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【詩】兆し

心の中に小さな 光が点った

あまりに遠く あまりに淡く
そんな気がするだけのような光が

これが何を意味するのか

ただ 時が過ぎた


季節が幾度も巡り

変わらない暮らしの中で
微かに 光の何かが違った

光は何も語らない
見つめても 近づいても

けれど感じる
何かを私に伝えていると

これは・・・ ” 変化 ” ?

変化は 自らの意志をもって起こすのか
否応なく起きたことに順応するのか

それとも ” 兆し ” ・・・だろうか

これは用意されたものか
選択を積み上げる過程の偶然の産物か

私はどこへ向けて
何をすべきなのか


これが兆しだというのなら
手を伸ばそう
目前がくうであっても

見えなくても
伸ばした先に何かがあると
何かを掴めると

語らない光を信じて

後戻りはできない旅の道標みちしるべと信じて








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