とよぞう/忖度せずに生きる元社保庁職員/社労士

社保庁解体をきっかけに20年勤務した国家公務員から航空業界へ転職。公務員でありながら組…

とよぞう/忖度せずに生きる元社保庁職員/社労士

社保庁解体をきっかけに20年勤務した国家公務員から航空業界へ転職。公務員でありながら組織が無くなることで失業することもある~せめて人間らしく生きたい公務員を応援していく。忖度して生きることを拒み人間らしく生きることを選び続ける。

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【私の転職体験】国家公務員を辞めた訳

こんにちは。 家を出るとき何度も施錠確認してしまうとよぞうです。 私が公務員を辞めたいきさつ 国家公務員一般職で地方採用組の私は、現在日本年金機構に組織変更した社会保険庁の出先機関である社会保険事務所に20年勤務しました。 もはや説明するまでもない杜撰な事務処理による消えた年金問題を抱える不祥事のデパート。 かつて国会議員の年金未納問題に端を発した一連の騒動を何とか火消ししたいがためにことごとく的外れな手を打つも、すべて裏目に出て国民の嫌われ者となった挙句に解体された組織

    • 失職する公務員①町村の無人化

      こんにちは。 元社保庁職員のとよぞうです。 これから厳しい時代になっていく。 それは間違いない。いろんな意味で。 たとえ公務員でも失職する可能性は否定できない。 CASE1【町村役場職員】少子高齢化による利便性の低い地方地域の消滅 少子高齢化が招く危機的な現実は地方の衰退から始まっていく。 高齢化による空き家問題の次に訪れるのはインフラの老朽化問題だ。 地方の中心部から離れた利便性の低い地域で老朽化していくインフラ対策は今後困難を極める。 経済情勢が良かった時代に一斉

      • 【懲戒処分を受けた公務員】は再び公務員になれるか

        こんにちは。 国家公務員(社会保険庁(以下、社保庁))20年→民間企業13年目の とよぞうです。 「消えた年金問題」でクレームの矢面に立たされ、市民のサンドバッグと化し組織に使い回された挙げ句どうでもいい正義感を振りかざしたばかりに孤立して干された…という経歴を持つ私とよぞうが、誰にも忖度しない視点で今日も呟きます。 〈私の転職経緯はこちら〉 公務員とは… 誰が担当しようがたいして結果の変わらないルーチンワークと意味不明な人事異動に振り回され「国民のため」というよりは組織

        • 仕事終わりは「no side」がいい

          こんにちは。 国家公務員(社会保険庁(以下、社保庁))20年→民間企業13年目の とよぞうです。 「消えた年金問題」でクレームの矢面に立たされ、市民のサンドバッグと化し組織に使い回された挙げ句どうでもいい正義感を振りかざしたばかりに孤立して干された…という経歴を持つ私とよぞうが、誰にも忖度しない視点で今日も呟きます。 〈私の転職経緯はこちら〉 一回り年下の同僚にリスペクトした日 コロナもひと段落して人の流れが戻ってきました。 そんな中で一転して人手不足になっている業界も

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        【私の転職体験】国家公務員を辞めた訳

          【体験談】私のセミリタイア

          こんにちは。 国家公務員(社会保険庁(以下、社保庁))20年→民間企業13年目の とよぞうです。 「消えた年金問題」でクレームの矢面に立たされ、市民のサンドバッグと化し組織に使い回された挙げ句にどうでもいい正義感を振りかざしたばかりに孤立して干された…という経歴を持つ私とよぞうが、誰にも忖度しない視点で今日も呟きます。 〈私の転職経緯はこちら〉 はじめに既存の社会構造は、国民を富豪と貧民に振り分け続けている。 子供の頃によく「大貧民」というトランプゲームをやったが、まさか

          「中高年のセミリタイア」が世代間の共生により良い影響をもたらす

          こんにちは。 元国家公務員とよぞうです。 世界有数の経済大国へと大躍進を成し遂げた高度成長期から「終身雇用」というシステムが大いに機能し労使双方に大きなメリットをもたらしました。 時は流れて時代は平成から令和に… 高度成長期を支えた「団塊の世代」組のリタイアを境に労働者の常識は大きく変わり始めます。 いま、働き方改革は急速に進んでいる。 働き方改革はまず中高年からすでに多くの企業で定年延長、定年後再雇用や嘱託社員への切り替え、労働時間の短縮などが取り入れられるようにな

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          多様性は「昭和の三世代世帯」からも学べる

          こんにちは。 元国家公務員のとよぞうです。 多様性とは… 価値観の違いを受け入れ、尊重しあい、共存していく…そして皆が活躍することで生産性の向上を図る… 当然のようにいろんな意見が飛び交うが、これも新しい社会の形を生み出すために世の中が変わろうとしている必然なのでしょう。 しかし「共存」に欠かせないのは、互いの「弱点」をさらけ出した上で「補いあう」という重要条件があることを忘れてはならない。 なぜなら弱点をさらそうとしない者が必ず「マウント」をとりだし支配しようとするか

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          喫煙離席問題は「共存」で解決できる

          こんにちは。 禁煙20年目のとよぞうです。 分煙化が進み愛煙家と嫌煙家の住み分けも定着しつつあります。 反面、勤務時間中の離席喫煙問題はいまだ改善されない職場もあるようです。 離席が視界に入るアイランド形式のデスク配列では同僚のタバコ休憩は気になりますよね。 いっそ外国映画に出てくるような個人ごとのブースが設けられている事務室であれば気にせずに済みますが… 私の職場では休憩時間以外に10分程度の「プチ休憩」が2時間ごとに与えられるため各々が喫煙やリフレッシュに充てていま

