『光海底ケーブル』のヒミツ:20191226KDDIトビラ、https://editor.note.com/notes/n0789de1f3572/edit/ より]

目下のところ、この海底ケーブルにとっての最大の脅威は漁船の錨と貨物船の航行、次いで風力発電機、深海の掘削作業、巨大地震などだが、更には今までも、度々、破壊工作の標的にもなっている。特に、直近のノルドストリームの破壊工作による損傷(これはケーブルでなく海底パイプラインだが/https://bit.ly/3WwH0dN)に限らず、これからも海底ケーブルら大洋の底に敷設された設備に対しては戦時に限らず過激集団(場合によっては権威主義国家)によるテロ工作などの地政学的なリスク、あるいは巨大地震など地球規模の地質学的な超リスクが高まりつつあると思われる。

(参考情報)光海底ケーブルとは NECなど3社で敷設シェア9割20200729日本経済新、https://www.nikkei.com/article/DGXKZO62023970Z20C20A7EA2000/

・・・海底ケーブルの敷設はNECなど3社で9割以上のシェアを握る。米サブコムが約4割でNECが約3割、仏アルカテル・サブマリン・ネットワークスが約2割。NECはアフリカと南米を結ぶルートや、シンガポールから香港、米国を結ぶルートなどアジア以外でも敷設を手がける。北太平洋を横断するルートは通信容量の総計が毎秒約890テラ(テラは1兆)ビット以上で、世界の大動脈の一つとなっている。米IT(情報技術)大手の参画も相次ぎフェイスブックやアマゾンなど6社でつくるコンソーシアム(共同事業体)は年内にも、太平洋を横断する総延長約1万4000キロメートルの海底ケーブル「ジュピター」の運用を始める

(参考情報)海底ケーブルをめぐる国際関係20200929土屋大洋(慶應義塾大学教授):日本国際問題研究所https://www.jiia.or.jp/research-report/post-10.html

・・・海底ケーブルは各国政府にとって戦略的な資産である。デジタル・トランスフォーメーション(DX)が今後の経済にとって鍵となる技術である以上、クリーンな技術に基づく海底ケーブルは不可欠な要素であり、国際通信の99%を海底ケーブルに依存する島国の日本にとってはいっそう重要である。

3-2 AI‐DLアルゴリズム“ブラックボックス”の落とし穴

そもそも、自然計算数学の本来的な性質の現れともいえる)とAI‐DLアルゴリズムが全く異次元であることを明確に自覚すべきである。換言すれば、「一面的な合理性の切り取り100合理性への狂信とみるべきAI‐DLアルゴリズムは、我われが生きる日常と全く異なる(いわば異次元の)抽象世界であり100%AI‐DL信仰は、後者が前者AI‐DLアルゴリズムi.e.<異次元シンギュラリティ≒自閉的カルト世界>にソックリ飲み込まれるに等しいといえるだろう。

・・・更に言えば、それはAI内部にディープラーニング・ブラックボックスが、i.e.「予測不可の説明不能性」が内生化(寄生)し続けるという恐るべき事態であることを意味する。

ところで、我われヒトは数学そのもの(別に言えば“数学の本来的な性質/@宇沢弘文”)]をさえも客観的に理解することができるが、AIは数学の本来的な性質はおろか自らのAIアルゴリズムをヒト並みに客観視できないため、例えば『数学洗浄/↓★3』の如き「致命的な欠陥(ヒトの『社会と意識』から見た場合の)」の呪縛(自己言及の異常)から絶対に逃れることができない!と言える(参照↓★1,2/以下(4)でも、この問題の関連について詳しくふれる

★1 時間の空間化の営為/ブラウジング(生命あるヒトの意識の)を分断する『AI=GAN型フェイク』等の問題!/Google、FBらネットワーク・ビジネスモデル&仮想空間への疑義、https://toxandoria.hatenablog.com/entry/2021/11/23/042347

★2 巨大「投資&IT」化でもVRクロスモーダルインターフェースの限界↓♨1は不可避!i.e.過去&現在のリアル経験、アナログで人間的な生活・歴史経験の有無がAIクロスモーダルに影響する!のと同じ!  →AIは万能か?人工知能バイアスを見逃すな:スプツニ子!502日経https://twitter.com/tadanoossan2/status/1521673866854400001

♨ ー1   Ai(VR)クロスモーダルインターフェースの限界/結局、過去(および現在)のリアル経験の差がクロスモーダル現象に影響する!/VRで脳が騙される『クロスモーダル現象』とは? | FULLDIVE https://fulldive.info/column/crossmodal-perception

♨-2  科学と倫理の距離は近い!/大格差、人間の壁がDX肥大症化!「リーン高度生産性Vs伝統労働力」はAI構造災に非ず重力・変分原理ら科学「知」に関わる根本的な誤謬 or 作為(Pseudo)の人災!https://note.com/toxandoria2/n/n7f729d5bf46c

★3[数学洗浄/Mathwash]とは?・・・AI研究者ジャネル・シェイン(Janelle Shane)によると「アルゴリズムは数学を普遍性があるものと客観視しない」ので、AIの思考には様々な偏向が付き纏っており、それが多様な形で有害なバイアスを伴うことが知られている。極端な場合、「関数の不能解」を<恰も有意と見て“利用”>する、いわばヒトの思考からすればフェイク(虚偽)であることを、それと真逆に「意義あり、真実だ!」と判断してしまい、それを利用することすらある

https://toxandoria.hatenablog.com/entry/2021/11/23/042347

(3)エピフィロジュネーズのサブシステムとしてのムネモテクニック(過去の意識“表象”を忠実に記録し、かつ再現する技術)の問題

インダストリー4.0(第4次産業革命=IOT社会化)下における現代社会の特徴は、AI‐DL‐Webアルゴリズムとグローバル市場原理主義の融合、i.e.「偽ムネモテクニック」スティグレールの造語がヒトの日常の意識プラットフォーム化しつつある、ということ

スティグレールによれば、それは「我われの意識時間が“グローバル市場原理主義&IOT社会“化した産業技術によって、絶えず、とめどなく消費活動へと誘導されつつある(換言すれば、必然的に格差修正より格差拡大が優先される!)、i.e.消費活動の先鋭化」ということでもある。つまり、この「“グローバル市場原理主義&IOT社会“化消費活動の先鋭化」がヒトの「潜性イノヴェーションの充実」から殆ど断絶していることが問題なのだ

そして、その「先鋭化した消費活動」における高度な「価格」価値発生のプロセスがもっぱら資本側のレント(economic rent/“資本⇔労働者”の双方にとって最低限の収益と見るべき部分から、それぞれ超過した差益@デヴィッド・ハーヴェイ↓★)に対する過剰な傾斜分配となっていることが問題である(当関連について、後の『第4章-2 軽視されてきた潜性イノヴェーション(デュナメイス)の問題…』で詳述する)。

★デヴィッド・ハーヴェイ『経済的理性の狂気』(作品社)https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784861827600

例えば、冒頭で取り上げた「日本政府による形り振りふり構わぬマイナカード(アナログ健康保険証“廃止”)への強制“皆誘導”」は、その意味での<市場原理主義“妄想”に因る、国策「消費の先鋭化」の典型>とも言えるであろう。それは異様とさえ見えるこの政治権力による「強制“誘導”」に透けるのが“基本的人権、社会厚生、そして国民の安心・安全”の充実よりも、IOTデジタル(デジタルファシズム)社会化の助長策で“国民の生命・財産”の商品化を急ぐというのがホンネであるからだ

ところで、既に述べたとおりスティグレールの最広義のエピフィロジュネーズ(後成的系統発生の記憶)は、ヒト以外の動物には殆ど見られない「無意識化したものをも含む第三の記憶」、すなわち「”個体内のゲノムに潜む遺伝的”ないしは”同じく個体内の中枢神経システムに潜む後成的”記憶」以外の、その気にさえなれば、何らかの方法で意識化され得る、そして善悪の価値が混在する、非常に膨大な文化の記憶のジャンル」である

その非常に膨大な文化記憶(又は、例えば旧石器時代のヒトの石器の造作ら、過去の人々が残した夥しい数の歴史的人工物に染み込んだ過去の記憶)の中から所定の記憶を呼び出すための技術として、スティグレールは先ずムネモテクニック( Mnémotechnique/Hypomnemata/原義=会計帳簿、公的簿記、記憶補助のための個人用ノート、https://bit.ly/3VVWIPC)と名付けたサブシステムの概念を採用する

スティグレールが定義する、エピフィロジュネーズの中核を占めるムネモテクニック、i.e.過去のアナログモーダル表象を忠実に記録し、かつ再現する技術とは、具体的には「洞窟壁画、オーストラリアの先住民アボリジニに伝わるトーテムを刻んだ模様Tattoo/トーテム模様のサンプル画像↓はhttps://bit.ly/3F9oSReより)、象形文字、あるいはアルファベット文字、そして録音音声、録画映像、各種の造形(芸術等)と映画・演劇、放送・放映メディア(ラジオ、テレビ)等々」を意味する

画像27
オーストラリアの先住民アボリジニに伝わるトーテムを刻んだ模様Tattoo https://bit.ly/3F9oSRe

(4)オルトテーズ/オルトティティックなムネモテクニック i.e.偽ムネモテクニックでの記録“表象”の“一見”忠実な再現!なるデジタル技術の問題

・・・更に、スティグレールはオルトテーズ(オルトティティックなムネモテクニック)という概念でエピフィロジュネーズの議論を、より精緻化する。これもスティグレールの造語であるが、オルトテーズ(orthothese)は「ムネモテクニックで記録された過去の表象を忠実に記録し、かつ再現する技術」(ortho=正確な、these=措定(推理・推測を加えず直接的に提示する命題“表象”))の意味である。・・・

ところで、スティグレールが決定的なムネモテクニックと見るのがアルファベット文字である。それは、数学の技術性と関係する二進数および“ペアノ流の数え主義”と馴染み易いアルファベットが、20世紀末以降に革命的なコンピューターでの記憶技術を提供し始め、遂には現在の「デジタル技術なる偽ムネモテクニック」を実現することになったからだ

<補足説明1>「宇沢弘文の数学」(青土社)の著者小島寛之(数学者)によれば、フレーゲ流の集合算(例えば、3+4=7)の方は、より自然数の本質を直感させるため数学の“本来性”(リベラル教養“知”、i.e.コンシリエンスに馴染む性質/コンシリエンス の意味 →https://bit.ly/3h4uYbq)および数学の“言語性”と親和力が大きい。一方“ペアノ流の数え主義”は数学の“技術性”と深く関わる傾向があるため数学的「帰納法」(厳密には帰納法もどき)を介しアルゴリズムやプログラム言語の基礎となり、現代のコンピューター技術を支えているhttps://bit.ly/3FJ5ACt

しかも同時に此のデジタル技術と結びついた偽ムネモテクニック、より厳密に言えば<『オルトティティックなムネモテクニッ“もどき”』(偽ムネモテクニックによる記録“表象”を“一見”忠実に再現するオルトティティック技術、i.e.人間性の全否定)>は、人類の最広義のエピフィロジュネーズの層、すなわち文化そのものを根底から変質させることに繋がりつつある

そして、今やそのオルトティティック技術は、例えばメタバースの如く「我われ人間社会の意識と記憶“表象”に対し、否応なしに生命論的な意味での変質をすら迫る水準にまで到達したのではないか?」とさえ見え始めている。

4 ユク・ホイ「有機個体の生命論」とメイヤスー「祖先以前性なる抽象合理観念」、両視点の統合が潜性イノヴェーションの気付きに繋がる

4-1 ユク・ホイとシモンドンが共有する『有機個体の生命論』、i.e.それは普遍サイバネティクスの一環である

・・・地球の自然環境、i.e.特にヒトの“文化”空間においては、初期シモンドンのアラグマティクス(Allagmatics/“科学(情報)・人文”両知に跨る宇宙規模の壮大な展相(ポテンツ/Potenz)の流れの中の特異点を意味するサイバネティクス“環境”)に由来する概念!;エピフィロジュネーズ(@ジルベール・スティグレール)に繋がると考えられる/関連“委細”は、[第二章-2-『シモンドンの「固体化の理論」の概要』を参照乞う!]・・・

