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レイマック・コンサルティング代表 東証一部企業、人材企業を経て、経営コンサル事務所で起…

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レイマック・コンサルティング代表 東証一部企業、人材企業を経て、経営コンサル事務所で起業。自らマーケを実践し、起業前に300万円のコンサル案件を受注してスタート。その後も営業ゼロで、コンサル顧問先を50社以上獲得。公的中小企業支援にも従事。 https://raymac.jp

最近の記事

超強いブランド「キューピー」から学ぶ

■長く強いブランド  お好み焼き、玉子焼き、冷やし中華、豚の生姜焼き・・・。私がマヨネーズをかける代表的なものです。もちろんサラダは言うまでもありません。「とにかくマヨネーズに目がなくてそのままでもいける!」とまではいきませんが、「プチマヨラー」であることは間違いありません。  マヨネーズと言えばキューピー。約3年前の2019年9月で創業100年を迎えたそうです(日経MJ2019/9/27より)。そのブランド力は強力。日経リサーチの2019年版「ブランド戦略サーベイ」では

    • フジコ(Fujiko)の戦略から学ぶ

      ■快進撃のコスメブランド  『Fujiko(フジコ)』は2015年創業の「かならぼ」(東京・渋谷 吉浜佳奈社長)が運営するコスメブランド。社員11人の新興企業ながら、大手を尻目に快進撃を続けているそうです。(日経MJ2019/10/18より)    Fujikoは若い女性の小さな悩みをくみ取って商品開発し、「かゆいところに手が届く」ブランドとして支持を集めています。油分ゼロで化粧崩れしない「フジコシェイクシャドウ(税別1,280円)」は7か月で51万個が売れ、3日間消えない

      • 「お祭りを盛り上げる」ビジネス

        オマツリジャパンが日本の祭りを盛り上げる  オマツリジャパンという会社の活躍が日経MJで紹介されていました。この会社はその名の通り、全国のお祭りを盛り上げることを業にしています。具体的には、1.お祭りのPR、プロモーション 2.お祭りプロデュース 3.インバウンド対応 4.コンサルティングなどの事業を行っています。  これを読んでいる皆さんの街にも大小さまざまなお祭りがあるはず。それらは地元の有志や町内会などが中心となって運営されていて、彼らの共通の悩みは、「資金不足」「

        • スマホを置いて、今を生きよう

          「過去の素晴らしい経験を思い返しているとき、人間は幸せを感じる」ことは、すでに研究で明らかにされているそうです。(参考:「Think clearly」ロルフ・ドベリ著) 確かに、子供たちの写真やビデオを見返すのはとても楽しい時間です。あの頃の記憶がよみがえり、思わずニコニコしてしまいます。 とはいえ、その瞬間を十分に楽しまずに、写真やビデオを撮ることに気を取られていたとしたら、それはもったいないし、ある意味馬鹿げているとも言えます。夕日の写真を撮るよりも、夕日そのものを楽

        超強いブランド「キューピー」から学ぶ

          経営コンサルタントという職業を15年以上続けてきて分かったこと

          うさんくさい職業の代表格 職業名だけで嫌われる職業というのがあります。私が名乗る「経営コンサルタント」という職業もその一つです。うさんくさい職業の代表格と言っても良いでしょう。 この職業を斜めから見て、批判する人は世の中に結構多くて、その人たちの批判の要旨は、「経営をやったこともないのに、偉そうなことを言う、口だけのやつら」というものです。(あと3か月に一回くらい「経営コンサルタント」を名乗る男が犯罪をおかして新聞記事になることも、この職業の印象を悪くしていますね) こ

          経営コンサルタントという職業を15年以上続けてきて分かったこと

          みんな、自分の人間の小ささと闘いながら生きている

          スーパーで牛乳を買うとき。 消費期限が後の日付のものを取ろうとして、身をかがめて奥の方にグーっと手を伸ばしている自分の格好に気づいたとき、「なんて器の小さな人間だ」と嫌になる時がある。少しでも得をしようとしている自分が恥ずかしい。 本屋で立ち読みをしていて、買おうと決めてレジに向かう時、今まで読んでいたものではなく、手を付けていない新しい本をレジに持っていこうとする自分に気づき、なんとまあ、あさましい人間なんだ、と軽い自己嫌悪に陥りそうになる。コロナ禍なのに、本をべたべた

          みんな、自分の人間の小ささと闘いながら生きている

          人こそがブランディングの要

          ■待ち合わせ時の癖    先日、新規のお客様とスターバックスで待ち合わせをしました。人と待ち合わせをするときは予定時間よりかなり早く着いてしまう私、これは営業マンだったころからの癖で、体に染み着いちゃってます。 待ち合わせの相手より早く着きたい理由は3つあって、一つは遅刻することで相手の時間を奪いたくないという当たり前のこと、2つ目は時間に遅れないことで相手に対して「あなたのことを重要だと思っています」というメッセージを伝えるため、3つ目は、遅刻したことが負い目になって商

          人こそがブランディングの要

          もったいない、が僕たちを惑わす

          ■ロシアから撤退した企業ほど高評価 米エール大学経営大学院の調査によると、ロシアから撤退・一時停止・縮小を表明した企業はそうでない企業の株式リターンを大幅に上回ったことが判明したそうです。(参照:日本経済新聞2022/7/1) つまり、ウクライナを侵略するロシアに「ノー」を突きつけた企業ほど、市場から評価されている、ということです。 撤退するということは、これまで投資してきた金額を捨てるということで、株主利益に反します。だからその額が大きいほど企業は躊躇する。 それで

          もったいない、が僕たちを惑わす

          紙に書くと実現する、は本当なのか?

