ベトナム経済(TQC国際人材)

この記事ではベトナム経済などをお伝えします。

コロナ禍のアジア、ベトナムのことを是非お伝えしたいです。
ベトナムの潜在力のことを是非お伝えしたいです。

成長率

まずは下記のグラフを御覧ください。
主要国では中国だけプラス成長となっています。

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次のグラフでは世界とオーストラリアとベトナムのGDP成長率を表しています。ベトナムは2020年のコロナ禍でもプラス成長に留まっています。

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2020年、GDPがプラス成長になったアジアの国は中国、ブルネイ、ミャンマーと言われています。
経済がコロナ前に戻るのは2022年と言われています。
その中で2020年もマイナス成長にならないベトナムは、ビジネスにとっても非常に重要な国だと言えます。
追記:2020年ベトナムは前年比で2.91%とプラス成長を達成しました。

高成長の中で一人あたりのGDPは3,000$を超えました。3000$を超えるのはどういったものかというと低所得国から脱却したということです。
成長率が高いために2025年には5,000$を超えると言われています。コロナ前から順調だったのが、コロナ禍においても順調に伸びています。

ベトナム政府の2021年に達成すべき具体的な目標
◇国内総生産(GDP)成長率:+6.5%程度(国会が設定した目標は+6%程度)、
◇1人当たりGDP:約3700USD(約38万2000円)
◇消費者物価指数(CPI)上昇率:+4%程度
◇全要素生産性(TFP)の成長率寄与度:45~47%程度
◇社会労働生産性成長率:+4.8%程度
◇訓練を受けた労働者の割合:66%程度
◇医療保険加入率:91%程度
◇貧困世帯削減率:1~1.5%

ベトナムの経済

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GDPに農林水産業の割合は減少傾向ながら、いまだ最も多いです
経済活動の自由化に伴い第三次産業が成長、また外国投資法の整備やWTOへの加盟により外資系企業の参入が増加しています。
農業生産高 過去10年で168% 輸出額212%、
漁獲高、生産高 過去10年で151%

ベトナムの貿易

輸入

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輸出

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VNの貿易収支は2015年から黒字基調になっています。
VNと日本の貿易関係も年々増えています。東南アジアの中でVN人がもっとも日本に行く人が多いです。

ベトナムの自由貿易協定

FTA等の貿易、自由貿易、経済協定の締結数は、ASEANの中では比較的上位の14あります。

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2019年1月よりCPTPP(TPP11)が発効、
また、2020年には
RCEP(ASEAN、日本、中国、韓国、NZ、豪州など15カ国)、
EUとの自由貿易協定であるEVFTA
EUを離脱したイギリスとの2国間自由貿易協定UKVFTAなどを含め、
自由貿易協定の総数は14となりました。
日本に関係するものは3つです。食品などにEUはきびしいことから、食品衛生分野の質の向上が見込まれています。

実際に商工省の統計によれば、EVFTA締結から5か月間でベトナムのEUへの輸出高は154億USDとなり、前年同期比1.6%の増加。
TPPからアメリカが離脱した後に11か国で締結された包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)により、カナダへの輸出は44億USDと前年比で12%増、メキシコへの輸出も12%増の32億USDと大幅に増加。

商工省によれば2020年は、世界中がCOVID-19の感染拡大の影響を受けたにもかかわらず、ベトナムは5年連続の貿易黒字を達成し、貿易黒字額は過去最高の191億USDに達している。

出典: 31/12/2020 – BAO TUOI TRE

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