(1)ユク・ホイの視点

当画像は、http://digitalmilieu.net/zh/3717/report-of-the-lecture-at-the-university-of-tokyo-jp-cn/  より転載

<注>ユク・ホイは、香港出身の哲学者・・・ロンドン大学で哲学者ベルナール・スティグレールによる指導のもと博士論文を執筆。ドイツのロイファナ大学リューネブルクで哲学の大学教授資格を取得し、著作は十数ヵ国語で翻訳されている。2014年から哲学と技術のリサーチネットワークを主宰。現在、香港城市大学で教壇に立つ[@『再帰性と偶然性』]

◆【ポスト・シンギュラリティの哲学】ユク・ホイ(スティグレールの指導を受け、現在、香港在住/新進気鋭の国際的哲学者)『再帰性と偶然性』(青土社)、https://bit.ly/3TajPDs

当画像は、https://twitter.com/GrimoireBook/status/1494316279981035522  より

[出版社内容情報/ポスト・シンギュラリティの哲学/21世紀の思想史に名を刻むであろう哲学者の思想が凝縮された待望の邦訳!] (↑) https://bit.ly/3TajPDs より部分転載↓

・・・「フィードバックシステムをそなえ限りなく有機体に接近した機械(AI‐DL‐Webアルゴリズム・システム/補記、toxandoria)」に取り込まれ私たちはいやおうなくシンギュラリティに推し進められていく

・・・果たしてそのような未来は一直線の道路なのか?それとも潜在的な可能性を含んだ豊穣な分岐たり得るのか?ユク・ホイは後者に賭けるため、偶然性を呑み込んで必然性と化す機械の中に飛び込み、そこから再び偶然性を奪還しようとする。

・・・それは、唯一のシステムという幻想(シンギュラリティ幻想←AI‐DL‐Webアルゴリズムが神になると見て、これを煽った?のがユヴァル・ノア・ハラリ/補記、toxandoria)を粉砕し、宇宙と技術の多元性に向かう可能性が秘められているからだ。

(ユク・ホイの核心、“フィードバックシステム”について)

画像31

Heinz von Foerster(1911–2002)Austrian American scientist combining physics and philosophy, and widely attributed as the originator of Second-order cybernetics. https://en.wikipedia.org/wiki/Heinz_von_Foerster 

ユク・ホイが言うところの「フィードバックシステムをそなえ限りなく有機体に接近した機械(AI‐DL‐Webアルゴリズム・システム)に取り込まれ、私たちはいやおうなくシンギュラリティに推し進められていく」のフィードバックシステムとは、より厳密に言えば「H.v.フェルスター(↑画像はウイキhttps://bit.ly/3DlPVpVより)のセカンドオーダー・サイバネティクス」を意味すると考えられるhttps://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2019/11/30/184331)。

つまり、それは従来のファーストオーダー・サイバネティクスを「普通のサイバネティクス」(トリビアル・サイバネティクス/下図1)とすれば、セカンドオーダー・サイバネティクス(普通ではない2nd.オーダー・サイバネティクス/下図2)型の自己言及システムがあり得ること、それがヒトを含む生命体のそもそもの起動因となっている可能性が高いという発見である。

図1

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図2

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3Trivial machines、4Nontrivial machines http://web.asc.upenn.edu/usr/krippendorff/secorder.html

・・・Trivial machines :As shown in Figure 3, trivial machines are driven by their inputs. Describing something as a trivial machine is to focus on the predictability of its behavior, o, from the conditions that impinge upon it, its input i. This is accomplished by formulating a relation between the two observables, ideally in the form of a mathematical function F : o = F(i). Functions do not offer choices.

周知のとおり、サイバネティクス(ファーストオーダー・サイバネティクス)は20世紀中ころにノバ―ト・ウイナー(Norbert Wiener/1894-1964/米国の数学者)らにより情報と通信に関する制御理論(自己言及的フィードバック・システム)として定式化されたものである。

このファースト.オーダー・サイバネティクスの特徴を端的に言えば「結果をインプット(原因)側に返すことで原因側を自己言及的に調節し続けること」である。例えば、電気回路では出力による入力の自動調整機能、生体では代謝・内分泌の自己調節機能などを挙げることができる


一方、H.v.フェルスターのセカンドオーダー・サイバネティクス(i.e.『個体生命論』の原型となり得るサイバネティクス)の活動モデルでも、その起動因は先ずシステム内“観察者”に仮設することで得られることになる

そこでは<外部環境(それは『リアル普遍の表象』”ないしは地球上における最広義のエトノス環境(ヒトの内外に拡がる自然・文化両環境)とも言える)という、“シモンドン or スティグレール”的なフリーハンドの外部環境から入ってくる多様なエンドレスの影響があるからこそ、→

 →いわば、「平等な個性(主権)を持つ個々の外部環境との水平(平等)な一回性の関係」の持続を確保できることで、その「起動因」自身も常に自由で開放的な自己言及のエルゴン(ergon/±、又は善・悪両面のファクターを併せ持つ“アリストテレスの死静態、前稼働態”…これが潜性イノヴェーションの在り処!が確保できることになる。又、ユク・ホイ「リアリズム哲学」の特徴(核心)を最もよく表す言葉は「組織化する無機的なもの」(上掲書-第三章)である。

<注>『潜性イノヴェーション』を理解するためのキーワードは、エルゴン(ergon/死静態・潜性態・潜在性)、デュナミス(可動潜性態・可動潜在性/dynamis)、エネルゲイア(現勢態・可動態/energeia)、およびエンテレケイア(未生態/entelecheia)ということになる(いずれも、そもそもはアリストテレスの用語)…、

https://toxandoria.hatenablog.com/entry/2020/06/06/162034

・・・

ところで、ユク・ホイ『有機個体の生命論』の特徴は、それが「…a無機的な組織化のレベル(ファーストオーダー・サイバネティクス)⇔ b有機的な組織化のレベル(セカンドオーダー・サイバネティクス)⇔ c(超?)無機的な組織化のレベル...」、

i.e. それが<普遍サイバネティクス(初期シモンドン流に言えばアラグマティクス/Allagmatics)>という宇宙規模(or超宇宙規模?)の展相(ポテンツ/Potenz)の壮大な流れの中に位置づけられていることだ

<注>Potenz(ポテンツ/展相)とは?・・・ドイツ語の原義は掛け算された数のことだが、特にシェリング哲学では持続しつつ内在する力が徐々に高まることも意味する。政治・哲学用語では、政治的な意味での健全な共同体の生命力が徐々にパワーを高めつつゼロサム「赤の女王」に抗って持続し発展することを意味する。https://note.com/toxandoria2/n/n71729a662785
・・・

然るに、ユク・ホイによれば高度「AI‐DL‐Webアルゴリズム」技術の急速な進化は、<「IOT化”社会&機械“の両装置」と「自然環境への技術的な働きかけ」が一体化しつつあることと相まって、我われ自身(我々一人ひとり)の「不可逆(アナログ)な一回性“生命時間”意識の連続、i.e.有機的な個体生命“意識”」を『新たな有機体モドキ』化(誤解を恐れずに換言すれば、メタバース的な抽象世界“原理主義”)への転相(i.e.“展相”ならぬ転相(Phasenumkehr倒錯・倒置の謂い;Ex.『水/油』→『油/水』:“逆”界面活性剤効果)による再生産or量産可能な意味での『ヒト個体生命の部品化』の意味のシンギュラリティ妄想/メタバース型抽象“原理主義”による一強支配)を強制する方向へと導くのではないか?との懸念が浮上しつつある

言い換えれば、それは、「AI‐DL‐Webアルゴリズムによる自然環境(第一の自然)への働きかけ」が、「その自然環境(第一の自然)内で生きてきた人間を大規模に『家畜化』する」ということでもあるだからこそ、必然的にそこでは「第二の自然としての文化(特に、リアリズム倫理)」の役割が再発見されるべきである、とユク・ホイは主張しているようだ

<注>リアリズム倫理(or“リアリズム倫理”的な立場)として重視すべきは、例えばマクダウエル(↓★1)と宇沢弘文(★2)の思想である。

★1 マクダウエルのリアリズム倫理(学)・・・ある種の生命論とも見えるマクダウエル『リアリズム倫理学』の核心はヒトの意識を“第二の自然”と見なし(この発想には、シモンドン、スティグレール、ユク・ホイ、メイヤスーらに重なるものがある)、それを“第一の自然”(地球環境)と同等に位置づける点にある。

https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2019/09/01/165255
https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2019/09/01/165255

★2 宇沢弘文の思想の核心は、コモン(@斎藤幸平『人新世の資本論/名ばかりSDGsは大衆のアヘン!』)とも共鳴する「社会的共通資本」・・・ESG、SDGsに先駆けて「持続可能な社会」の条件を探究した宇沢の思想の核心が「社会的共通資本」である。ステークホルダー資本主義やESG、SDGsを叫んでみても、一本筋が通った「社会的共通資本」の思想がなければ、より歪な形で資本主義に回収されるのがオチである。[佐々木 実著『今を生きる思想 宇沢弘文 新たな資本主義の道を求めて』(講談社現代新書)]

関連資料)2022.10.14 # SDGs # 経済学 # 日本の思想 市場原理主義という“怪物”に戦いを挑み続けた「日本人経済学者」がいた…! いま、宇沢弘文が注目を集めるわけ  https://gendai.media/articles/-/100838

(関連参考)マクダウエル≪リアリズム倫理≫自体の相転換(第三の自然の発見!?)により、AIシンギュラリティ妄想など比較にもならぬ人類文明の更なる更新・持続の可能性が拡がる!?https://twitter.com/tadanoossan2/status/1172627136366039040

・・・

同じく、ユク・ホイによればペーター・スローダーダイク(Peter Sloterdijk/1947 -  /ドイツの哲学者)の論文『人間動物園の規則』はヒトの定住化、道具の使用、囲い込み技術の進化など、自然環境に対する技術システムの操作と介入によって『動物と人間自身の家畜化』(ヒトの定住化→動物の小型“家畜”化→人間社会におけるヒトの規格化など)が古代の畜産農業いらい行われてきたことを明らかにしている

(2)メイヤスー「思弁的実在論」の前提となる「祖先以前性(Ancestral)」の問題

(メイヤスー「祖先以前性(Ancestral)」の核心となる数学の役割)

・・・ カンタン・メイヤスー『祖先以前性』、およびそのための『数学の役割』が意味すること・・・

[参考資料]カンタン・メイヤスー(Quentin Meillassoux/1967‐ /仏の思弁的実在論(新実在論のジャンル)の哲学者)【著】/千葉 雅也/大橋 完太郎/星野 太【訳】有限性の後で―偶然性の必然性についての試論(人文書院)https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784409030905

・・・↓メイヤスーの画像は、https://bit.ly/3SJnnMNより

画像31
スクリーンショット 2022-10-30 160755

ポスト・カント哲学(=ポスト・モダン思想)が「相関主義correlationism」に支配されてきたと厳しく批判するフランスの「新実在論」の哲学者カンタン・メイヤスーは、上掲書で<数学は物体の知覚において表れる二次性質ではなく一次性質そのものに達することができる>という興味深い主張をしている

<注>ここで言う「新実在論」(新しい実在論)とは、いわゆる還元主義的な or 旧来の“観念論vs実在論”のそれではなく、リアル『日常』の多元性・多次元性を中心に据えて論ずる実在論のことでありマルクス・ガブリエル、カンタン・メイヤスーらが共有する新しい概念である(関連/↓★参照)。

★「リアル意識(感性・知性)Vs 実在(自然)」での地球誕生ら「メイヤスーの祖先以前性」の覚醒と、「リアリズム倫理」即ち“理由の空間”の展相(ポテンツ)の二点を喚起するのが“原因の空間”たる数学!∴ コンシリエンスこそが必須!https://note.com/toxandoria2/n/n4ea0f2eba0e6