          2022年も既に半分が終わりました。「今年が半分終わる」と言われると少し焦りみたいなものを感じますが、とにかく月日が流れるのは早い。かつ年々早くなる、と感じる。そして「もう7月だけど、こんな調子で今年の目標を達成できるのだろうか」と思い始める。さらに「いや、そもそも今年の目標って何だっけ?」と首をかしげる。立てたことは覚えているけど、どんなことだったかは、もうすっかり忘れてしまっている・・・。こんな感じで、毎年、1年が過ぎていく。 だから目標は紙に書くといい、と言われるのか

          紙に書くと実現する、は本当なのか?

          ブランドスイッチしたいけど

          自動車保険の更新時期で、保険会社から書類が送られてきました。 見ると、前年と同条件の内容なのに、保険料が上がっている。事故も起こしていないのに何故なのか?年間で数千円のアップなのでまあいいかと思いつつ、でも気持ち悪いので一応電話で問い合わせてみました。 営業マンの説明によると、確かに豊田さんは事故は起こしていないのですが、保険会社のほうで、当該車種に対する料率が変更になりまして・・・。つまりこの車種は事故を起こす率が高いので料率が少しあがりまして・・・とか何とか、そんなよ

          ブランドスイッチしたいけど

          職業名に恥じぬように

          先日、教育事業で起業したいという女性に会いました。 彼女は「私、コミュニケーション力が高いんです」と言い、だから私の教育事業は上手くいくはずだと思う、ということを、こちらの言うことには耳を貸さず、マシンガンのようにまくし立てます。 思わず、コミュニケーション力とは・・・とお説教しそうになりましたが、ぐっとこらえて、ひたすら聞き役に回り、起業に必要なポイントのアドバイスをさせてもらいました。 つねづね、「コミュニケーションの先生」って、自分で自分のハードル上げているようで

          職業名に恥じぬように

          自虐が引き起こす事故

          先日訪れた会社で、部下の女性と上司が仕事について激しく言い争っていました。それとなく聞いていると、上司は部下が作成した書類のダメな点について指摘しているようでした。上司は、「まず前提となっている説明書をよく読みなさい」と言っています。  すると部下の女性はキレて、「私、頭が悪いので、読んでも分からないんですっ!何回も読みました。でも理解できないんですっ!頭が悪いんです!すみません!」とやや大きな声で、自虐しながらに上司に反撃しています。そして極めつけの一言。  「もし私が

          自虐が引き起こす事故

          試験は落ちてもいい

          試験は落ちた方がいい、は言い過ぎだから本当は、 「試験は落ちたほうがいい」というタイトルにするつもりでした。 しかし、これを書いている今、まさに大学・高校受験、あるいは資格試験に向けて頑張っている人が私に周りにもたくさんいます。そんな中で「試験は落ちたほうがいい」なんて書くと、あまりにも無神経で非情だと言われかねないので、少し柔らかくして、「落ちてもいい」という表現にしました。 「納得いかない自分」から始まる未来 もちろん常識的に考えれば、合格を目指して努力してきたわけ

          試験は落ちてもいい

          嫌ならば、辞めればいい。

          社長を攻撃する社員たち先日、ある会社さんの会議に出たのですが、 そこで社員さんたちが、社長に向かって、 社長や会社への不満をガンガンに言う場面に出くわしました。 それはもう辛辣に。 悲しくなるくらい、社長を攻撃するわけです。 聞いているだけで、吐き気を催してしまうくらい。 それだけ、その社員さんたちも苦しい思いをしてきたのだと、 背景や歴史を想像しながら聞いていました。 もちろん社長は、組織の長として、社員の不満を真摯に受け止めなければいけません。それがリーダーの重要な役

          嫌ならば、辞めればいい。

          コツコツ修行することは無駄なのか?

          石の上で何年頑張ればいい?堀江貴文さんは、著書「多動力」の中で、「1つの仕事をコツコツやる時代は終わった」と言っていました。 本当に終わったのだろうか? 私も読ませて頂きましたが、これ以外にも刺激的な言葉がたくさん出てきます。 「寿司屋の修行なんて意味がない」 「見切り発車は成功のもと」 「飽きっぽい人ほど成長する」などなど。 とにかく「石の上で3年我慢出来たら次の仕事を教えてやる」なんていう親方や上司の言うことなんて信じず、「オープンイノベーション」の時代なんだ

          コツコツ修行することは無駄なのか?

          なぜ印刷会社を辞めてコンサルタントになったのか?

          ボクは本当にこの仕事をやり続けていいのか? 「何者かになりたい」 そんな気持ちをずっと心の奥に持っていたが、具体的に何がやりたいかが分からず、ただ漫然と「サラリーマン」として生きていた。 新卒で入った印刷会社は立派な会社だったが、仕事は退屈そのものだった。 「なんとかしなくちゃ、なんとか・・」 と入社してから毎日思い続けていた。決してオーバーではなく、本当に毎日そう思っていた。 そんなとき、「中小企業診断士」という資格に出会った。そして、「何もしないよりはマシ」

          なぜ印刷会社を辞めてコンサルタントになったのか?