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分かってるから。

白雪姫は毒りんごを食べて王子様のキスで起きますよね。なんて素晴らしいハッピーエンド!!
として今でも大人気だと思います。
王子との真実の愛の力とやらで、
解決して素敵な話です。

最近ようやく意識できるようになったことは、
多角的な視点を持つこと、です。
今日は多角的に白雪姫を考えてみようと思います。
可能性として、白雪姫さんは林檎が毒りんごだと分かっていたんじゃないでしょうか。
姫は、王子に元から好意があって、作為的に毒林檎を食べた。なんていう可能性。姫以外は何も知らない。下人の行方は誰も知らない的な。

白雪姫が「分かってるけどさ、王子のこと好きだから毒で苦しんだっていいんだよ」って思ってたら、なんだか、人間らしくていっそう好きになります。

最近そういうことが多いです。
「もう無理なのは、分かってるけど止まれない」
「言いたいことは分かるけど、そうじゃないんだよ。」
諦めなきゃいけないのは、年齢の壁か、意見の対立のためか、自分を省みることが怖いからか。
分かってるけどさ、苦しいんだよ、無理なんだよ、そのためなら毒林檎だって食ってやるよ。
と自己をすり減らしてまで、前に行こうとしています。

どうやったら自分を納得させられるんだろう。
白雪姫は、悲劇の後になんでハッピーエンドを迎えられたんだろう。
意味が分からないことを考えて、かんがえて、
意味無いことも分かってるけど
今はそうさせてくれよと、自分に言い聞かせてます。

最近は寒くなってきましたね。息が白くなって、鼻先が少しばかり赤くなる。真っ黒い部屋の中で、オレンジ色の夕方を待つ。そんな日々が続いても、クリスマスは足早にやってくる。
サンタになる未来も見えないまま、今年ももう終わるんだろうと実感しています。
今年はどんな1年だったか、来年はどんな年にしていきたいか、話しながらあったかい飲み物でも飲みたい。
大丈夫。
そんなことが実現しないことは、
僕がいちばん分かってるから。

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