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FUJI ROCK FESTIVAL 2019レポート

おつかれさまです。

7月25日~7月28日でFUJI ROCK FESTiVALに行ってきました。

今年のフジロックのレポートをざっくりと書こうと思います。

目次はこんな感じです。

● 前夜祭が一番楽しい説

フジロックにはかれこれ5年連続で行っていますが、前夜祭には行ったことがありませんでした。
今回はじめての前夜祭。はたしてどんなもんなのか。

結論、ストレスフリーでめちゃ楽しかったです。

前夜祭はRED MARQUEEでのライブアクトしかないので、
何を見ようかといった迷いも発生しないですし、
ただお酒を飲んでおいしいもの食べて、
音楽を楽しむって感じでとてもよかったです。

個人的にはRED MARQUEEではなくBLUE GALAXYのテントでやっていたDJがめっちゃよかったです。
オールディーズのレコードをかけまくるプレイで、エルヴィスとかかかるとみんなゴーゴーダンス的な踊りをしていて、とても愉快でした。

RED MARQUEEではウワサの
Red Hot Chili Pipers(レッチリではないレッチリ)
のライブを見ることができました。

いきなりAviciiの「Wake Me Up」のカバーをかましていて、
そりゃ盛り上がるよ笑 
ずるいわ。
他にもSnow Patrolの「Chasing Cars」とか、
Walk The Moonの「Shut Up and Dance」など、
ずるいカバーが続きまして、
そりゃもうたいへん盛り上がりました...

バグパイプの音って、祝祭感を感じさせるので気分があがるんですよ。
前夜祭、ぼくは適度に遊び、早めにテントに帰り就寝しました。(健康)

● DAY 1 : すげー自由 朝まで

1日目が始まりました。空模様は晴れ。
ぼくらのオアシス「雪ささの湯」に行ってから、今日から来る友達と合流し、いざメインゲートへ!
と思いきや、メインゲートからキャンプサイトまで続く長蛇の列...
こんなのいままで見たことない。。。
今年はもしかしたら例年よりだいぶ来場者数が多かったかもしれないです。

ぼくらはRED MARQUEE側からの裏口とも言える「RED GATE」から入場しました。こっちはすいてた。

いざ中村佳穂を見に、フィールドオブヘブンへゴー。

中村佳穂、すごかったですよ...
歌の霊力というか、言霊みたいなものを感じさせるライブでした。
メロディだけが音楽じゃないということも感じさせられましたね〜。
言葉の紡ぎ方、声の揺れ、息遣いがとても印象的でした。
またライブが見たいです。

そのままフィールドオブヘブンにいまして、
次は「思い出野郎Aチーム」を見ました。

アホな友達!アホな友達!

アホみたいに盛り上がりました。
思い出野郎Aチームというアーティストに出会えてよかった
と再確認してしまいました。

「アホな友達」をやっているとき、隣の知らない人と一緒に
「アホな友達!」
と言い合ったのも良い思い出です。
しかもその人に、
「これよかったらどうぞ」
と水筒を渡され、
飲んでみたら、ウイスキー原液
ここでさらにぶち上がったわけです。(覚醒)

次の曲は「夜のすべて」
スゲーーーーーー自由!朝まで〜♪
という最高のサビで始まる曲。
まさにフジロックそのものだと思ったのです。

またライブに行って、今度はぼくがウイスキー入りの水筒を持っていきましょうかね。


そのあとはJANELLE MONAEを見つつ、ELLEGARDENを見ました。
エルレよかったな〜。
3曲目に「Missing」をやって、泣きました。
僕自身も高校のときの軽音部とか大学での軽音サークルで、何度もエルレのコピーバンドを聴いてきたし、自分もやったりしているので、知っている曲ばかりで文句なしでした。
セトリはTwitterで見つけたので引用するとこんな感じでした。

Fire Cracker
Space Sonic
Missing
高架線
Supernova
Pizza Man
風の日
The Autumn Song
Middle Of Nowhere
金星
Red Hot
ジターバグ
No.13
Salamander

Make A Wish
スターフィッシュ


Middle of Nowhereがよかったなあ。

エルレが終わってからは、GREEN STAGEトリの「The Chemical Brothers」を見ました。

ほんとうに、VJも音楽も半端じゃなかった。
VJがサイケかつ少しカルトな感じで、思わず見入っちゃいました。
能面みたいな顔がたくさん出てくるのが結構トラウマチック。
特撮みたいなキャラクターのVJも面白かったですね。
「水性ゴリラ」とかいたような...? なんだそれ。

前列で見たのですが、間違いなくトリップできてブチ上がるライブでした。
ライブで使っている機材も気になるところ。
モジュラーシンセかな。調べてみたいですね。

こんな感じでぼくの1日目は終了しました。
体力ある人はここからさらにRED MARQUEEでYaejiとかKID FRESINOを見たことでしょう。
強靭な体力つけたいところです。

