memo16【不良姿勢】疼痛スパズムサイクル
不良姿勢の結果、虚血が起こり疼痛が現れさらなく不良姿勢を招いてしまうサイクルを「疼痛スパズムサイクル」と呼ぶそうです。
多くの方に観察される頭部前方変位姿勢(HFP:head front posture)では頸部の伸展筋群が持続的に等尺性収縮をしています。
筋力の10%以上の等尺性収縮ではホメオスタシスを維持できなくなるそうで、それはつまり筋の虚血を意味しています。
筋の虚血はATPの再合成を阻害するため、筋の弛緩もできなくなり不良姿勢を増長させてしまいます。
この一連の流れを、疼痛スパズムサイクルと言います。
参考文献
John Gibbons 骨盤と仙腸関節の機能解剖 医道の日本社
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?