ロゴデザインの巨匠、ポール・ランドさん

いいですよね。好きです。
IBMのロゴとか、スティーブ・ジョブスがアップルにもどる前のネクストのロゴとか。ずっと見てると何か奥深さというかじんわりくるものがあります。

デザイナーはロゴについて語る時に、ロゴ自体にその意味を伝える役割があり、ロゴの成功、失敗はそのデザインに要因があると言うことがあります。
ランドは、ロゴにそのような重要性や責任を持たせることは一切ありませんでした。
「製品、サービス、ビジネスあるいは企業と関連づけた時に初めて、ロゴが本当の意味を帯びるのだ。企業が二級なら、ロゴも二級品に見られる。それを見る人々が適切に状況を整える前に、ロゴがただちに仕事をすることを期待するのは無謀である」

ロゴ自体に必要以上にデザイナーが責任を負う必要はない、という部分に心打たれました。そりゃそうだよね、アイデンティティもくそもない製品やサービスをロゴで、アップルっぽくかっこよくしてとか言われても、製品が二流なのに一流に見せようとするなんてデザイナーへの責任転嫁もいいところだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?