・・・

その「相関とは我われ人間は、“我われヒトの意識”と“その外部にあり直接的に不可知な対象世界物的・事象的世界)”との間における何らかの相関的、ないしは共有“印象”的な関係性いわば思考とモノとの表層的な相関関係だけでしか、個々の対象を真に知る(認識し理解する)ことはできないということである。

例えば、「言語論的展開https://bit.ly/3fh0HFQの場合で言えば、共有ルールである言語表現という何らかのレトリック結局は、“同義語反復“的で“隔靴掻痒“的(つまり、どこまでも不明瞭な“印象”表現の共有で理解するしか、我われには、対象世界へのアクセスの術がないことになる

つまり、それはバークリー(George Berkeley、1685 - 1753/アイルランドの哲学者)の「存在するとは知覚されることだ/To be is to be perceived」が代表する、かの<知覚される外部の存在>を完全に否定する素朴実在論の亜種とも見える、カント以降、現代にまで繋がる近代哲学の主流そのもののことである。

そして、そのような意味での「相関主義」の罠を回避しつつ、その呪縛的な思考から独立した「ヒトの外部にある存在」へ直接的に向かう新たな道筋を拓くためメイヤスーが提起したのが事物それ自体に関わる「思弁的実在論」(Speculative Realism)と呼ばれる、<新しい実在論>であり、そのための前提となることの一つが『祖先以前性』という概念である

別に言えば、それは数学者や自然科学者らが不断に広く共有しつつ、かつ容易に展開している思考法(三人称的な意識表現)に殆ど重なると思われるのだが、そう簡単に割り切れぬ部分もある

参考まで、その『祖先以前性』(ancestral)が意味することについて簡潔に摘出されている箇所を、上掲『有限性の後で―偶然性の必然性についての試論』(人文書院)の“訳者解説(代表:千葉雅也氏、p220.L.10~221.L.3”)から、以下に部分転載しておく。

・・・転載開始・・・ 第一章「祖先以前性」においてメイヤスーは、相関主義の外部を言いあてている場合として思考と世界の相関性がまったく発生していない世界、即ち人間や他の生命の発生以前(=祖先以前的(ancestral))の世界について記述する自然科学の言明、たとえば「地球は45億6千万年前に形成された」のような推定言明に注目する。

<注/補、toxandoria>(別に言えば)これは、放射性元素を用いた研究で『約45億6700万年前の地球では、隕石の大量落下も漸く終わり地表のマグマが固まり始め、やがて今とほぼ同じ地球の形が形成された』と科学的に推定できることと同意である(Cf./https://bit.ly/3FvfyHj)。関連参照→[地球そして生命の誕生と進化 【最新版】]https://youtu.be/-mKu5dIns4c

・・・

こうしたもの(三人称の表現/補、toxandoria)が「祖先以前的言明」と呼ばれる。通常、この言明「地球は45億6千万年前に形成された」によって科学者は、実際にそうだったと考えているはずである。ところが、カントの衣鉢を継ぐ相関主義者は、それはあくまでも現在の私たちにとってそう考えられるということ(そうでしかないの)であって、という但し書きを付けようとする。

メイヤスーによれば、相関主義者は祖先以前的言明を文字通りに理解することができない。現在の私たちの思考から私たちが決して出られないとすれば、私たち(人類)の誕生以前=相関性以前という過去の出来事に思考を及ばせることは不可能だが、自然科学は、それを難なくやってのけている

ところで、この『祖先以前的言明』は、何でもって可能となっているのか。根本的には、それは数学を信頼することによってである。数学を根本的な方法とした物理科学が、祖先以前性へのアクセスを可能にしている

この<数学への信頼性>が放射年代測定などの技術の基となることで、つまり技術データを解析することで(補、toxandoria/ビッグバンでは数学を根本とする相対性理論・宇宙物理・物性物理・天文学らの演繹的理論と可視光を含めた電磁波および宇宙線(高エネルギー粒子)らの観測と解析で)、まったく無人の世界(相関性以前という過去の世界)、即ち、そのビッグバンなる祖先以前性のリアリティをすら示すことができているのである。・・・ここで転載終わり・・・

(『原因の空間と理由の空間、メイヤスー新実在論、リアリズム哲学』の意識的な統合を可能とする『数学の本来性』への期待)

 「原因の空間」と「理由の空間は、米国の「心の哲学」の哲学者、Ⅾ.ディヴィドソン(Donald Herbert Davidson/1917- 2003/言語哲学 etal)の用語である。(↓画像は、https://bit.ly/3SPE9d4より)。

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(関連参照)D.デイヴィッドソン「トークン同一説」/非法則的一元論)の関連論文:行為とその合理化――共感・共同行為への問いの根底にあるもの―川瀬和也(宮崎公立大学・准教授)https://bit.ly/3orxREh 

・・・

ここでは、先ず「原因の空間(抽象論理空間)」と「理由の空間(リアル因果空間)」という全く異相の二つのエトノス(ethnos)環境(それぞれはエトノス環境1、同2(共に仮称)に対応する意識空間/↓)についての気付きが重要となる。

エトノス環境1・・・厳然たる客観としての環境であり、それは気付いていないか、或いは気付いた瞬間に既に其処に存在していた自己を含む諸個体と諸事象の射影の集合と言える。つまり、それは数学と三人称の言語をベースとして理解し得る、おもに自然科学の対象とされる分野である。換言すれば、客観論理の対象となる意識“表象”の集合とも言える

エトノス環境2・・・リアル因果的な連鎖・関係性の拡がりである。それは、おもに人文科学の対象であり、いわゆる皮膚感覚的(https://bit.ly/3zsS6XH)に理解し得る分野である

・・・

1970年の論文「心的出来事」で「トークン同一説」(非法則的一元論)を発表したデイヴィッドソン(Donald H. Davidson/1917 – 2003/米国、W. van O.クワインに師事したネオプラグマティズムの哲学者)は、

心的出来事のトークン心的イメージあるいは何らかの表象一般的に言えば、夢か現(うつつ)かの別を問わず“絶えず我々の内面を彷徨い続ける”多様な表象

物理的出来事のトークン個々に現前する事象と対応する物象的・出来事的なイメージ又はそれに関わる非光学系写像の“表象”と、脳内に現れる過去のトークン一切の過去把持が、リアル意識の上では全く対等・同一である(同一のリアルと意識される)とする「トークン同一説」(非法則的一元論)を提唱している

しかも、我々のリアル(今ここに現前するライブな)内面においては、前者(心的なリアル印象トークン)と後者(物象的リアル事象に対応する過去把持の写像トークン)の間には、優劣順位や善悪などによる区別が存在しない、つまり必ずしも合理性や倫理観らを考慮する優先順位が殆どないことになる

換言すれば、リアル主観的な(あるいは無意識のレベル)においては、多様な両者、すなわち「心的なリアル印象トークンと過去把持の写像トークン」は、夫々が全く対等に自己主張をすることになる。

従って、有体に言ってしまえば真に基本的な意味で「ヒトは噓を吐く!」ということになる(かつての安倍晋三“語録”を想起せよ!:Cf.↓♨/苦w)。

だからこそ、[『原因の空間と理由の空間』についての、コンシリエンス知とリアリズム倫理]の意識的な統合による「展相(Potenz)」への積極的な取り組みが必須となる。

♨「118回ウソ」証拠なき弁明 安倍氏「後援会が契約」認める 「桜」答弁訂正20201226東京新聞 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76810

換言すれば、此の『安倍サマ劇場?』の異様で不気味な姿は、まさに<「暴走する主観的な理性モドキ?」なる一種の狂気、i.e.『リアル係留を離れた理性は暴走する』という彼(か)の面妖な光景の典型である。

(参考資料) Oxford University Press『Essays on Actions and Events Get access Arrow. by D. Davidson』…その包括的なテーゼは、「物理的プロセスを理解可能にするために我々が採用している因果性の通常の概念は、人間の行為を記述し説明する際にも採用されるべきである」というものだ。…もし、因果関係特に、“個体生命”の一回性というリアルな因果関係、i.e.理由の空間/補記、toxandoria)がなければ、精神と肉体の関係は崩壊してしまうだろうhttps://bit.ly/3fjw42A

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(『カンタン・メイヤスー解釈の次なる課題』:メイヤスー『数学の役割』で、更に期待される方向)

・・・それは個々の「“個体生命”の一回性」の相補的・必然的な因果関係、即ち我われのリアル『日常』(特に“理由の空間”/↑@Ⅾ.ディヴィドソン)における人間関係の本質とは何かについての考察?・・・

・・・また、[“その祖先以前性(ancestral)”Vs“個体生命の一回性の因果関係(リアル日常意識)”]から派生する問題については数学、宇宙物理学、量子物理学、オミクス生命論、レオロジー(動的平衡)、そして人文科学(特に心の哲学、新実在論、他)等に関わるコンシリエンス(非常に広範)な視座からの観察と理解の深化が求められることになるだろう。・・・

(参考情報)

◆初期宇宙探索の観測量とは?/宇宙マイクロ波背景放射(CMB)は、太陽、月の次に大きいエネルギー総量を持つ電磁波を地球に降り注いでいる光源でもある!/宇宙科学の最前線「我々の起源の探索の果てに」宇宙科学研究所・研究員:松村智岳、
・・・宇宙観測では、遠くを見れば見るほど昔の状態を見ることになる。では初期宇宙を知るために遠くを見れば、宇宙の始まりが分かるだろうか?星も銀河もなるべくない空の領域をミリメートルの波長で観測すると見えてくるのが、ビッグバンの残り火である<宇宙マイクロ波背景放射(Cosmic Microwave Background:CMB)>である

・・・「宇宙年齢」38万歳時いま我々が確認できる宇宙マイクロ波背景放射は、宇宙が38万歳の時の光だ!という意味https://bit.ly/3FzdUoa/↓画像は、https://bit.ly/3fiumhRより)の火の玉宇宙の光が、現在でもCMB(宇宙マイクロ波背景放射)として観測可能である普段は気付かないが、CMBは太陽、月の次に大きいエネルギー総量を持つ電磁波を地球に降り注いでいる光源でもある。全天のどちらの方向を見ても我々はCMBに囲まれている。つまり、我々は宇宙年齢38万歳時に設置されたスクリーンに囲まれているような状態なのである。・・・以下、省略・・・

現在(いま我々が生きている宇宙)の「宇宙年齢」は従来から考えられてきたより約1億年長く、138億歳であることが分かっている/宇宙背景放射の画像↓は『我々の起源の探索の果てへ/宇宙科研https://bit.ly/3Nm3qdM』より転載。

哲学史をふまえ、論理的に「絶対的なもの」を確保する。その過程で、ある特定の「数学の哲学」が、論理的な要請に促される形で浮上してくる。それは、カントールの無限集合論に「存在論的」な射程を認めるという立場である。…が、この立場がメイヤスーでは間接的に支持されるに留まり、本書(上掲書『有限性の後で』)は幕を閉じる。メイヤスーの説明は「カントールの無限集合論を使うと、世界の変化の可能性をうまく捉えられる」というレベルに留まっており、「世界の変化の可能性を記述するためには、カントールの無限集合論を使わねばならない」という説明はされていないメイヤスー解釈における次なる課題は、カントールの「集合」とメイヤスーの「世界」との間の結びつきの問題になるだろう。・・・以上は、[@ブログ・らりるれろ:『有限性の後で(メイヤスー)』|事物それ自体の存在へ http://online-library.site/?p=1356さん、より部分転載・・・

(参考)集合の濃度/カントールの定理と無限集合の濃度WIIS https://wiis.info/math/set/potency/cantors-theorem/

(参考/宇沢理論(社会的共通資本)を支える数学の考え方)

『宇沢弘文の数学』(青土社)の著者・小島寛之(宇沢弘文と同じく東京大学理学部数学科・卒の経済学者)は、「数学は人間社会にとって最も基本と見るべき社会的共通資本の要である」と述べている。又、このことを宇沢がインネイトInnateと呼んでいたことを紹介している

Innateは、「人間には、先天的な生まれつきの能力本来性そもそも、これはハイデガーの用語として、言語能力とともに数認識・図形認識・論理操作の能力が備わっていることを意味する