● DAY 2 : 地獄をみた

2日目が始まりました。空模様は曇り。
しかし、天気予報によると夜から熱帯低気圧が直撃するだとか。
去年の二の舞になりかねない。。
念の為テントのペグを確認したり、補強したりしました。

その後、相変わらずぼくらのオアシス「雪ささの湯」に行って、昨日の疲れをリセット。(この日はすごい混んでたけどね)

最初に見たアクトは「銀杏BOYZ」
銀杏はぼくにとって青春のアーティストの1人なのですが、ライブは見たことがなかったので今回初めての鑑賞でした。

SKOOL KILLやばかったな〜。
てか峯田さん、ヨダレすごい出るけど、分泌量どうなってんの?
しかもあんなにマンガみたいな白いヨダレすぐ出る?
なんか変な仕掛けでもあるのかなと勘ぐってしまいました。

峯田さんがMCで


SMAPの「世界に一つだけの花」っていう曲あるじゃないですか。
あの歌詞の中に
「ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」
てあって、
あれ、ナンバーワンになりたい人を排除してしまっている気がして、いやなんですよね。
ナンバーワンになりたい人だっていていいじゃないか。
ぼくはそういう人も受け入れたい

と言っていて、やっぱりこの人が好きだな〜と改めて思いました。
なんでこの歌詞にいまになってつっかかったのかは謎ですけど、考え方はすごいリスペクトできます。
かっこいい大人です。ぼくにとって。

他にも「愛しておくれ」もやってくれて、嬉しかったです。
これは去年末にコピーバンドでドラムを叩いたので、自分にとっても思い入れのある曲なんすよね。
最後にBABY BABYをやって、熱唱して終了です。
よかった。非常に。
生きようと思えるライブでした。

そのあとは、WHITE STAGEでコートニー・バーネットを見ました。
コートニーもめっちゃかっこよかったな〜。
ニルヴァーナとボブ・ディランを掛け合わせた感じで、気だるさと激しさが共存する感じというか。
まじでサウンドがかっけえ。
ちょっとコートニーの脇毛が気になったけど、そこはご愛嬌ということで。

ラストにやったPedestrian at Bestがかっこよかったな〜

ここからの予定は、雨がやばくてパンツまで濡れていたのでやむを得ずテントに戻りました。
地獄をみましたよ。
雨というか、滝行でもやってるんちゃうかと思ったくらい。

なので、クラムボンもアメフトもデスキャブも生では見ていないです。
その代わりテントの中でYouTubeの生配信を見てました。
苗場まで来て、なにやってんだよ...って感じですが、
そういうのも選択肢のひとつとして存在しているので、
YouTubeの生配信はすげえです。
まあ、ステージ間だったりキャンプサイトまで距離が遠いからね...

あと川が氾濫したり、テント水没している方もいたので、身を守ることを優先しました。
ぼくらのテントは地面から高めのところに貼ったので、幸いにも無傷でした。奇跡です。

American Football、生配信で見たけど、よかったね。
Uncomfortably Numbがよかった。

そのままテントで早めに寝ました。
この日はぐっすり眠れた。やれやれ。

● DAY 3 : フジロックの新しい楽しみ方を見つける

3日目が始まりました。
熱帯低気圧は過ぎ去りました。
生きています。空模様は曇り。
お風呂に入って、雨が降っていないうちにテントを撤収。
宅急便でテントを家に送って、いざ3日目スタート。

最初はご飯を食べました。(ご飯大事マン)
オアシスで五平餅を食いながら、ドミコの音漏れを聴いてました。
かっこいいな〜ドミコは。
五平餅はうまいな〜。

そのあとは、ステラ・ドネリーをRED MARQUEEで見て、かわいいなあと思いましてですね、

なんだかヒマになったのでドラゴンドラに乗って、Day Dreamingエリアに初上陸。(フェス来てヒマってなんだよって感じですが)

このDay Dreamingエリアが完璧でした。
20分くらいゴンドラに乗って、山の頂上までいくのですが、
着いたら気温も涼しいし、なによりレストランがあるという驚き。
苗場はレストランがないので、
「え、こんなとこにレストランあんのかよ」
と思ってしまいました。
しかもトイレも綺麗だし。
(余談ですが、フジロックはトイレとの戦いだとぼくは思っています。仮設トイレは地獄みたいに汚いので、売店の比較的綺麗なトイレに行ったり毎年いろいろと苦労しています)

