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行動できる人とできない人の違いは何か? 『クヨクヨしない すぐやる人になる 「心の勢い」の作り方』

今回は、『クヨクヨしない すぐやる人になる 「心の勢い」の作り方』をピックアップします。

「朝、起きたけど、ベッドから出られない」
「電話ひとつかけるのに、ダラダラためらってしまう」
このような状態にみなさんも心当たりがあるのではないでしょうか?一方で、さっきまでコーヒーを飲みながらのんびりしていたのに、スッと立ち上がって動けるような人もいます。
それでは、すぐに動ける人と、なかなか動き出せない人との違いは、どこにあるのでしょうか?
それは、「心の勢い」にあります。たとえ、やる気を持っていても、心に勢いがついていなければ、電話1本かけることも苦労するのです。
この「心の勢い」を作る方法が、本書が注目している「モメンタム」です。今回は、この「モメンタム」とは一体何なのか、具体的に何をすれば良いのか、本書で紹介しているものを少しお見せします。

「マインドフルネス」が欧米で流行り、日本では流行らなかった理由とは?

「モメンタム」について、もう少し詳しく見ていきましょう。
「モメンタム」を理解するには、「マインドフルネス」の存在が切り離せません。実は本来、マインドフルネスとモメンタムは「2つで1つ」のもの。マインドフルネスのルーツである禅の修行には、「心を落ち着かせる」マインドフルネスの要素だけでなく、「心を勢いづける」モメンタムの要素が含まれているのです。

しかし、マインドフルネスはよく聞くけど、「モメンタム」は聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか。
それは、マインドフルネスが定着している欧米では、「モメンタム」を必要としない人が多いからです。
欧米人、特にマインドフルネスが定着している大手企業のエリートは、高い自己肯定感を持ち、人生においても強い目的意識を持っています。つまり、彼らのモメンタムは元々高い状態にあり、心を勢いづける必要性が少ないと考えられます。そのため、マインドフルネスで心を落ち着けるだけで、十分に効果があるのです。

しかし、日本人は欧米人と比べて、仕事に対する目的意識が薄く、また自己肯定感も低い傾向にある、というデータが知られています。つまり、モメンタムが低い状態にあるということです。そのため、マインドフルネスで心の疲れを軽減しただけでは、次の行動に繋がらない可能性があります。欧米で普及の進んでいる「マインドフルネス」が日本ではパッとしない理由はここにあると著者は考えています。
そのため、日本人にあったマインドフルネスには、「モメンタム」が必要なのです。

「モメンタム」は具体的に何をすれば良いのか?

「モメンタム」が必要だと言っても、具体的に何をすれば良いのでしょうか?
その簡単な方法の一つが、「朝起きたら激しめに手を振ってみる」ことです。
アメリカのビジネスエリートは、朝起きてすぐ懸垂をするそうです。そうして一汗かき、シャワーを浴びてから出勤する。これなら、モメンタムが高い状態で1日をスタートできます。

朝の運動は、モメンタムを高めるのに効果的です。睡眠中は副交感神経に傾いていた自律神経のバランスが、交感神経に切り替わり、心身が活性化します。
しかも、朝は本来、大量のドーパミンが分泌される時間帯。朝というだけで集中力が向上しているのです。これを仕事などに転用しないのはもったいない話です。
懸垂でなくても、軽い運動でも効果があります。散歩してみたり、外に出られない人は、部屋の中で大きく腕をふるだけでも構いません。これだけで朝から気分が高揚してきます。

マインドフルネス+モメンタムで、行動し続けられる人になれる!

本書では、上にご紹介した運動以外にも、心を落ち着かせる「マインドフルネス」と心の勢いを作る「モメンタム」のワークを多数ご紹介しています。どれも簡単にできてユニークなものばかりです。

なかなか行動に移せない自分にイライラすることはありませんか?そんな人は、まず本書にあるワークを実践してみてください。好きな時に楽しみながらこのワークを実践する。そうするうちに、心に「勢い」が出てきて、面白いように、行動し続けられる人になるはずです。

▼弱気でも、体力がなくても、やる気がなくても
「すぐやる人」になる方法を徹底解説!
『クヨクヨしない すぐやる人になる「心の勢い」の作り方』


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『休養学』


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