一方、『無限のパラドクス』(講談社ブルーバックス)の著者・足立恒雄氏によれば、現代における「無限」論では、無限を数学的無限(空間)、物理的無限(空間)、哲学的無限(空間)の三つに分け、これらは異質なものと考えるのが一般的である(数理論理学(記号論理学)は曖昧な点があり、これらの区別をつけ難いが)

そして、現代の数学は非常に厳密で誤りのない学問だが、物理学などの科学(理論と技術)も絶対的に正しいとまでは常に主張できるわけではなく、絶えず、個々の理論につい演繹的な論証、又は実証によって修正されたり、場合によっては否定されたりすることもある

が、だからこそ小島寛之氏が指摘するとおり、まず数学こそが、「その本来性」によって(が、あるから)こそ、それは地球上の自然環境・生命・文化および人間社会の持続にとって非常に重要だ!ということになる

つまり、数学はそのような意味で「社会的共通資本」の安定的な維持に、換言すれば「地球の自然環境と全生命の安定的(安全)な持続」のためにも必須のツールと見るべきなのである。その意味で、数学は人文と科学の両領域に跨る偉大さを持つとも言える。(数学の本来性についての、更なる委細は↓★を参照乞う)

★「リアル意識Vs 実在)」での地球誕生ら「メイヤスーの祖先以前性」の覚醒と、「リアリズム倫理」即ち“理由の空間”の展相の二点を喚起するのが“原因の空間”たる数学!(3/5)
https://toxandoria.hatenablog.com/entry/2022/02/22/144117

[補足/『メイヤスー解釈の次なる課題』に関わる連想]

◆宇宙は「観測可能な宇宙の果て」より遥か彼方へ拡がる!「宇宙の果て」の距離は138億光年でなく光が通過した領域を含む計算上は約470億光年!で、その先へ更に拡がる!・・・コレはまさに祖先以前ancestralの世界について記述する自然科学の言明、の典型https://webronza.asahi.com/science/articles/2019012200007.html

◆【時間と空間の起源】現代宇宙論の欠点は、時間と空間がどこから生まれてきたかを説明できていないことこの難題を解決しないかぎり、物理学は完成しないと多くの研究者が考えている。Nature ダイジェスト Vol. 10 No. 11 https://go.nature.com/3su8PVY

4-2 軽視されてきた潜性イノヴェーション(デュナメイス)の問題、et スティグレールによるその再発見

(シュンペーター“イノヴェーション”の核心)

・・・ここで、シュンペーターのイノヴェーションを、再度、よく見ておくことが肝要である。・・・

そもそも、イノヴェーション(innovation/初期の用語では新結合、neue Kombination)の概念を提唱したシュンペーターの『静態』(『動態』の対語)の意義は、先ず「静学」理論で決まる全ての経済数量を『日常』の時間の流れからいったん切り離し(より正確に言えば、仮に切り離し)、それが年々、歳々に同じく繰り返され続けるという意味での「静態」を構想(思考実験)したことにある

従って、そこには地球上の凡ゆる有機個体生命体と、それを支える自然環境こそが、コモンcommon/@斎藤幸平:Cf.『第2章-(2)人新世、i.e.地球温暖化の時代を根底から憂うる視座』/≒社会的共通資本@宇沢弘文)、i.e.我われ自身の持続的な存在に必須となる有限な共有資産である! ]という大前提前提となる理解があったはずだ

だからこそ、その再発見の“有機体”観念による『プランB』の提言が求められることにな

そのために必要となるのが<旧来の資本主義を超克するための道筋を与えてくれる斎藤幸平「人新世の「資本論」の視点であるそして、マルクスを新解釈した(否、新発掘したと言うべき!)斎藤幸平「人新世の『資本論』」が主張するとおり、究極的には<「脱成長のコミュニズムが世界を救うという“静学“的な構想」の「リアル実現(動学化)」>の工夫が必須であることになる

また、ここでは成長率のベースとなる国民経済計算(GDP)の考案者であるサイモン・スミス・クズネッツ(S. S. Kuznets/1901 - 1985/米経済学者、ノーベル賞受賞者)が、そもそもソヴィエト連邦の出身(1922年に米国へ移住・帰化)であることも想起すべきであろう

つまり、このような経緯から窺えるのは<そもそも「特異な”戦時共産主義“政策」と見なされてきたソヴィエト連邦の経済も、その基本が所詮は<資本主義経済と全く同じく「成長」主義であった>という現実である

因みに、ケイト・ラワース(↓★)によれば、2013年にトマ・ピケティ(Thomas Piketty、1971  - /フランスの経済学者)が「資本主義下の長期的な分配ダイナミズムの実像」を解明したことで「ジェットコースター・グラフ」(クズネッツ曲線に関わる誤りが明白となった。つまり、トリクルダウン効果があるとしても、それは初期段階の一時期に止まることが分かったことになる(↓参考画像は https://bit.ly/3VTeP8z より)。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kate_Raworth.jpg

ケイト・ラワース・・・Kate Raworth/Senior Associate at Oxford University’s Environmental Change Institute and a Professor of Practice at Amsterdam University of Applied Sciences.[『ドーナツ経済学(Cf.↓★)が世界を救う』…経済成長に依存せずに豊かで幸福な持続可能社会を構築するための経済学のパラダイムシフト](河出書房新社)の著者。

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https://bit.ly/3VTeP8z 

ケイト・ラワースのドーナツ経済のイメージ図ドーナツ経済のイメージ図を見ると、我われ人類を含む全生物が、同イメージ図(↓/当画像はラワースの上掲書より転載で示す外側と内側の二つの境界線に挟まれた極めて狭隘なバイオスフィア生物圏で生きてというよりも生かされていることが分かり愕然とする

https://toxandoria.hatenablog.com/entry/20180806/p1
従って、K.ラワースは不平等に取り組むのに適した21世紀のイメージとして「流れのネットワーク」(↑)を提示する:そこでは、経済を分散型ネットワークとして構築することで、所得と富を生み出すのに貢献したすべての人々に、より公平に分配することができる。/A network of flows: structuring an economy as a distributed network can more equitably distribute income and wealth amongst all those who help to generate it. https://www.weforum.org/agenda/2017/04/the-new-economic-model-that-could-end-inequality-doughnut

そして、トマ・ピケティは次のように結論付けている。

・・・『このような資本主義の下では横暴で持続不能な不平等が一人で生まれる。その不平等によって民主的な社会の基盤である能力主義的(各能力に応じつつ“対等に分担する”という本来的な意味での)な価値観は根底から崩れる』・・・https://toxandoria.hatenablog.com/entry/20180806/p1

因みに、K.ラワースが言う定常経済斎藤幸平『資本主義の下での成長をやめる脱成長』、コモン重視の新しい参加型社会主義へ至る必然のプロセスとも見える!https://bit.ly/3E9joE2とは、相対的デカップリング、絶対的デカップリング、ドーナツ経済など、いわゆる欧米(EUら)の気候ケインズ主義グリーン・ニューディールが目指す定常経済一定の物的財産(資本)と一定の人口規模(生命有機体ジャンルの規模)で成立する経済を最終ターゲットとする経済活動!)」化へのプロセス、i.e.オミクス生命論に因る“動的平衡”型社会へ至る道程での政策を意味する。

(軽視されてきた潜性イノヴェーション(デュナメイス)の在り処)

・・・i.e.それはスティグレールの慧眼が摘出した[『プロメテウス神話が示唆するエピメテウスリベラル教養“知”の象徴)と“生命論”的な潜性イノヴェーション』の関係ということ!・・・


Tw/
水のイマージュ2tadanoossan2/(↓↑)更に、“混迷”日本の現況について付言すれば、アベノミクスが「日本国民のヒトたる生命個体」 i.e.(B.スティグレール etal)のレオロジー(そもそもオミクス生命論の視座で理解すべき生命個体(個体生命)の『動的平衡/生命の閾値の調整機能』)が内包する潜性イノヴェーション・パワー(地球自然環境&ヒトの生命力の根源)を全否定し、統一カルト霊感商法などに現をぬかしてきたからだ!20221107
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1589253782290198528

(関連Tw)水のイマージュ2@tadanoossan2/霊力と言うよりも、例えば「ヒトたる生命個体」(シモンドン or スティグレール)のレオロジー(rheology、i.e.生命個体(個体生命)の動的平衡/生命の閾値の調整機能)が内包する潜性イノヴェーション・パワー(地球自然環境&人類の生命力の根源)とも見える!  →「交換」が生む「霊的な力」とは 柄谷行人さん新著『力と交換様式』(岩波書店)1020朝日

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1584097798907052032

・・・柄谷行人著『力と交換様式』(岩波書店)・・・[出版社内容情報]生産様式から交換様式への移行を告げた『世界史の構造』から一〇年余、交換様式から生まれる「力」を軸に柄谷行人の全思想体系の集大成を示す戦争と恐慌の危機を絶えず生み出す資本主義の構造と力が明らかに。「(霊的/補記、toxandoria)呪力」(A)、「権力」(B)、「資本の力」(C)が結合した資本=ネーション=国家を揚棄(<注>ヘーゲル弁証法の用語)する「力」(D)はあるのか。

<注>レオロジー(rheology physics)とは?・・・原義は物質の流動と変形を科学する学問のことで、具体的には例えば流体力学、材料力学がある。また、「プローブ(probe)物質内部の分子ミクロ構造等の探査や精査、あるいは生化学で、特定の物質を検出するために用いる物質の意味もある分子世界らのミクロ(量子物理学)から宇宙レベル(宇宙物理学)まで様々な大きさ及び多様な次元での議論があり流動学とも呼ばれる

(以上<注>の主な出典:名古屋大学大学院・工学研究科・物質科学専攻・レオロジー物理工学研究グループhttps://bit.ly/3zCUACQ)・・・因みに、流体にはニュートンと非ニュートhttps://bit.ly/3zCUACQ)・・・因みに、流体にはニュートンと非ニュートンの二種類がある。ニュートン流体は、ニュートンの粘性法則に従う流体でせん断応力がずり速度(せん断変形速度)に比例する性状の流体であり、それには水、空気、アルコール、炭化水素らの低分子流体が該当する。他方、ニュートンの粘性法則に従わない非ニュートン流体には、高分子流体(高分子融液や高分子溶液など)や、懸濁液(液体中に個体微粒子分散した状態)、乳濁液(分散粒子が媒質に溶けずに液体中に分散し浮遊している混合物)、液晶、血液など多岐にわたる流体があり、これらの流体は複雑なレオロジー的挙動を示す。:ニュートン流体と非ニュートン流体/HP日本のものづくり、https://bit.ly/3FHUUUB


≪“↑注”の補足1≫・・・このレオロジー論はジルベール・シモンドンのアラグマティクス開放系のセカンドオーダー・フィードバックシステムである一般『個体論』とオミクス生命論との融和)の視座を連想させる(Cf. ⇒第2章-2-2-『スティグレールの前景として、シモンドン「固体化の理論」の概要』)。但し、目下流行り?”の余りにも安易にすぎる量子パラレルワールド実在化論”や“過剰に精神主義へ傾斜した量子物理論”などいわゆる自閉・閉鎖系のカルト的な視座とは厳しく一線を画すべきである。

≪“↑注”の補足2≫・・・例えば、量子力学に因る化学的な力とされるロンドン分散力ファンデルワース力;i.e.接着剤の原理)(Cf.↓★1)、あるいは界面活性に関わる量子化学エネルギー物質科学/Cf.↓★2)など、我われの日常に遍在する原理的に量子物理学で説明できるリアル事象の事例の枚挙には暇がない。しかし、これらをタイムマシン時間の矢の破れ時間遡行&時間往還 )」や「パラレルワールドの日常(リアル実在?」等と直結させ理解するのは、シモンドンアラグマティクスに関わる非科学的・非科学哲学的・短絡的・閉鎖(カルト)的な誤解 or 狂信のジャンルになる。

★1
https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2022/02/22/140458

★2
https://www.sci.kyoto-u.ac.jp/ja/about/publications/from-our-newsletter/215/introduction-2/tamaki-2