で、Jeff23とNaoki Serizawaの最高なDJで踊っていました。
これがレイヴってやつか、、と思いました。
ふと隣のほうを見ると、キーボディストのBIGYUKIが酔っ払いながら踊っていて、なんだかいいなあと。
アーティストもこうやって来場者と同じ場所で楽しんでいるのっていいよね。


それからドラゴンドラで苗場に戻り、GREEN STAGEでSuperflyを見ました。
やはりSuperflyはいいですね。元気をもらえます。
越智さんの声は生で聴くと、よりパワフルに聴こえました。
MCのときに普通にしゃべる雰囲気とのギャップがよかったです。

「タマシイレボリューション」を聴いて、高校のときにカバーした楽しかった記憶を思い出しました。


Superflyを途中で抜け、RED MARQUEEでバカテクインストバンドのChonを見にいきました。
ライブを見ていて、構成が難しすぎて、
途中から授業についていけない子供の気持ちになりました。

猛者たちは変拍子のリズムに合わせて首を振ったり拳をあげたりしている。
きっとヤツらはIQが高い。
予習は大事ですね。がんばりましょう。


それから、ところ天国で落語を見ました。
フジロックは音楽を聴くところだとずっと思っていたのですが、
音楽ばかり聴いていると少し疲れてくるシーンがどうしても出てくる。ぼくはね。
そういうときに落語みたいな言葉だけで想像力を掻き立てる芸術はとても助かる。耳も疲れないし、なにより笑えるし。
笑いを見くびっちゃいけないですね。笑いは尊いです。

落語に関連して、Saku Yanagawaのスタンダップコメディも見ました。
スタンダップコメディってアメリカではよくある笑いのジャンルなんですけど、日本ではあまり根付いていないっぽいですよね。
Saku Yanagawaさんは、アメリカのシカゴでいまもっともチケットの取れないスタンダップコメディアンらしいです。
27歳でそこまで実力をつけたことに対して、素直にすごいなあと思ったし、1人でくだらないことから政治経済のことまでユーモアをまじえてしゃべれることに、尊敬の眼差しで見てしまいました。
今後が気になる存在です。いつかライブをもう一度見に行きたいです。



その後、だいぶ歩いてPyramid Gardenでヒグチアイ / 阿部芙蓉美 / 青葉市子のライブを見ました。
Pyramid Gardenがチルすぎる場所で、来年はここでキャンプしようかなと思わず思ってしまいました。
焚き火をしながら、心地よいアンビエント音楽が流れる空間。
そのなかでヒグチアイ / 阿部芙蓉美 / 青葉市子の優しい音楽が奏でられる。
天国じゃん。

ヒグチアイさんの音楽、はじめて聴いたのですが、繊細なのに力強さを感じられてよかったです。音源ちゃんと聴いてみようかな。

阿部芙蓉美さんはギター一本で、ダウナーにかつ言葉に重みを持たせて歌っており、とても心地よかったです。
おもわずウトウトしてしまいました。いけないいけない。


青葉市子さんなんですが、これぼくの今回のフジロックのベストアクトのひとつなんじゃないかと思います。まじで。
青葉市子の音楽を聴く環境として完璧な条件だった。

深い山、小さく聞こえる川のせせらぎ、控えめな虫の声、透き通る空気、キャンドルの灯火。

この条件で青葉市子さんの透き通るような声を聴いた途端、いまこの空間に溶けていく感覚というか、ここではないどこかへ行ってしまう感覚に陥りました。
間違いなくあの場所、あの時間はかけがえなかった。

青葉市子さんの声は、自然と対話しているようにも聴こえたんですよね。
繊細な声にも関わらず自然と共存している故の強さみたいなものを感じさせられました。

青葉市子さんがMCで

昨日の雨すごかったですね。
でも昨日降った雨が、大地に染み込んで、やがてそれが栄養になって、来年の苗場でボッと草が生えるかも...
私はMCでなにをしゃべってるんだろう...笑

と言っていました。
なんだかちょっとお茶目なところが良いな〜。
惚れた。(ポッ)

そういった人間的な部分と、演奏中の自然と化した神々しい姿のギャップにやられてしまいました。
ベストアクトです。
またライブ見に行きたい。


● おわりに

以上、前夜祭から3日目の最後までお届けしました。
ぼくが見たアクトはほんと〜うに限定されたものなので、
素晴らしいライブや感動体験がぼくが見ていないところでたくさん起こっていたかと思います。
toeとかもすごかったらしいね。
ぼくはtoeは先週新代田FEVERで見ちゃったので、フジロックはいいかな〜と思ってたのですが、見とけばよかったかな。

来年のフジロックは日程が大幅に変わり、8月21日~8月23日らしいですね。
8月のフジロックははじめてなので、いまから楽しみです。

また来年も行きたいな。(もう台風直撃は勘弁)
それではまた。

Toyosea

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