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          【依願退職】は組織によって強要される

          こんにちは。 人間らしく生きたい公務員の味方、元国家公務員のとよぞうです。 今回も公務員組織のあれこれを呟きます。 はじめにこれから先、世の中の景気が良くなっていく…という期待はだいぶ難しい。 そんなこの国で景気に左右されず安定した雇用と収入を得ることが可能な公務員人気は不変です。 しかし一方で休職を繰り返す人や辞めていく人も多い。 …病める公務員たち。 入庁する前に組織のあれこれを知っていればできる対策もありますよね。 これから公務員を目指すという方にはぜひ読んで欲しい記

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          公務員の再就職優遇システムを今すぐ廃止にするべき理由

          こんにちは。 元社会保険庁職員→自力再就職組のとよぞうです。 今回はいつまでも優遇され続けている公務員の再就職について発言します。 変革しない都合の良い政府の政策誰が言い出したのか「人生百年時代」というフレーズ。 このパワーワードを掲げられ、私たちは大きく変革する必要性に迫られています。 そして政府は「人生百年時代」を引用し国民に擦り込むことで、当たり前のように公的年金支給開始年齢の引き上げを実施しようとしています。 近い将来厚生年金の支給開始年齢は65歳から70歳へと引

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          元社保庁職員の独り言【とよぞうの年金コラム】#1 

          こんにちは。 国家公務員(社会保険庁(以下、社保庁))20年→民間企業13年目の とよぞうです。 「消えた年金問題」でクレームの矢面に立たされ、市民のサンドバッグと化し組織に使い回された挙げ句にどうでもいい正義感を振りかざしたばかりに孤立して干された…という経歴を持つ私とよぞうが、誰にも忖度しない視点で年金制度や組織について呟くコラムです。 〈私の転職経緯はこちら〉 なんの取り柄もありませんが、ほんの僅かだけ公的年金制度の知識だけは持っているつもりです。 複雑な制度の解

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          尊厳を大切に生きる人だけが公務員組織を離れていく

          こんにちは。 元公務員のとよぞうです。 今日は〈公務員を辞めていく人〉と〈しがみつく人〉の違いを考えてみました。 辞めたいと思っても公務員という「身分」を手放す決断はそう簡単にできません。 しかし公務員からの転職を実現している人は大勢います。 A.転職したいという自分の「心」を優先する人… B.辞めたいけど「身分」を捨てられず心に蓋をする人… それは「尊厳」の違いだと思っています。 尊厳が人の「心」を守る人間は自分で思っているほど「心」をコントロールできません。 だ

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          最強の言語が再び世界を凌駕する

          こんにちは。 国家公務員20年→民間企業13年目のとよぞうです。 私が国家公務員(社会保険庁(以下、社保庁))を辞めたいきさつはこちら 結束することで力を発揮する日本国民昨年のサッカーワールドカップ盛り上がりましたよね。 異国の地で団結して応援する日本人サポーターたちは本当に幸せそうだった。 かつてない大盛り上りを魅せた今大会で現地に駆けつけたサポーター同士が一緒になって応援するなか感動を分かち合えた事は想像に難しくない。 代表チームもサポーターもそれぞれに高い団結力で世

          公務員を辞める私を救ってくれた先生の話

          こんにちは。 国家公務員20年→民間企業13年目のとよぞうです。 国家公務員だった私が40歳を過ぎて未経験業界へ転職する事ができたのは、いろんな方から精神的に支えてもらえたお陰だと思っています。 〈社会保険庁(以下、社保庁)というクソ組織を辞めることになった経過はこちら↓〉 今回は私が公務員を辞めるまでの数年の間、息子ともどもお世話になった中学校の先生のお話です。 社保庁解体までの現実逃避社保庁が解体される4年ほど前、組織が無くなる事で国家公務員を続けられないかもしれ

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          【公務員の働き方改革】組織に依存せず生き方と働き方を切り離すという改革

          本年もよろしくお願いいたします。 元公務員のとよぞうです。 公務員の働き方改革とは「組織に依存せずいつでも辞められる状況を構築すること」だと思う。 民間は終身雇用の終焉を迎える これまで組織に働く会社員や公務員は人生を組織の上に乗せた、いわゆる組織に依存した人生を送ってきました。 働き方=生き方のような職場中心の人生… それはまさに組織に依存した生き方であって自分らしい生き方とはほど遠い組織人としての人生。 好景気を背景に企業寿命が長かった時代は終身雇用が労使双方に

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          【元公務員の学び】心を育むことをせずに人生の豊かさは得られない

          こんにちは。 心を大切に生きています。とよぞうです。 どんなに立派に見える大人でも心が成長できているとは限らない。 たとえ裕福じゃなくてもの心成長ができていれば人生は豊かだ。 苦情対応から得た教訓元公務員の私は、社会保険庁(以下、社保庁)職員として年金事務所に在籍していた頃に多くの苦情対応をこなした。 あくまで体験上ですが苦情を言ってくる人間には割と元公務員が多い。 …で、しかも理屈っぽい。 そんな経験上、私は定年後に役所窓口やコンビニで文句を言っている老人に絶対なりた

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