5「潜性イノヴェーション(デュナメイス)」と調和する「農業経済(生命維持に有意な有機体論)重視のプランB」による資本主義“調教”が必須

・・・特に、ポストアベノミクス(アベノミクス後遺症の岸田政権下)で“混迷”するばかりの日本では、この最も重視すべき意識が希薄!・・・

(1)潜性イノヴェーション(デュナメイス)の在り処

・・・エピフィロジュネーズによる「潜性イノヴェーション、i.e. 人類の生命力の根源」の再発見・・・

・・・それは「ユク・ホイ『有機個体(生命論)』とメイヤスー『祖先以前性(抽象合理)』を統合する、スティグレール『エピフィロジュネーズ』による<潜性イノヴェーション>の重要な役割の発見!・・・時系列的に見れば前後するかもしれぬがスティグレールのエピフィロジュネーズ後成的系統発生の記憶『第2章―2』で既述は、ユク・ホイとメイヤスーを統合した視点とも見える!・・・

カンタン・メイヤスーによれば、現世の肉体の魂に落ちて生じた本質的な忘却から正しい意識による正しい記憶を回復させるのが対話(言論)の役割のはずであった

しかし、ソフィストの詭弁(真理の価値の弄び)なる根源的な“言葉の技術性の欠陥”(リアル事象、i.e.”理由の空間”における詭弁の反論、今風に言えば“陰謀論やフェイクニュースなど、所謂ポストトウルース派のジャルゴン”)がもたらす誤解(誤謬)がそれを邪魔するという、いわゆる「プラトン哲学の観念論」の呪縛がカントまで繋がっており、それこそが一般に西洋哲学の重要な出発点の一つと見るべき伝統となってきた

一方、ベルナール・スティグレールは、基本的に「そもそもヒトの意識は反省的なものなので(余談だが、スティグレールには“貧困化による困窮から銀行強盗をはたらき5年間も服役し、かつ獄中で大学の入学試験に合格して出所後にジャック・デリダの下で主著を書き上げたという実に苛烈な”経験がある/https://bit.ly/3FJs06u)、それは「自らを超克するという側面でリアル環境(“理由の空間”を構成する実在・事象)と相互作用しつつ、絶えることなくレオロジー(ミクロ・マクロ両環境の中で生の動的平衡)を持続させる個体生命である」という、一種のセカンドオーダー・サイバネティクスの考え方を基本としている(シモンドンおよびユク・ホイもこれを共有する)

またスティグレールはプロメーテウス神話(↓画像はウイキより)の中に潜んでいる、そして人類「種」の誕生いらい宿命的に人類が背負い続けてきた“起源の欠如”(根源的欠陥)と呼ばれる「ヒト(人類)の欠陥」を発見する

換言すれば、それは文字通り「技術性の欠陥」とでも呼ぶべき人間性の本質である。つまり、更に言い換えればベルナール・スティグレールはそれが【潜在生命力(デュナメイス、dynameis)の“リアル・マスカレード(仮面)化”】なる、一般の動物とは全く異なる「人間性」故の<“逆説的”な弱点>となっていることを発見したのである


ところで、ゼウス(父神)は、デュナメイス(単数形デュナミス/dynamis)と呼ばれる「いわば自ら生成・発展するため必須となる大きな“潜在的生命力“」を動物と人間へを与えるようプロメテウスとエピメテウスの兄弟神に命じたが、うっかり、エピメテウスはそれを“人にだけ”十分に分け与えるのを忘れてしまうこれこそ、ヒトに“逆説的”な弱点(↑)が生まれた原因!)。

そこで、仕方なくプロメテウスは人間だけにオリュンポス山から盗んだ火」(テクネ―“技術“の種の謂いを与えることにしたこのような経緯で誕生した人間は技術の補綴(ほてつ=道具や様々な機器類で自らの力(十分な生命力)の不足を補うこと)なしでは生きられない存在となった訳だがスティグレールはこれに対して「起源の欠如(根源的欠陥)」の名を与えた

つまり、「人間の正体(真の姿)を真っ当に直視すれば、そもそも人間は多様な技術の補綴で潜在的な生命力を絶えず補強し(別に言えば、それを引き出しつつ)、それらをマクロ・ミクロの両環境と調和させ自らの動的平衡(レオロジー)を保つよう努力し続けるべき個体生命として懸命に励むべき存在であることが宿命づけられた(宿命的にそのような意味での弱点を抱え込んでいた)」ことになる

だから、スティグレールの立場からすれば「ゼウス(実際には、その代理のプロメテウス(正確に言えばエピメニデス))によってヒトより遥かに強い生命力を与えられた一般の動物と異なり、“その意味での動物的な力が欠如”する人間(特に政治権力者・経営者らの指導層・エリート層の人々)には“技術知”も含む最広義の文化たるエピフィロジュネーズ(後成的系統発生の記憶)を十分に、人びとのため遍く活かすべき<努力義務=リアリズム倫理の履行義務>があることになる

同時に、人間には「その実践のため必須となるリアリズム倫理を自覚すべき宿命が与えられている」ということになる。だから、グローバル市場原理主義(新自由主義、リバタリアニズム)の如く<深刻な経済格差や食糧危機の問題を放置し(その一切をグローバル市場原理主義の弱肉強食に任せつつ)、それらがもたらす自然環境と人類全体の危機を傍観視する態度などは絶対に許されないことになる。

だからこそ、人間は(『オリュンポス山から盗んだ火、プラズマ(Cf.↓★)』が象徴する「起源の欠如(根源的欠陥)」の意味について、すなわち「技術知の正しい使い方」ということについて、自らの強欲と権力欲のためだけではなく、何よりも先ず謙虚な態度に徹しつつ「リアリズム倫理の深化に役立つコンシリエンス知」に学び続ける必要があることになる

★【リアル“コンシリエンス”視点の精華!】「宇宙は99.99%プラズマでできている!(その中で、人間はどうして生きられるのか) 天岸祥光 先生(物理学,元静岡大学理学部長,元静岡大学学長) サイエンスカフェ in 静岡 第100話 - 静岡大学https://note.com/toxandoria2/n/n4ea0f2eba0e6

そして、<地球自然環境(地球温暖化)の問題>およびそこから派生する<水資源枯渇(局所的に有意な水資源の枯渇)と食糧危機のリスク>に見舞われつつある21世紀の現代では、特に、そのような危機的な事象へ対応すべき手段として、i.e.最広義の基盤的な「技術知」の代表として「生命維持に有意な有機体論に基づく農業経済(技術)」と「AI‐IT技術(特にリモートセンシングなど、https://bit.ly/3Tyafue)」とを理解すべきである

それは、あの<ソフィストの詭弁による反論とは全く異質な良い意味での“後知恵”の活用である。すなわち「技術知」を真に遍く人々のため役立つよう、広角の視座の下で賢く活用し、彼らヒト自身の潜性イノヴェーションの不足部分をそれで平等に補綴すべきである(一般動物より弱い『生命力の欠如』を補填すべきである、i.e.それは技術知の助けを借り“自らの仮面を剥いでヒトの隠れた潜性イノヴェーション”を引きだすのに等しい)ことを意味する

そして、リベラル教養知(人文知)こそがそのための重要な触媒役であると考えられるので、究極的には広範な「コンシリエンス(人文・芸術・社会+科学・技術)の知」が求められることになる。換言すれば「アーツ&リベラル教養知」を持続的に身に着ける努力が絶対的に要請されている」ことになる

然るに、これまでの資本主義(特に、新自由主義(ネオリベラリズム)に基づくグローバル市場原理主義)は、技術(テクネ―)を只の目先の、しかも自らの金儲けの手段としか考えていない(せいぜいでトリクルダウンの類の詭弁論を思いつくだけ!)

因みに、「エピフィロジュネーズ≒広義の文化と見たてることができることから、ユク・ホイが(あるいはマクダウエルが/Cf. ⇒第4章)主張するとおり「文化」環境は人類にとって“第二の自然”でもあることになる。従って、それは必然的にヒトたる生命個体にとっては「普遍サイバネティクス環境/環境との関係が其の死命を制するセカンドオーダー・サイバネティクス」でもあり得るので、その文化の成熟度合いが人類という個体生命の未来をも左右することになる

だから、この「スティグレールの“起源の欠如”(根源的欠陥)=真の潜性イノヴェーションの在り処の問題」に覚醒せぬ限り、“レオロジーの持続が必須となる個体生命”のための本物の経済活動などは実現できない。

ましてや、岸田式の“名バカり”新しい資本主義(実は、統一カルト汚染に塗れたアベノミクスの踏襲!)などは論外である。また、そのことに一切気付かぬままで、いくら「AIによるDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速」でデジタル資本主義の到来を囃し立てても、それは問題の先送りに過ぎない只の“虚しくもゲにおどろおどろしいカルトの木霊(こだま)”であり続けるだろう。

(2)潜性イノヴェーションの対極たる“市場&デジタル”両原理主義の野合、i.e.「AI‐DL機械“形式知”」が助長する大格差

【部分転載】『労働生産性向上の果実を賃金上昇につなげるために』シリーズ「情報経済社会を考える」・・・1955年に春闘が始まり、日本的労使関係の形成がなされていきました。当時は、雇用の維持拡大(失業の防止)、生産性向上のための労使協力、成果の公正な分配(経営者、労働者、消費者)という生産性運動に関する3原則が謳われていました。1975年頃になると、経済成長に見合った賃上げ要求ということで、賃上げ率を抑制する賃上げガイドラインを日本経営者団体連盟が提唱するという現代では考えられないような事態が起こりました。「家計最終消費支出 要因分解」のグラフを見ても分かるように、1960年代から1980年頃までは前年比10%程度の賃金上昇率になっています。バブル崩壊の1990年前後にも賃金が一旦上昇しますが、1990年代後半より賃金上昇はほぼ完全に沈黙します。 このように、1990年代後半(この頃から市場原理主義が主流となった!/補、toxandoria)は経済を見ていくと大きな転換点となっています。20年以上の長きにわたって一人あたり賃金を上げられない状況に陥っている理由は、一時的な経済循環の影響によるものではなく、1990年代後半に変更された(バブル崩壊後の金融危機などを背景に)法律や制度の影響により、企業が投資主体から貯蓄主体(内部留保)へと行動変容せざるを得なくなったと考えるのが素直な視点ではないでしょうか?202207JIPDEC/一般財団法人日本情報経済社会推進協会 、https://www.jipdec.or.jp/library/report/20220722_03.html・・・

少し前のことだが、Brexitへの過程と並行して明確になった「アイルランドのレプラコーン経済」と呼ばれる「大格差」の発生が観測された。これは、まさに「新自由主義(グローバル市場原理)+科学(AI・金融工学 i.e.フィンテック等)」の賜物であり、気付きが遅れたと!自戒するクルーグマンがトランプ企業減税(トランピズム信奉者らが正当な政策だと誤解する過激ネオリベラリズム政策)でも同じ問題が発生する懸念を指摘していた。そして、同構図は今や日本でも他人事でなくなりつつある(関連→https://bit.ly/3Wx73BO

それは、「新しい資本主義」なる偽装看板で安倍政権のアベノミクス“路線”を引き継ぐ岸田政権が「新自由主義(グローバル市場原理)+科学(AI・金融工学 i.e.フィンテック等)」への過剰傾斜によって、事実上、飽きもせず、デジタル資本主義(オミクス生命論に無自覚な、事実上のデジタルファシズム!)の名の下で、この「過激ネオリベラリズム政策」を推し進めつつあるからだ

然るに、少しばかり農業経済史を振り返ってみれば理解できるのだが、そもそも農業経済的な要素を重視するオーストリアン(オーストリア経済学派の祖カール・メンガー(Cf. ⇒『第2章-1 経済学史に見る『農業経済(生命維持に有意な有機体論)の重要な視座』)の経済思想の中には、 →

→ 同じ限界効用逓減ではあっても機械生産の導入による[“労働節約型高度生産性(付加価値)、i.e.純粋な経済的レントeconomic rent“資本⇔労働者”の双方にとって最低限の収益と見るべき部分から超過した差益の追求”に因る高度で偏った価格価値発生のプロセスそれ故、必然的に大格差“発生”が伴う!)]と →

