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コスモス -Twitterコメンタリー7

 九大伊都キャンパスは福岡市の西端に位置しているのですが,その福岡市西部と天神,博多を結ぶのがJR筑肥線です.今回は筑肥線の駅,周船寺駅の南側に咲くコスモスを写しました.

 今回の使用機材はα7RIII,Sigma 65mm F2 DG DN Conpemporary, Tamron 24mm F2.8 Di III OSD M1:2,Canon EF 80-200mm F2.8L です.

青春と秋
Sigma 65mm F2 DG DN

 65mmという画角は他にあまりみないものですが,嫌いではありません.私は生粋の広角党で,50mm近辺の標準域は苦手なのですが,65mmは気持ちよく撮れます.50mmよりも主題がわかりやすくて,すっきりとした写真になりますね.
 

花束を君に
Canon EF 80-200mm F2.8 L

 170mmで撮影.望遠は苦手!とずっと言ってきたのですが,使ってみると楽しい.未だに超望遠とかは使いみちがわかりませんが,これくらいの画角なら楽しくスナップできますね.しかし,望遠のズームレンズを持ってしまうと,どの情報を切り捨てようかと迷ってしまうんです.広角単焦点なら見たままの景色を写そうというコンセプトでスナップできるんだけど,望遠となるとどこを写さないべきかを議論する必要がある.例えば,この写真では女性の左半分を切ることで花束を強調しましたが,実は横に男性がいらっしゃったんです.シャッターを切る際に,二人で写すか,女性ひとりを全身写すか,女性を半分だけ写すか,相当迷いました.やはり単焦点,広角という制限があったほうが,計算できる構図の量が少なくなりますから,随分気が楽です.

シャープ
Canon EF 80-200mm F2.8 L

 非常に私らしい写真.シャープネスが高い写真はすきです.しかし,作風が凝り固まってしまうとよくないですから,最近は意識して甘い写真を撮るようにしているのですが,どうしてもぱきっとしたものも欲しくなってしまう.特に使用している機材が高画素機ですから,シャープネスをあげようと思えばいくらでもあげられるんですよね.まあこういう写真もあってもいいでしょう.

花は太陽に向かって咲く
Tamron 24mm F2.8 Di III OSD M1:2

 望遠,中望遠の写真が並びましたが,やっぱり広角が好き.今回の撮影場所に人が多かった関係で今回は広角の写真が少ないのですが,情報を詰め込める玉手箱のような広いショットは中毒性があります.
 ソニーの淡い青色にも随分慣れてきました.ソニーの色といっても,まだソニーのレンズをつけて撮ったことはないので,偉そうなことはいえませんが… 

太陽は点光源
Sigma 65mm F2 DG DN

  SigmaのArt,Contemporary,Sportsに分かれた後の製品はこのレンズが初めてなのですが,本当にこのレンズはすっごいだいすき.ソニーのボディはあまり好きではありませんが,このレンズとTamron 24mm F2.8 Di IIIがあるからソニーを使っているといえるほど,65mmと24mmはすきです.またレビューを書きますが,これまで使ってきたレンズとは全く別次元のレンズです.本当に買ってよかった.

グラデーション
Canon EF 80-200mm F2.8 L

 このレンズは祖父から譲り受けたもので,どうやらEF Lの初代大三元レンズの一角みたいです.相当古いレンズなのですが,老兵とはいえLレンズ.よく写ります.シャープネスがすごい!ってわけじゃないのですが,色乗り,ボケ味が本当にいい.EOS Rが使いたくなってきますね.

暗さを愛そう
Canon EF 80-200mm F2.8 L

 コスモスの写真というと,明るい,ふわあとした,まるで春先のような爽快感のある写真が多いように思うんです.でも,今回はそれとは違う方向性の写真もやってみたくて,夕方と夜にも撮影してみました.こういう妖艶な,ドキッとする写真もたくさん撮りたい.

コスモスはまっすぐ
Tamron 24mm F2.8 Di III

 斜めの写真というのは,掲載するのも撮影するのも勇気がいります.下手に斜めにするととても見れたものじゃないし.

闇を照らして
Sigma 65mm F2.8 DG DN

 枯れかかった花がすきです.どんな美しいものでも,美しいままじゃいられないという儚さが好き. 

カクテル
Sigma 65mm F2.8 DG DN

 素晴らしい玉ボケですね.
 車のライトにコスモスの花が照らされて,ピンク色が乱反射していました.気持ちのいい写真.

生命力
EF 80-200mm F2.8 L

 ありきたりな構図かもしれませんが,花びらの模様や茎のねじれを見ると,この花にも生命が宿っているんだと感じざるを得ません.植物は好き.

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