→ [地球の自然環境と均衡・調和する(より厳密に言えば“動的平衡”する)限りにおいては殆んど無限ともいえる“潜性イノヴェーション”の宝庫であるヒトのために有意であることを先ず優先する経済価値ローカルで生きる人々の日常を最重視する経済『価格』発生のプロセスという、 →

→ 一見、表面的には同じ様に見える「逓減・均衡」過程による『大きな格差の発生の問題』に関心が向いていたのではないかたとえ、それが予期的なものであったにせよと考えられる

因みに、レント(Rent)とは、次善の機会と隔絶した、不可逆な超過利潤(富蓄積の源=“資本-労働者”の双方にとって最低限の収益と見るべき部分から超過した差益Cf. 第1章ー(3))を意味するが、これは経済発展にとり必要不可欠であると同時に大格差をもたらす要因ともなり得る。 →

→ しかし、古典経済理論の完全競争市場においては此の意味でのレントは存在しないと見なされており、今流に言えば、それこそがThe Great Decoupling>の問題となる。https://norikoe.net/archives/8748

なお、グレートデカップリング(The great decoupling )は、MITの二人の教授、エリック・ブルヒョルフソンErik Brynjolfsson/1962‐ )とアンドリュー・マカフィー(Andrew McAfee/1967‐ )が提示した概念で、デジタル技術により経済は発展しても、雇用は伸びず大多数の人間の富が増えないというAI‐IOT時代における、宿命的にさえ見える「大分断」の出現を意味する。

それこそが、<AI‐IOT社会化が喧伝される現代の<『機械生産性>ヒト生産性』(前者の優越)による“大格差”発生の原因であり、スティグレールの言葉を借りれば、それは『根源的欠陥』の問題(Cf. ⇒5-(1)“潜性イノヴェーション(デュナメイス)の在り処”)ということになる

具体的に見れば、それは「スキル偏向技術進歩(AI‐Web、IOT化など高度技術イノヴェーション)に因る“見かけ上の雇用一人当たりの生産性向上(GDP総額増加)」と「実質的な一家計当りの所得減少」との間の<大乖離>という形で出現している/関連→https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2019/03/05/153938)。

(3)「資本主義の調教」に必須の条件は農業経済(生命維持に有意な有機体論)と個体生命を重視する「プランB」への挑戦

・・・迫り来る“日本と世界”の食糧危機・・・

水のイマージュ2@tadanoossan2/【迫る食料危機!/上】化学肥料の海外依存も含めると国内の99・4%の農家は慣行農業(農薬、化学肥料を使う栽培方法)なので生産量は少なくとも半減!食料自給率37%も驚くべき低さだが実質は数%しかない!1104東大大学院・鈴木宣弘教授https://twitter.com/tadanoossan2/status/1588714958317314048
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1588714958317314048
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1588714958317314048

・・・食料危機(↑)への対処に関わる既出のJIPDECレポートでも触れているが、グローバル資本主義(潜性イノヴェーションの対極に位置する)による“市場&デジタル”両原理主義の協力関係についての安易で過剰な政治・政策的な演出ということだ。その安易な野合がもたらす超リスクとの対峙に必須となるのが『農業経済とメイヤスー祖先以前性(抽象合理観念)』なる両観念(個体生命論と抽象合理性)を適格に統合する視点から浮上する「リアリズム倫理」である。因みに、この農業経済そのものが「ヒトなる個体生命のためのコモン(人類の共有資産たる地球資源、i.e.社会的共通資本のメインファクター)と理解すべきだ。・・・

そして、それを現実化するため特に重視すべきことが農業経済(生命維持に有意な有機体論)と個体生命論を特に重視する「プランB」への挑戦ということである

ところで、JIPDECレポート1990年代の後半以降における日本の「家計消費支出」“意気消沈”の主因を専らバブル崩壊後の金融危機を背景に打ち出された“法律・制度”偏向の影響による<内部留保>積み増し傾向等だけに求めるのは、誤りとは言えないものの、より重要な点を見落としていると言えるだろう

それは20年以上の長きに渡って一人あたり賃金を上げられない状況に陥ってきたもう一つの理由として、一時的な経済循環の影響やバブル崩壊と大金融危機の後の1990年代後半に変更された法律や諸制度の影響の他に[1990年後半以降における“グローバル市場原理主義と急進化するAI‐IT技術の癒着に因るグレートデカップリング(大格差奔流の出現)”](および、それに対処すべき日本の“政治行政&経営感覚の鈍・劣化”という通奏低音が流れてきた事実を決して見逃すべきではないと思われるからだ

また、その[グレートデカップリング(大格差奔流の出現)に対する“政治行政&経営感覚の鈍・劣化”]、その意味でのリアリズム倫理の欠落こそが、生命の論理を支える変異の閾値」(委細後述)に対する致命的な脅威となっていること、すなわち当記事で述べてきたとおり地球自然環境に包摂されてこそ存在し得る個体生命の論理を根底から脅かすことになるからである

【重要資料/個体生命を重視する「プランB」の原点】[鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側](的確な)緊急財政出動と食料安全保障推進法の制定を!


・・・潜性イノヴェーションの土壌たる「生命環境と“変異の閾値”」の問題・・・

(参考Tw情報)水のイマージュ2@tadanoossan2/同感!同時に【万が一の“過密”原発列島過酷核被曝汚染↓♨』】は此の安全保障の要たる農業全国民生命の“変異の閾値”の保障」、i.e.全国民生命の肝心の拠り所も壊滅させるとの恐怖心!がよぎるひたすら強欲&カルトに親しむ日本リーダー層にはその基本的「(地球自然環境的な)リアリズム倫理の感性が欠落https://twitter.com/tadanoossan2/status/1592966427912593408 ⇒(Tw)脱「今だけ、金だけ、自分だけ」・鈴木宣弘 tetsuginsuzuki さん/20221116日本農業新聞 未だに安全保障の要は食料・農業(i.e.食料自給率の改善が必須であること!)」が理解されない異常事態 20221116·Twitter Web App 

20221116日本農業新聞

  https://twitter.com/tetsuginsuzuki/status/1592865346490621953

♨(関連Tw情報/決定的な政治的『蛮行』!/『日本列島“変異の閾値”』の破壊水のイマージュ2@tadanoossan2脱炭素・原発回帰・防衛のジレンマ対抗核攻撃の敵地攻撃準備は全く無駄では? ∵原発全44基2022現在再稼働、廃炉、停止中の内数基が被弾すれば列島は総過酷核汚染https://bit.ly/3GkIZMU…    →GXのGは原発再エネより回帰が際立つ岸田政権1112朝日 https://asahi.com/articles/DA3S15472065.html

https://bit.ly/3GkIZMU

(関連情報)余りにも低すぎる、日本の食料自給率! Cf. ⇒ 世界の食料自給率(農林水産省)https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/013.html

・・・

・・・以下は、【不均衡進化理論とカオスの縁 - 京都大学学術情報リポジトリ:古沢 満】https://bit.ly/3TW1CL5からの部分転載・・・


・・・我々が現時点で措いている不均衡変異の世界のイメージを示す図 3(a)は従来の考えに基づ く均衡変異の括像(イメージ図)である変異率が極めて低いところでは多様性がなく"凍結 "状態に ある。変異率が上がると"カオスの縁 "に至 り、生物は最大限適応進 化する。 「変異の閉値」を越す と情報は "融解 "し、死に至る。生物 は非常に際 どい存在だと言 うことになる

・・・一方、図 3(b)に示す不均衡変異の世界では、変異の閥値が大きく上昇するので、高い変異率においても、生物は遺伝情報を失 うことなく高速に進化できる。過激 な表現をすれば、平衡状態において、熱湯の中に浮かぶ氷が消えたり現れたりしているのである。

・・・生物は自ら変異率を調節して(補、toxandoria/“変異の閾値“内で)、秩序とカ オスの世界を自由に移動できるしたたかな存在である。生物はカオスを乗り越えて進化する。(・・・ここで『部分転載』おわり・・・)

このDNA次元での『不均衡進化(Disparity Evolution) 』仮説を正確に理解するには、古澤満氏が種の進化過程における遺伝情報の流れ方について想定した二つのモデル、「均衡変異モデル(従来型ダ―ウイニズムのセントラルドグマ/近年までの分子遺伝学では、専ら遺伝における情報の流れはDNAを翻訳して形質が発現する一方通行であるとされていたことを指す)」と「(諸環境との双方交流の影響をも伴う)不均衡変異モデル(Disparity Evolutionの根幹)」の違いを知る必要がある


・・・また、古澤満氏が『不均衡進化(Disparity Evolution) 』のことを「元本保証された多様性の創出」とも称していることに注目すべきだ

・・・平たく言えば、それは「保守すべき価値(価値観)およびヒトとして最低限必要な権利・歴史・文化・自然・生態・生命環境・モノ・情報などは確実に守りつつ、大きな環境変化にも耐え得る革新性を何時でも発動できるよう、常時、アジャイルな姿勢でスタンバイすべきであり、又そのようなスタンバイを可能ならしめる知恵と制度をメンバー間で共有し、かつ子供・若者・子孫等へ確実にそれを継承するためのリアル経済制度(宇沢弘文『不均衡動学』、or エネルギー通貨モデル(https://bit.ly/3gNx4cg/↓★)など)と、そのためには「グローバル資本主義の調教」と「ポピュリズム教育」こそが肝要だということになる。

Welcome to Soichiro Takagi's Website! Talks on technology, economy, and society生物学におけるエネルギー通貨と実経済Singapore FinTech FestivalでMITメディアラボのJoi Itoさんが、Self-adoptive system, System of systemsの話の中で、生物学のエネルギー通貨の話に触れていて、興味深かったので少し考えてみた高木聡一郎(東京大学大学院情報学環教授)

https://bit.ly/3AonFCm

・・・兪炳匡「日本再生のための『プランB』、医療経済学による所得倍増計画」(集英社新書)が提言する画期的な視点・・・

第2章でふれたことを繰り返すが、[『コモン』人類の共有資産としての地球資源、特に凡ゆる個体生命、すなわち此れは宇沢弘文『社会的共通資本』に重なる!)の危機への対峙に必須となるのが農業経済(“生命維持に有意な有機体論、個体生命”経済論)と メイヤスー祖先以前性(抽象合理観念)』であった。

そして、これら両観念の統合による<生命論理(兪炳匡氏の予防医学を重視する医療経済学はその一環と理解できる)とリアリズム倫理の核心たる【変異の閾値】を最重視する意識への覚醒、i.e.スティグレール“起源の欠如”(根源的欠陥)=真の潜性イノヴェーションの在り処の問題>の気付きに基づくグローバル資本主義の持続的な調教の努力>こそが、兪炳匡氏の「日本再生への意思」の中心になっている、と理解することが可能であろう。

それをリアル化するため特に重視すべきが、農業経済と個体生命を重視する「プランB」への挑戦ということだ。つまり、人間の社会的な領域はカネにならぬ無駄”なので民営化で淘汰すべき!としてきた従来の新自由主義思想に基づくグローバル資本主義に基づく政策を「プランA」とすれば、兪炳匡氏の「プランB」はそれと真逆である

即ち、兪炳匡氏の「プランB」には“文化・芸術・人文社会フィールド(i.e.アナログ・モーダル意識的な社会空間)を最重視しつつ、毅然とした「リアリズム倫理」意識でグローバル資本主義に基づく「プランA」を“修正・調教”するという意味を込めた「プランB」のことである

我われは科学メイヤスーの祖先以前性(抽象合理観念))の発達と深化につれ、[リアル日常における地球自然環境の破壊が最悪の非人道的な犯罪行為であること]は疾うに十分理解してきたはずだそして、そのことを、更に深い技術哲学の観点から論証してみせたのがベルナール・スティグレールの慧眼であるとも言えるだろう。

それこそが新しい時代のための倫理学、すなわち只の観念理念主義ではない“第二の自然”(あるいはエピフィロジュネーズなる最広義の文化の一環/@スティグレール)としての新しい倫理学、i.e.「リアリズム倫理」(マクダウエル、ユク・ホイということである

ところで、当ブログ記事の目的は「プランB」のプログラムを提案することではないが、混迷するばかりの現下の日本に対するプランBの重要な方向性が、兪炳匡氏(神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター教授)の著書↓★で示されているので、特に注目すべきと恩われる点を以下に纏めておく

但し、「米国の産業別雇用創出寄与率に基づく将来推計をベースに書かれている同書は、医療経済学者でもある医師の著書なのでヒト(日本国民)の生命を重視するという視点に重点を置いて著されてはいるものの、一方では広大な自然風土を活かした米国の農業経済のあり方とその雇用創出寄与率が日本とは全く異なる(↓★)という現実があるので、農業経済(生命維持に有意な有機体論)については具体的な言及がない

しかし、狭隘ながらも作物栽培の地味に優れた自然空間(国土)の日本に関わる視点も、当然、兪炳匡氏の視野に入っているものと理解したうえで、解釈的に纏めたものであることをお断りしておく。つまり、単純に日米の農業経済・農業経営・農業生産力の在り方を比較して論ずることはできず、農業生産については日本の在り方を独自に考えるべきである

わが国としては、狭いながらも米国とは比較にならぬほどの多様性に溢れた豊かな自然環境という、その優れた環境と伝統農業生産の特徴の活かし方に十分な目を配りつつ、それと同時に余りにも異常に小さすぎる日本の食料自給率の改善、i.e.東大大学院・鈴木広宣教授が提案する「職業安全保障」の確保を期すべきである

★アメリカの農産物はなぜ安い? アメリカ農業の特徴・現状…、minorasu https://minorasu.basf.co.jp/80354

アメリカ合衆国の農業 | NHK for School https://bit.ly/3Oe1zrI

兪炳匡著「日本再生のための『プランB』、医療経済学による所得倍増計画」(集英社新書)・・・[著者等紹介]兪炳匡:医療経済学者・医師。神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター教授。ハーバード大学にて修士号、ジョンズ・ホプキンス大学にて博士号取得。米国疾病管理予防センター(CDC)エコノミスト、カリフォルニア大学デービス校医学部准教授などを経て現職。米国にて二五年間、医療経済学の研究・教育に従事(当データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784087211610

同書は、内田 樹・神戸女学院大学名誉教授(仏現代思想・哲学者)移住と霊性、そして経済についてオムライス・ラヂオhttps://bit.ly/3TMtccD  https://bit.ly/3V96Frs」で知った『難民キャンプ:プランBが含むべき需要がなくならない職種・産業部門、https://omeradi.org/』のヒントから、まず『社会的共通資本/宇沢弘文』を重視し、これこそが「日本の全住民の衣食住を日本が先ず自前で充足させるために必須のコモンであると指摘する当然、この点は斎藤幸平『人新世の資本論』のコモンの問題とも重なる!/参照⇒第一章)。

次いで、日本の再生(持続的な雇用創出)の要として重視するのが「三本の柱」、つまり【a農業・食糧生産(地方再生の要としての)を主体とする“農業経済”部門日本列島の自然環境に照らしつつ市場原理主義的なスケールメリットに傾斜しないこれは解釈的にtoxandoriaが追記した)、b医療・福祉部門医療・福祉・教育・芸術ら医学と人文・社会系(リベラル教養知)を融合する視点の確保!)、c政府機関(国は無論だが、特に地方行政(公務員の役割*/Cf.↓≪補足≫)の重視)】ということである。

≪補足≫当然ながら、その「公務員の役割*」には“生命の論理”と“リアリズム倫理”を最重視するワーカーズコープhttps://bit.ly/3ECocDFら非営利的な事業団経営(@斎藤幸平『人新世の“資本論”』/第1章-(2))に携わるメンバーも加わる

a、b、cの中で最もベーシックな位置づけとして兪炳匡氏が重視するのは「c政府機関特に地方行政(公務員の役割)であるそれは、米国で25年間におよび医療経済学の研究・教育に従事した兪炳匡氏の「米国の産業別雇用創出寄与率」に基づく将来推計と“実感”に基づく提案であり、更に加えれば「宇沢弘文‐社会的共通資本」の経済思想に同氏が強く共鳴したことに因るものだ

兪炳匡氏の調査・推計によれば、「米国の産業別雇用創出寄与率の経時的変化」を参考とする推計したところ、意外にも「政府機関特に地方行政(公務員の役割)がトップとなり、次いで医療・福祉、専門職」の三部門が、本格化するAI‐IT時代にも生き残る(食料安全保障の観点から、日本ではこれに農業経済部門が必然的に加わる!)という結果が出ている

しかし、「宇沢弘文‐社会的共通資本」の経済思想を注視する兪炳匡氏考えからすれば、新時代においても、否、エピフィロジュネーズ(@スティグレール)を視野に入れつつ、愈々、「社会的共通資本/参照、↓<補足>」(≒@斎藤幸平‐『コモン』)を基盤とする「AI‐DXリーン高度生産性」の時代を果敢に生き抜くため、本物の“リアリズム倫理”を身に着けた「政府機関特に一般国民と身近な地方行政(公務員、準公務員)」の役割をトップ視すべきなのは当然だとも言える

然るに、ステルスアベノミクスが正体(★1)である岸田政権の新しい資本主義が、疾うに陳腐化したデジタル資本主義」(デジタル技術を活用して、<差異>を発見・活用・創出し利潤(rent economics)を獲得することで資本の永続的な累積を追求するシステム野村総研の提言?/↓★2を掲げ続けているのは噴飯ものだこの儘では益々「リーン高度生産性Vs伝統労働力https://bit.ly/3XeBihg/↓★3)」の構図に因る格差が拡大し続けるばかりとなるだろう

★1 岸田首相の新しい資本主義 アベノミクスに逆戻りだ毎日社説 2022/6/1 https://mainichi.jp/articles/20220601/ddm/005/070/092000c

★2   https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/ta/digita_capitalism

★3 https://note.com/toxandoria2/n/n7f729d5bf46c

<補足>社会的共通資本 (Social Common Capital)とは?・・・宇沢弘文は次のように説明する。

出典:https://bit.ly/3tFYbwu

概念的には、以下の三つに纏めることができる。

ゆたかな経済生活を営み,すぐれた文化を展開し,人間的に魅力ある社会を持続的,安定的に維持することを可能にするような自然環境や社会的装置.

社会全体にとっての共通の財産であり,それぞれの社会的共通資本にかかわる職業的専門化集団により,専門的知見と職業的倫理観にもとづき管理,運営される.

一人一人の人間的尊厳を守り,魂の自立を保ち,市民的自由を最大限に確保できるような社会を志向し,真の意味におけるリベラリズムの理念を具現化する.


具体的には、以下のように類型化できる。

(1) 自然環境 : 山,森林,川,湖沼,湿地帯,海洋,水,土壌,大気

(2) 社会的インフラストラクチャー : 道路,橋,鉄道,上・下水道,電力・ガス

(3) 制度資本 : 教育,医療,金融,司法,文化

* この分類は必ずしも網羅的ではなく排他的でもないあくまで社会的共通資本の意味を明確にするための類型化である

・ それぞれの社会的共通資本にかかわる職業的専門家集団により、専門的知見と職業的倫理観(フィデューシャリー(fiduciary))にもとづき管理,運営される。

現代資本主義が直面する重要な課題を二つ挙げるとすれば、以下の二つになる。これらは相互に密接な関りを持ち、お互いに因果関係を形成しているが、基本的にはそれぞれが異なる性質を持つため、異なる分析方法が求められる(宇沢弘文著作集Ⅴ経済動学の理論‐岩波書店‐)。

(イ)物価・賃金水準の不安定な上昇と失業との執拗な共存(そもそも、これは市場・金融・政治・行政(公共選択)らが責任を負うべき分野←補記、toxandoria)

・・・失業とインフレーションの共存は1970年代になってから世界の資本主義諸国で最も重要な政策課題となったものであるが、これはそもそも、我われのリアルな日常(オミクス生命論で生き続ける/←補記、toxandoria)における不均衡状態についての説明可能な分析理論を持たない新古典派経済学の必然の帰結でもある。この問題はジョーン・ロビンソンが指摘したとおりベトナム戦争のマイナスの余波がもたらしたものであるとしても、更にその隙を突いて経済理論の上で覇権を握ってしまったのが新自由主義ネオリベラリズムに基づく市場原理主義である。そして、それが「第三の経済学の危機」の肩を現在も押し続けていることになる(補記、toxandoria)。

<注> 「第一~第三の経済学の危機」について/4-1 第一~第三の経済学の危機の概要:歴史的な❝経済学の危機❞の繰り返しが示唆する現行『資本主義』の限界(↓★)、https://toxandoria.hatenablog.com/entry/2021/01/10/070801 

(ロ)環境破壊・公害などの現象に代表される「社会的共通資本」の質的悪化と、それに伴う人々の実質的な生活水準の低下

・・・地域・国民・国際経済のエルゴン(±の両義的な潜性可能性の在り処)供給体制、およびその活動機能の劣化に起因する(←補記、toxandoria)社会的共通資本が、国民経済のなかでどのような役割を果たし、また価格、賃金、雇用水準、経済成長率、実質的生活水準などというマクロ経済的な指標にどのような影響を及ぼすかという基本的な設問に関しても、従来の新古派典理論は我々になんの洞察も与えていない。・・・

・・・更なる、宇沢弘文「社会的共通資本」の重要な意義などについての委細は、下記★を参照乞う!・・・

★・・・スウェーデンモデルへの宇沢弘文の貢献とFiduciary(リアリズム倫理&“変異の閾値”の制御)に無知なスガ「Kook権力」(アベノミクス)の玩具と化し・・・https://note.com/toxandoria2/n/n44960ad716b2

(エピローグ)

Tw/水のイマージュ2@tadanoossan2/ 空を見上げて(1)コンスタブル雲の習作:木々の地平線小林康夫(哲学者)20221107日経

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1594169790561923077

nikkei.com ・・・空はいつでも、どこにでも、ある。でも、けっして同じではない。それは、いま、あなたが見上げる空、「あなたの空」だ! 見上げよう、空を。厳しい時代だ。世界は混乱を深めている。・・・誰もが、人類が未曽有の転換期に突入していることを感じている。誰もが、胸の奥に、漠然とした不安を抱えている。すると、その不安から目を逸(そ)らすかのように、みんな、手に持ったスマートフォンの小さなスクリーンに目を凝らす。・・・
午後0:24 · 2022年11月20日·Twitter Web App https://twitter.com/tadanoossan2/status/1594169790561923077

参考/Tw水のイマージュ2@tadanoossan2/それはネアンデルタールより暴力的なホモサピエンス文明の最終局面が市場&IT原理主義の成果こと【生産と消費という腫瘍】に見えつつあるということ! →レベッカ・W.サイクス著、野中方子訳『ネアンデルタール-筑摩書房-』 もっとも根源的な「文明批評」1126朝日 午前11:52 · 2022年11月26日·Twitter Web App 


https://book.asahi.com/article/14777277


関連/Tw水のイマージュ2@tadanoossan2<「AI+ビッグデータ」賢明な活用>の成果現生人類の一部ゲノムの由来がネアンデルタール人との交雑の結果である事実を証明! →独スパンテ・ペーポ氏、2022年ノーベル生理学医学賞解説『絶滅した人類のゲノムと人類の進化に関する発見に対して』 1004LabBrains lab-brains.as-1.co.jp 

 

午後0:40 · 2022年11月26日·Twitter Web App https://twitter.com/tadanoossan2/status/1596348060849696768

(完)

・・・

・・・以下は、記事内容には入らなかったが、特に注視すべきと思われる関連情報についての忘備録的メモである。(順不同)・・・

TW/水のイマージュ2@tadanoossan2/岸田首相は、恫喝での「マイナンバー登録&健保証廃止↓♨」et 「諸増税策の強行」よりも[>推計:国際食料物流ストップで6割国民、7千2百万人が餓死者、世界の3割!]の超リスクへの対策に真っ先に取り組め! →網走から秋季政策研修会に参加するため札幌に来ています。20221015平賀貴幸(網走市議会副議長) /立民・選挙ドットコムhttps://twitter.com/tadanoossan2/status/1581731651322753025

https://twitter.com/tetsuginsuzuki

・・・

・・・[日本再生のためのプランB]関連・・・

スクリーンショット 2022-09-24 144617_R
https://twitter.com/tetsuginsuzuki/status/1573520619458596865

・・・

・・・「社会主義市場経済」について/『北東アジア経済共同体(NEAEC/@兪炳匡著「日本再生のための『プランB』)関連・・・

・・・NEAECを実現できなければ、北東アジアは早晩、権威主義的な体制に飲み込まれる恐れがある(兪炳匡氏)。このアポリアを解く鍵となるのは、おそらく、北東アジアが歴史的にほぼ共有する『ムネモテクニック(ベルナール・スティグレール/i.e.過去のアナログモーダル表象を限りなく忠実に記録し、かつ再現する技術)としての漢字“表象”(自然環境下の象形がルーツの表意文字≒アナログモーダル意識“表象”≠デジタル抽象(i.e.偽ムネモテクニックことシンギュラリティ“表象”))』の問題ではないか?』と考えられる。・・・

・・・鄧小平が言っていたように、彼らは社会主義つまり計画経済と資本主義つまり市場経済は矛盾しないと、考えている。1978年に鄧小平が改革を実施し、中央集権的計画経済から自由主義市場経済へ舵を切ったとされるが、計画経済の中に市場経済を取り入れ、市場経済も放任するのでなく国家がマクロベースでコントロールする、ということであり、その面では近代資本主義国家でも国家が経済政策をもっているのと何ら異なることはない。違っているとすれば、計画経済と市場経済のバランスで、中国型社会主義市場経済は前者の比重が重く、西欧型資本主義国(日本を含む)では後者が重い、ということか。ただ、その後の中国は国営企業の民営化もどんどん進んでおり、ほとんど西欧型に近くなっている。はっきりとした違いは中国では依然として共産党の一党支配のもとで市場経済が動き、成長が続いている、ということであるhttps://www.y-history.net/appendix/wh1702-046_1.html

(関連文献)

李懐印(テキサス大学歴史系教授)著『現代中国的形成』(广西师范大学)

https://www.frelax.com/cgilocal/getitem.cgi?db=book&ty=id&id=XDZG960369

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1541867509095501824?lang=bn
https://note.com/toxandoria2/n/ndf2a223ea56c

東方選書岡田 和一郎/永田 拓治【編著】「漢とは何か」

https://www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=4497222039&bookType=jp

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784497222039


高島俊男「漢字と日本人」(文春新書)https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784166601981

・・・日本政府(与党)に深く取り憑いたカルト(統一教会、創価学会 etal)の問題・・・

Tw/showbin@yYsAGj0ff5oAvUN政府・与党案は 統一教会と創価学会が許容できる範囲で作られたもの。 これでは殆どの統一教会被害者は救済されない。 阿部弁護士の言葉がすべてを物語っている

https://www.youtube.com/watch?v=TCmEW_qslmA

(参考↓)

午前9:35 · 2022年11月19日·Twitter Web App https://twitter.com/yYsAGj0ff5oAvUN/status/1593764748109426688

資料/20221126現代ビジネス(軍事アナリスト・小川 和久氏):中国「台湾侵攻」の“大嘘”…! 日本で報じられない「米軍トップ」の“意外すぎる発言”の中身と、(統一教会ら、諸カルト勢力に洗脳された?/補、toxandoria)日本人の“低すぎる防衛(変異の閾値的なリアリズム防衛/補、toxandoria)意識”…! https://gendai.media/articles/-/102444

・・・

資料/Tw情報/水のイマージュ2@tadanoossan2<悪事>に合わせ尺度(科学知 et 法)を捻じ曲げるキシダ政権の傲慢と愚行!∵その<悪事>の正体は【生産と消費という(市場原理主義“狂信”の)腫瘍】↓★ →原発運転60年超へ、法改正 延長の仕組み転換、停止期間は除外 来年国会提出1126朝日asahi.com

午後3:18 · 2022年11月27日·Twitter Web App  
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1596750874755313666

・・・★それはネアンデルタールより暴力的なホモサピエンス文明の最終局面が市場&IT原理主義の成果こと【生産と消費という腫瘍】に見えつつあるということ!→レベッカ・W.サイクス著、野中方子訳『ネアンデルタール-筑摩書房-』 もっとも根源的な「文明批評」1126好書好日https://book.asahi.com/article/14777277

資料/Tw情報/水のイマージュ2@tadanoossan2アンチ「プランB」の偽ムネモテクニック、i.e.デジタルファシズムが正体!それはステルス・アベノミクスこと「市場原理主義の腫瘍」(↓♨1/レベッカ・W.サイクス『ネアンデルタール-筑摩書房-』)!∵ Cf.♨2)  →政府が資産所得倍増プランを正式決定1128共同

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1597406271573221376

午前10:48 · 2022年11月29日·Twitter Web App  

資料/Tw情報/水のイマージュ2@tadanoossan2/真正“ド壺カルト狂信”の囚人と化した岸田首相は、“無限自己責任”のオール国民“税”負担で<被曝(被弾“立地原発”由来)&ミサイル被弾過酷戦場>と化した、ディアボロ好みの凄惨な日本列島を出現させるつもりか?!https://twitter.com/tadanoossan2/status/1597870576839757826

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1597870576839757826
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1597870576839757826


資料/Tw情報/水のイマージュ2@tadanoossan2/【愚行ド壺の岸田ニッポン!】外国攻撃能力を持つ瞬間、自衛隊は日本軍化、i.e.改憲せず軍隊保有@山崎氏https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1597511951810453504… →∴ >ばら撒きの挙句に資産「防衛」のため日本円を手にしたらドルMMF等に即換金!の必要となる!@日経↓ も全く無意味の戦前日本化!w
・・・引用ツイート/山崎 雅弘@mas__yamazakiさん/11月29日/戦史と紛争史を長年研究した者として、私も中野さんの見立てに同感。力を崇拝する権威主義者は、軍備を増強すれば平和が維持されるかのように錯覚するが、それが酷い錯覚でしかないことは、大日本帝国の足跡を見れば明らか。ナチスドイツと手を組んだのも抑止力のはずだった。
https://twitter.com/knakano1970/status/1597393384712589312
午前6:42 · 2022年11月30日·Twitter Web App https://twitter.com/tadanoossan2/status/1597713340117098496

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1597713340117098496

資料/Tw情報/水のイマージュ2@tadanoossan2/奇怪な戦前型“大政翼賛”カルト妄想への回帰?!生命(いのち)と経済・財政のリアリズム直視、i.e.<国民の潜性イノヴェーション理解に基づく「プランB」>の発想(↓♨1)に欠ける日本政治権力の貧困(↓♨2)!

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1598020883896860672

資料/Tw情報/水のイマージュ2@tadanoossan2/ブルー水素“優先”&国産再エネ“軽視”!なる誤謬のエネ政策♨がグリーン水素戦略“周回遅れ”の原因!更に此処に至って目先の電力危機の救世主を対原発“回帰”に縋る方向音痴“キシダ迷走”の情けなさ →日本の水素戦略、気付けば周回遅れ 技術先行も調達コスト重荷1205日経

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1600055033889857536最強の

資料/Tw情報/水のイマージュ2@tadanoossan2/暗号破りに期待?w 面白いがリアル空間でのThe other me in metaverse or タイムマシン等、カルト妄想の類の実現は不可能!et AI“数学洗浄”らの影響は如何?(Cf.↓♨1、2) →量子コンピュータで情報が通過可能な「理論上のワームホール」作成に成功1202 GIGAZINE https://bit.ly/3gRdTCl  

午前6:05 · 2022年12月4日 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1599144335869890560

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資料/Tw情報/水のイマージュ2@tadanoossan2【QT/受賞理由】混迷するグローバル資本主義と民主主義国家の危機、めったに自己批判が伴うことのないナショナリズムの復活という今の時代において、その作品は特に重要である!→「哲学のノーベル賞」バーグルエン賞に柄谷行人さん アジア初1208朝日asahi.com

・・・ 「世界史の構造」などの著書がある哲学者の柄谷行人(からたに・こうじん)さん(81)が、今年の「バーグルエン哲学・文化賞」の受賞者に決まった。米カリフォルニア州のシンクタンク、バーグルエン研究所が8日…
午前2:58 · 2022年12月11日  https://twitter.com/tadanoossan2/status/1601637477470478336

関連/Tw情報/水のイマージュ2@tadanoossan2/霊力と言うか、例えば「ヒトたる生命個体」(シモンドン or スティグレール)のレオロジー(rheology、i.e.生命個体(個体生命)の動的平衡/生命の閾値の調整機能)が内包する潜性イノヴェーション・パワー(地球自然環境&人類の生命力の根源)とも見える!

■偽ムネモテクニック i.e. AI‐IoT思考表象“再生”へ急傾斜!のデジタルファッショは持続不可能! AI型大格差“是正”のプランBによる資本主義の“調教”こそ人新世なる地球温暖化と混沌... ・・・[農業経済(生命維持に有意な有機体論)と祖先以前性(純粋な科学合理性“表象”)の両意識統合 ]et[AI‐IoT型大格差“解消”が可能なプランBによる資本主義“調教”]でこそ、人新世の地球温暖化 et “逆立ちする政治経済”日本の危機が救われる!・・・ (プロローグ) ・・・リアル生命(有機体:ユク・ホイ)と祖先以前性(客観抽象合理“表象”:メイヤスー)を統合する『プランB』を欠く日本!...

午前3:01 · 2022年12月11日 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1601638179706003456

連想関連/Tw情報/東京新聞労働組合@danketsu_rentai・・・「中国は経済力も資源もあり、日本が軍拡してもすぐ上回ってくる。むしろ『北京にミサイルを撃ち込む準備をしているのか』と中国のナショナリズムを非常に刺激する。相手を刺激してなぜ抑止力なのか」と、流通経済大の植村秀樹教授(安全保障論)。

tokyo-np.co.jp  ・・・「敵基地攻撃能力を持てば抑止力、は楽観的すぎる」 流通経済大・植村秀樹教授が語る戦争への危惧:東京新聞 TOKYO Web 午前6:44 · 2022年12月10日 https://twitter.com/danketsu_rentai/status/1601331964665270272

連想関連/Tw情報/東京新聞労働組合@danketsu_rentai/大臣のクビが飛ぶ。 いや、政権ごと吹き飛ばねばならない。 それほどの大スキャンダルだ。nordot.app・・・防衛省、世論工作の研究に着手 AI活用、SNSで誘導 | 共同通信

https://nordot.app/973917552334143488?c=39550187727945729

補足[↑柄谷行人“霊力”]1・・・柄谷行人著『力と交換様式』(岩波書店)・・・[出版社内容情報]生産様式から交換様式への移行を告げた『世界史の構造』から一〇年余、交換様式から生まれる「力」を軸に柄谷行人の全思想体系の集大成を示す。(以上、当記事より再録):続、2へ https://twitter.com/tadanoossan2/status/1601651434805567488

補足[↑柄谷行人“霊力”]2 戦争と恐慌の危機を絶えず生み出す資本主義の構造と力が明らかに。「(霊的/補記、toxandoria)呪力」(A)、「権力」(B)、「資本の力」(C)が結合した資本=ネーション=国家を揚棄(<注>ヘーゲル弁証法の用語)する「力」(D)はあるのか。(以上、当記事より再録)
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1601651514258251777
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資料/Tw情報/現代「民主主義の危機」のリトマス現象?が、他人事に非ず!∵正に“丸ごとデジファッショ国家化”途上の岸田ニッポン?!しかも其れに殆ど無頓着な国民 et 主要メディア/Cf.↓♨

 →国家転覆計画も、ドイツ悩ます「極右団体」の脅威 1209東洋経済 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1601659637329117184

水のイマージュ2@tadanoossan2/【QT/受賞理由】混迷するグローバル資本主義と民主主義国家の危機、めったに自己批判が伴うことのないナショナリズムの復活という今の時代において、その作品は特に重要である!→「哲学のノーベル賞」バーグルエン賞に柄谷行人さん アジア初1208朝日asahi.com  

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1601660041815203842

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